皆様こんにちは。東海地方で主に風景写真などを撮影している あーる と申します。
前回の【熱田区神宮前/熱田/熱田神宮前】エリアの僕の記事、もうお読みいただけましたでしょうか?
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今回スポットを当てるのは【東区高岳】。
主に「高岳」駅の北側にある”文化のみち”というエリアを中心に歩きました。
写真だけではお伝えしづらい部分もあり、今回は動画でのアプローチも試してみました。よろしければそちらもご覧いただけましたら幸いです。(目次から動画欄まで飛べます)
それでは、僕が捉えてきた【東区高岳】という町を紹介いたします。
「東区高岳」という町
- ▲なんだかすごくお高そうな雰囲気(語彙力)
もう東区と聞いただけで「あぁ…なんだか地価が高そうですね」という感想が出てくるのですが、それもそのはず。実際名古屋市内の地価ランキングを見てみても、10位中5つが東区からのランクインなのです。あぁ、おそろしい。
カメラを片手に歩いていると感じるのですが、明らかに家の雰囲気や、走り去る車のグレードがひとつふたつ違うのです。
とはいえ、そのおかげで貴重な文化財が残っているのもまた事実。そこに関しては大変ありがたいなぁと思う次第です。
文化のみち を歩く
文化のみち 二葉館
- ▲オレンジ色の屋根が特徴的
スタートはここ、『文化のみち 二葉館』 から。
ここは、「日本の女優第1号」といわれる川上貞奴が暮らした和洋折衷の建物を、名古屋市が移築復元した施設です。
こちらのスポットの魅力は何といっても豪華で大きなステンドグラス!…なのですが、あいにくイベントと被ってしまいきちっとした写真が撮れませんでした。
イベントも撮影禁止だったのでとても悔しい思いをしたのですが、それでもいくつかの場所は撮影できたのでギャラリーにて展開させていただきます。
- ▲外構には、屋根に負けないくらい鮮やかなオレンジが
- ▲風格ある入口
- ▲大広間のステンドグラス
- ▲メインのステンドグラス
- ▲こちらは食堂だったそう
- ▲2Fの寝室にある机 乱雑さもかっこいい
これだけ豪華なしつらえの館が、なんと200円で入館できてしまうのだから驚きです。
(橦木館との共通券であれば320円!)
- ▲大広間から2Fへあがる、美しい螺旋階段
これだけ雰囲気のある螺旋階段もなかなかお目にかかれないので、ぜひその目でご覧になっていただきたいスポットです!
…と言いたいところなのですが、なんとこちらの施設はGoogle Mapのストリートビューで館内を見ることができてしまいます!(ただし一階部分のみ)
提供もGoogleストリートビュー本家のものなのでクオリティが高く、お忙しい方はそちらから館内巡りをしていただくのもおすすめです。
旧 豊田佐助邸
- ▲細かく見ていくとこだわりがすごい
『文化のみち 二葉館』より徒歩5分、白いタイル貼りの洋館が美しいこちらの施設が『旧 豊田佐助邸』となります。
“豊田”と聞くと我々がまず思い浮かべるのは”トヨタ自動車”ですが、まさにその通り。
こちらの館の主である豊田佐助は、トヨタ自動車の本家である豊田自動織機を創業した豊田佐吉の弟さんなのです。
外観からすでにワクワクする雰囲気。さっそく中へお邪魔してみましょうか。
- ▲洋館と和館がくっついてます
- ▲応接間 大きな窓のおかげでものすごく明るい
- ▲見上げると「とよた」の文字と鶴と亀のマーク
- ▲こんなところにもトヨタ
- ▲2F和室 差し込む光にほっと一息
- ▲襖の取っ手にもこだわりが
『旧 豊田佐助邸』は、なんと入館料が無料!
“文化のみち”という名を冠さないせいかm土日であっても来訪者は少なめ。30分ほど滞在しましたが、誰ともすれ違うことなく貸し切り状態でした。
余談ですが、佐助邸の西側には『デュボネ』というレストランがあります。そちらも『旧 春田邸』※として見学可能なのですが…レストラン部分は見学不可なので泣く泣く諦めることにしました。(男一人でランチフルコース5500円は、あまりにハードルが高すぎます…)
※陶磁器貿易商として成功した春田鉄次郎氏が建築家の武田五一氏に依頼した建物。
文化のみち 橦木館
- ▲どの館も外観がおしゃれでキレイ
『旧 豊田佐助邸』より徒歩4分、個人的には”文化のみち”エリアの中でもイチオシの施設がこの『文化のみち 橦木館』です。
ここは明治〜大正時代に輸出陶磁器商として成功した井元為三郎氏の館。
井本産業株式会社は創業120年を超える老舗企業です。
建物の雰囲気は紹介した他の二館とそこまで変わらないように見えますが、『文化のみち 橦木館』では館内でカフェが利用できるのです!
レトロ建築+カフェ=最高! の図式は、もうここまで読んでいただいた皆様ならわかっていただけるはず!
入館と同時にカフェ利用…といきたいところですが、まずはじっくり館内を巡ってみましょう。
- ▲海外の方がガイドさんと見学に来てました
- ▲先が見えないわくわく感
- ▲めっちゃおしゃれですがこの先トイレです
- ▲夕暮れ近くなると雰囲気も変わります
- ▲ステンドグラスは当時のまま残ったそうです
- ▲田舎のおばぁちゃんち、こういう感じでした
こちらの館も洋館と和館をくっつけたような作りになっています。
雰囲気としては『旧 豊田佐助邸』と似たものがありますが、こちらは主が陶磁器の輸出業を行っていたことから、展示も目で見て楽しい器等が多く知識がなくても楽しめます。
ステンドグラスが随所にみられるのもいいですね。
- ▲なんかよくわからんけどキレイ!という楽しみ方
- ▲黒電話、現代の子たちは掛けられないでしょうね
さて、隅まで拝見したところでカフェの利用を…といきたかったのですが、こちらは『旧 豊田佐助邸』と違って土日は大混雑!
空席もわずかで、とてもゆったりお写真を撮ってる雰囲気ではありませんでした。そのため、以前カフェ利用した際のお写真で失礼します…(アイスコーヒーとパンケーキのセット食べたかった…)
- ▲カフェ利用のみの場合は入館料不要とのこと
- ▲テラス席もあります
- ▲とってもおしゃんです
- ▲お散歩カメラとアイスコーヒー
2分で巡る、ここまでのまとめ
普段はスチル(静止画)がメインですが、あまりに見ていただきたいところが多いのと、少しでも魅力が伝わればいいなと思い動画も作成いたしました。
写真で紹介してない部分もありますので、よろしければご覧ください。
表題通り、2分あれば見られます。
さいごに
今回の記事、いかがでしたでしょうか?
個人的には、名古屋市内や愛知県内に在住の方でもよっぽど興味がないと知ることのない施設ばかりではないかな~?と思います。(現に僕も写真を始めるまで、こんなにすてきな場所が名古屋市内にあるなんて知りませんでした。)
こういう施設を巡ると学生時代の社会科見学を思い出してしまい、歴史が~とか、建築が~とか考えてしまいがちです。
そういったものはとりあえず抜きにして、なんとなくふらっときてお茶して帰る。そんな利用の仕方もいいんじゃないかなと感じました。
僕の写真で、少しでもこのエリアのいいところが伝えられたなら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。