皆様こんにちは。東海地方で主に風景写真などを撮影している あーる と申します。前回の【緑区 徳重】エリアの僕の記事、もうお読みいただけましたでしょうか?
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今回の【熱田区神宮前/熱田/熱田神宮前】では名鉄名古屋本線「神宮前」駅を中心に、地下鉄名城線「伝馬町」駅やJR東海道本線「熱田」駅周辺など、いつもより広範囲に散策していきます。
少し時期は違いますが名古屋に夏の訪れを告げる熱田まつりのお話や、少しレトロな『神宮前商店街』の『きよめ餅喫茶室』、びっくり価格のパン屋さん『松川屋義永』などなど…
この地域の魅力を写真を通してお伝えしていきたいと思います。
それでは、僕が捉えてきた「神宮前」という町を紹介いたします。
「神宮前」という町
- ▲東側のエリアは新しい雰囲気
実は「神宮前」という町は通勤でよく来ていた場所。そこそこ思い入れのある場所なのですが、中でも名古屋市随一の観光スポットでもある「熱田神宮」は特別に思い入れがある場所。
というのも私、2014年に「熱田神宮」で結婚式を挙げたのです。(もう9年も前かぁ…)
現在、名鉄「神宮前」駅は大改装中。かつてあった『パレマルシェ神宮店』が閉店してしまい悲しいなぁ…なんて思っていましたが、今度は東側で新たに『パレマルシェ神宮前店』としてリニューアルオープン。これを見たときはなんだかうれしくなってしまいましたね。
- ▲そうそう、この紫色の看板!
「神宮前」駅東側は観光というより、どちらかというと周辺の暮らしに密接したエリア。ちょっと尖ったお店や不思議なレトロビルなどもあります。観察していると飽きない街並みなんですよね。
- ▲『食事処 ふじ』ん…?よく見ると…?
- ▲二回もまずいとつく「ころかつ定食」
- ▲『純喫茶 みやぢ』の文字が強い
- ▲よく見るとちょっと怖いレトロビル
「熱田」の町を巡る
七里の渡し
- ▲意外と名古屋の人でも知らないスポット
今回のスタートはここ、「七里の渡し」のある「宮の渡し公園」からスタートします。
この周辺は、江戸時代には”宮宿”と呼ばれていた地域。ここから三重県の”桑名宿”まで繋がる海路があったそうです。
その海路がおよそ七里(27.5km)だったことから…って、歴史のお勉強してるとそろそろ眠くなってきちゃいますね。
- ▲道路側から見た船着き場跡
- ▲この日は公園整備の日でした お疲れ様です。
- ▲クロガネモチが風に揺れていました
- ▲内田橋と新内田橋
- ▲この風景が心安らぐんです
- ▲お弁当を持ってきてるご夫婦がいらっしゃいました。いいなぁ。
この場所、風のない日や空がきれいな日には水面に映る景色がとても穏やかで美しいのです。もし訪れることがあれば是非そのあたりにも注目してみてくださいね。
さて、わざわざ中心街ではなくここをスタートとしたのには理由がありまして…
- ▲実は人生初のレンタサイクル
そう、近くにレンタサイクルがあるのです。利便性の高い中心街って、車で移動するには少し不便。撮りたいものがあっても、駐車場の関係であきらめざるを得ないことが多く不満だったんですよね。
今回はレンタサイクルを使った街の巡り方も参考にしていただけたらなと思います。
「熱田神宮伝馬町」駅の南側から
- ▲思わず「ほんと、やぁねぇ」なんてつぶやいてしまった
上の写真の通り、暑さと寒さに交互に見舞われてきた11月の過日。この日は長袖に上着を羽織ればちょうどいいくらいの気温で、自転車日和でしたね。
- ▲土日の10時から14時であれば開いているそうです
先ほどの公園から少し住宅街へ入ったところには『魚半別邸』という洋館があります。大正13年(1924年)の歴史ある洋館。中も拝見したかったのですが…残念ながら日程が合わず。また別の機会があれば覗かせていただきたい場所です。
名古屋を代表する老舗和菓子店『亀屋芳広』
- ▲『亀屋芳広』の三代目現社長は、海外でのバックパッカー経験アリ(何情報なのか)
名城線「熱田神宮伝馬町」駅の南側、旧東海道沿いまで来ると、名古屋の有名和菓子店『亀屋芳広』の本店があります。市内にはおしゃれな外観の店舗もいくつか展開されていますが、本店は至ってレトロな雰囲気で、それもまたいいですね。
前々回の【西区浅間町】エリアを巡っていた時にも思ったのですが、「こんなところにすごいお店が!」なんていう発見があるのがとても楽しいですね。
【西区浅間町】エリアの記事はこちらから↓
すぐ横にはこんな渋いお店もあります。
- ▲隣接している『和洋食 松島』
- ▲ド新規だけれど「いつもの!」って言いたい
お魚がおいしそうなお店ですね…そして「いつものランチで!」という語句が言いたいがためにうっかり入店してしまいそうです。時刻は11時30分。ちょうどいいと言えばちょうどいいのですが、スタートしてすぐなのでランチはもう少し悩みたいです。もし気になった方、ぜひ。
さて、南側から「熱田神宮伝馬町」駅を経て、「熱田神宮」方面へ向かうと途中に大きなお寺さんが見えます。
火まつりの神事がある!『秋葉山 圓通寺』
- ▲『秋葉山 圓通寺』は夜の雰囲気も立派なのでおすすめ
執筆時では公開タイミングがまだわからないので、ひょっとしたら事後になってしまうかもしれませんが…。こちらのお寺では、裸足で燃え盛る炎の上を歩く”秋葉の火まつり“という神事が行われます。
- ▲火まつりと聞くと心躍ります
僕の知る限りでは名古屋で火まつりを行うところがそもそも少なく、なおかつ火渡りをする火まつりとなると実はここだけなのでは…?と思います。大変貴重ですね。
『神宮前商店街』へ向かう
- ▲レトロ商店街の看板っていいですよね
あぁ~…この場所はやっぱりいいですね。ひと昔前は本当にシャッター商店街状態で寂しい限りだったのですが…
最近はまた新しいお店も増えてきて、少しずつ賑やかになってきている気がしました。
こちらの商店街についてはdelaDESIGNのカルチャー特集にて深堀りされているので、ぜひそちらをご覧ください!
- ▲喫茶じゃなくて、喫茶室っていう響きが好き
僕は↑の記事中でも触れられた、『きよめ餅喫茶室』にてお昼ごはんをいただきます。
気づけば時刻は12時15分。お腹がすきました。
- ▲駅横でこの値段はありがたい
- ▲店内は思いのほか広い
- ▲あまりにレトロな空調機 おばあちゃんちにあったやつだこれ
- ▲おなかが空きすぎて味噌かつにしかフォーカスしていない
- ▲欲に負けてきよめ餅セットにしちゃった…
うわさのパン屋さん『松川屋義永』へ
- ▲趣ありすぎる外観 以前は和菓子屋さんだったそうです
このエリアを特集すると聞いて、何としても行きたいなと思っていた『松川屋義永』
店名からはパン屋のイメージがかけらも湧きませんよね。しかし、なんとこちらは学校給食用のパンも製造しているお店なのです。それ故に…かどうかは聞きそびれてしまいましたが、オープンがお昼12時からと少し遅め。
メイン通りから少し入るし、駐車場もないのでなかなか訪れる機会のなかったお店なのですが、今日は自転車です!すごく気楽!
ワクワクしながら店内に入ります。
- ▲この日は猫の包装でしたが、いろいろ種類があるみたいです
- ▲人気のあるものはすぐになくなるそうです
- ▲ぶ厚い 朝これ食べたらお昼ご飯いらなくなりそうです
- ▲子供たちのヒーロー!
え…ちょ…子供が食べられるようアレルギーにも配慮されたパン屋さんの食パンで、130円て安すぎませんか…?
訪れた時間が少し遅かったのもあって、お安めのコーナーは割と売れてしまってましたが…それでも大変魅力的なラインナップです。
とりあえず、この日は初めてなので無難に食パンと自分と子供用にアンパンマンをふたつ、それと塩パンをひとつ買っておしまいにしました。
もっとたくさん買いたかったけれど、それは次回のお楽しみ…ということで。
帰り道、せっかくなので外でアンパンマンをひとついただくことにしました。
- ▲どことなくウインクしてるように見えませんか?
- ▲自転車の身軽さと屋外のさわやかさを表現したかったが、ただおじさんがパン食べてるだけになった1枚
クロワッサン生地で、あんこもしっかり。鼻とほっぺたの部分もサックサクで、子供パンと侮っていましたが…屋外で買ってすぐ食べるっていう体験も相まって、いやはやとても美味しかったです。
さいごに
今回の記事、いかがでしたでしょうか?後半はもう食べてばかりいましたが、それも自転車で運動しているという実感があってのこと 笑
普段、車で過ぎてしまう場所も、自転車であれば気になった瞬間に足を向けられるのでとても良いですね。
残念ながらメインの人通りはしっかり開発された「金山」駅に取られてしまい、少し寂しい感じもありますが…
その分忙しい感じのない、ゆったりとした時間の流れるエリアだと感じました。
僕の写真で、少しでもこのエリアのいいところが伝えられたなら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。