名古屋子育て情報局dD版【瑞穂区新瑞橋】【南区桜本町】の気になる「育児・教育環境」総まとめ ― イオンモール至近住宅地の子育て環境を徹底調査！

こんにちは。名古屋子育て情報局です。
今回の対象駅は「新瑞橋」「桜本町」駅エリア周辺。

「新瑞橋」「桜本町」駅エリア周辺エリアは、前回と同様、ショッピングモール+メガドンキが揃う名古屋でも希少なエリア。
ショッピングモール&メガドンキがあるだけで非常に魅力的に見えますが、実際のところどうなのか？というのを徹底調査しました！

コンビニ・スーパーマーケットの状況等のいわゆる”ライフインフォメーション”的な内容は別記事でご紹介しています。
子育てにはライフインフォメーション情報も大事だと思うので、そちらの記事も併せてどうぞ！

学区について
通学について
周辺環境について
まとめ
参考情報
- 【参考】各公園の様子
- 【参考】町名と学区のリスト

学区について

「新瑞橋」「桜本町」駅エリア周辺は学区の境界付近にあり、各駅から近い中学校学区は以下のようになっています。

桜本町駅:新郊中・桜田中
新瑞橋駅:津賀田中・萩山中・新郊中・桜田中

詳細は後述しますが、学区によっては中学校までかなり離れている学区もあります。
特に「新瑞橋」駅周辺は中学校学区の境界に位置しており、どこの学区なのか、というのは要チェックです。

学区の位置関係

「新瑞橋」「桜本町」駅エリア周辺の小学校およびその進学先中学校は以下のようになっています。

呼続小　→新郊中
春日野小→桜田中
桜小　　→桜田中
菊住小　→桜田中
井戸田小→津賀田中
豊岡小　→萩山中
弥富小　→萩山中

各学校の位置関係をマッピングすると以下のようになりました。

▲どの学区になるか判別するのが難しい

どちらの駅も複数の学区境界が近く、前述の通り特に「新瑞橋」駅は中学校学区の境界でもあるので特に注意が必要です。

具体的な駅からの徒歩距離と徒歩所要時間は以下の通り。

駅からの所要時間(桜本町駅)

呼続小　:約0.6km/所要時間約 8分
新郊中　:約0.7km/所要時間約 9分
====================
春日野小:約1.0km/所要時間約13分
桜小　:約0.7km/所要時間約 9分
菊住小　:約0.6km/所要時間約10分
桜田中　:約1.0km/所要時間約12分

※NAVITIME調べ

呼続小エリアに住んだ場合、小学校・中学校ともに徒歩10分以内に到着できるので非常に恵まれていると言えます。

一方で、桜田中の3学区(春日野小・桜小・菊住小)の場合は中学校まで少し距離があるので要注意。
特に春日野小エリアの場合は小学校も中学校も毎日1km超の通学という事になる可能性もあります。

駅からの所要時間(新瑞橋駅)

瑞穂小　:約1.1km/所要時間約17分
津賀田中:約1.1km/所要時間約14分
====================
豊岡小　:約0.8km/所要時間約10分
弥富小　:約1.4km/所要時間約19分
萩山中　:約0.8km/所要時間約11分
====================
菊住小　:約0.4km/所要時間約 5分
桜田中　:約1.6km/所要時間約20分

※NAVITIME調べ

新瑞橋駅の場合は駅近くに住んだ場合の通学としては抜群に良い、という状況ではありません。
唯一、菊住小が駅から近いのですが、公立中(桜田中)に進学にした場合、通学時間が約4倍になるという環境の激変が起こるので注意が必要。

それ以外の学校も最低でも徒歩10分かかる、という感じなので、昨今の猛暑を考えると気をつけなくてはいけない環境だと言えます。

通学の事だけを考えるのであれば、イオンモールの近くに住んで菊住小に通い、私立中に進学というパターンが最も安心できるかもしれません。
(中学受験塾も周辺に多いですし)

各学校の基本データ

では、各小学校・中学校の基本的な統計データをご紹介します。
中学校に進学した際の他の小学校との生徒比率も気になるポイント。

小学校の生徒数、学級数

小学校の生徒数、学級数のデータは以下の通りです。
データは今回から2024年5月1日時点のものに更新しています。

出典:2024年名古屋市教育調査統計より作成

「新瑞橋」「桜本町」駅エリアに近い小学校はどれも名古屋市の基準では”適正規模”とされる学校で、将来的な統廃合のリスクは低いと考えられます。

また、公立中進学時も極端に人数割合が低い学校もないので、”クラスに知り合いが極端に少ない”という事態は避けられる可能性が高いのも地味ながら良ポイントと言えます。
(若干桜小の比率が低いような気がしないでもないですが、そこまで気にするレベルでは無いと思います)

私立中学進学率

これは、「2023年の公立小の6年生の人数」と「2024年の公立中の1年生の人数」を比較して作成しました。
※今回から最新データに更新しています。
ただ、小規模校の場合は転勤等による引っ越し等の”私立中学進学を理由としない人数の出入り”の影響を特に受けやすいため、参考程度とお考えください。

名古屋市内の私立中進学率トップ30の学校は以下の通りです。

▲津賀田中と桜田中がランクインしている

上図の通り、津賀田中と桜田中がランクインしており、
実際に具体的なを見ると、
津賀田中→15.9%(20位)
桜田中　→13.5%(29位)
萩山中　→12.6%(33位)
新郊中　→ 5.3%(76位)
という感じ。

なお、同じ計算で名古屋市全体のの平均値を計算すると10.1%となっています。
そう考えると津賀田中・桜田中・萩山中は平均以上の数字にはなっていますが、極端に多いわけでもないため、中学受験をする場合もしない場合も悪目立ちする可能性は低そうです。

一方で、新郊中は5.3%という事で、中学受験をするのは少し珍しいといった環境であると言えそうです。

中学校

「桜本町/新瑞橋」駅エリア周辺にある中学校の学級数、生徒数は以下の通りです。

出典:2024年名古屋市教育調査統計より作成

今回の4校はすべて”適正規模”の中学校でした。

各学校のホームページ

各学校の公式ホームページは以下の通り。

呼続小ホームページ　→こちら
新郊中ホームページ→こちら
春日野小ホームページ　→こちら
桜小ホームページ　→こちら
菊住小ホームページ　→こちら
桜田中ホームページ　　→こちら
井戸田小ホームページ　→こちら
津賀田中ホームページ　→こちら
豊岡小ホームページ　→こちら
弥富小ホームページ　→こちら
萩山中ホームページ　→こちら

これらの学校公式HPのうち、なぜか豊岡小だけはおしゃれな現代的なページとなっていました。
それ以外はよくあるインターネット黎明期のホームページのようなレイアウトで懐かしい感じです。

どの学校のホームページも概ね定期的な更新がなされているようでした。
特に特徴的だったのは桜田中の令和2年度の1年生が作成した”学区紹介”というコンテンツで、これは「生徒視点で見た桜田中学区という場所」の情報がぎっしり詰まっている資料です。
これは本当に内部に住んでいる人しか分からない情報の宝庫で、桜田中学区エリアに住むことを考えている人は必見の資料です。

また、訪問時には桜田中・井戸田小・萩山中で生徒や保護者アンケートの結果をまとめた”学校評価”が公開されていました。
学校の雰囲気を知る良い資料なので、このエリアに住むことを検討している場合は一読の価値はあると思います。

なお、中学校の部活動については新郊中、津賀田中、萩山中で情報が公開されており、以下の部活があるとのことでした。

◯新郊中

野球部
サッカー部
卓球部
バレーボール部
吹奏楽部
JRC部

◯津賀田中
津賀田中は文化系の部活も充実しており、公立中では珍しいと思います。

卓球部
バスケットボール部(女子)
野球部
ラグビー部
剣道部
園芸部
吹奏楽部
和楽器部
美術部
茶華道部

◯萩山中
萩山中も部活の数は多いです。

卓球部
野球部
剣道部
サッカー部
ソフトテニス部(男女)
バレーボール部(男女)
園芸部
美術部
合唱部

通学について

「桜本町/新瑞橋」駅エリアの実際の通学時間はどの程度かかるのか調査しました。
対象としたのは主要中高一貫私立校と、公立高校の市内上位8校(尾張1群・2群のA/Bグループそれぞれ2校)です。

検索条件は
“2024年11月12日(火)の朝8時に該当駅に到着する”
という内容で統一しています。

通勤時間はデ・ライフインフォメーションの記事でご紹介しています。

中高一貫私立校

まず、市内にある比較的近い中高一貫私立校の結果です。

なお、グラフは左から乗車順に並べています。
例えば「桜本町」駅からの「南山女子」への通学なら
［桜通線に9分乗車→桜通線から鶴舞線の乗換に4分→鶴舞線に3分乗車→いりなか駅から4分徒歩→「南山女子」着］
という見方です。

一部学校を除き、概ね30分前後で到着できる結果で、”概ね無理がない通学ができる”といったところでしょうか。
特に南山、椙山あたりと相性が良さそうです。

そこまで新瑞橋と桜本町の違いはありませんが、愛知中など、予想外に差が出ている学校もありますね。

中高一貫私立校・遠方

若干距離がある、滝と春日丘の結果は以下の通りです。
なお、滝は「江南」駅からバス、春日丘は「神領」駅からバス、という想定です。

こちらは60分前後となっており、この2校に通おうと思ったらある程度は覚悟していると思うので許容範囲だと思います。
桜本町から滝に行く場合、乗り換え等の関係から新瑞橋から火曜よりも8分長くなっており、イメージ的には大きな差があるように見えますね。

公立高校

公立高校8校の結果は以下の通りとなりました。

こちらは私立以上に得手不得手がハッキリと出る結果でした。
瑞陵や向陽などはかなり通いやすいと言える一方、名東高校などは通学に時間がかかります。

とは言え、名東高校のような学校を除けば概ね30分程度で到着できるので、通学の状況としては悪くないと思います。

周辺環境について

ここからは、「桜本町/新瑞橋」駅エリア周辺の子育て環境について見て行きましょう。
繰り返しになりますが、以前までこのパートで紹介していたコンビニやスーパー等のライフインフォメーションは”デ・ライフインフォメーション”という別記事でご紹介していますのでそちらを御覧ください。

水害:新瑞橋駅周辺は要注意

「新瑞橋」駅近くには山崎川が流れており、その関係で水害には注意を要するエリアですが、一方で「桜本町」駅エリア周辺は水害のリスクが低いエリアとなっており、駅周辺に住むなら安心できるエリアとなっています。

なお、以下に掲載するハザードマップは、エリアイメージを掴むための概要マップで100%正確なものではありません。
実際にエリアの安全性を確かめる際には、以下のハザードマップの詳細図を必ずご確認ください。
洪水ハザードマップ→こちら
内水氾濫ハザードマップ→こちら

出典:名古屋市ホームページ掲載のハザードマップより作成(洪水ハザードマップ/内水氾濫ハザードマップ)

上のマップを見ると分かる通り、「桜本町」駅周辺は水害リスクが低くなっているものの、駅から少し離れると水害リスクが高いエリアとなるため、実際に住む場所を検討する際には充分注意が必要です。

ちなみに、各ハザードマップの定義としては、

洪水ハザードマップ
→大雨などが原因で堤防が決壊してしまった場合、浸水する恐れのある範囲や浸水の深さを知ることができるもの
内水氾濫ハザードマップ
→大雨時に下水道や水路などから浸水が想定される区域や浸水する深さなどの情報をまとめたマップ

という感じです。

近年はゲリラ豪雨が増加し、短時間に大量の雨が降った結果、内水氾濫(※)が増加傾向にあります。
そのため、後者の内水氾濫ハザードマップも重要になってきているのは覚えておいた方が良いです。

※内水氾濫:雨の量が下水道管などの排水能力を超えた時や、河川などの排水先の水位が高くなった時に雨水を排水できなくなり浸水すること

ちなみに、水害リスクを高めている原因である山崎川ですが、「さくら名所100選」に選ばれるなど、お花見スポットとして有名です。
今回の調査対象エリアの近くでは、新瑞橋駅から東のエリアに桜が多いスポットがあります。

出典:名古屋市ホームページ「山崎川イラストマップ」より抜粋

治安:桜本町駅～新瑞橋駅間は要注意

治安に関しては基本的に良好と言えますが、駅前にはスポット的に犯罪発生件数が多いエリアが存在します。
(愛知県警の該当ページはこちら)

なお、”犯罪オープンデータ”がどんなデータかというと、以下の7項目の犯罪がどこで発生したか、というデータです。

ひったくり
車上ねらい
部品ねらい
自動販売機ねらい
自動車盗
オートバイ盗
自転車盗

今回は、これを用いて令和4年の1年間で発生した犯罪数を町丁目単位(xx2丁目という単位)で塗りつぶしています。

▲ちょうど新瑞橋駅と桜本町駅の間の犯罪発生件数が多い

出典:愛知県警令和4年犯罪オープンデータより作成

上記の通り、町丁目単位で見ると、ちょうど新瑞橋駅と桜本町駅の間の犯罪発生件数が多くなっています。
一方で、それ以外のエリアで犯罪発生件数が特に多い、と言える場所は無いので、比較的治安という視点では安定しているエリアだと思います。

さらに、これを小学校学区別に合算して上位30学区を可視化したのが以下のグラフですが、今回の対象校はすべて上位には入っていません。
(町丁目内部に学区境界がある場合は最も広い面積を占める学区のものとして集計)

▲今回の対象校はランクインしていない

出典:愛知県警令和4年犯罪オープンデータより作成

具体的な数字としては、
呼続小　→10件/年(180位)
春日野小 →15件/年(121位)
桜小　　→ 2件/年(247位)
菊住小　→27件/年( 58位)
井戸田小 →13件/年(139位)
豊岡小　→10件/年(180位)
弥富小　→11件/年(167位)
という感じで、一番件数の多い菊住小でも年間27件という事で、安心できると思います。
※()内の数字は犯罪数が多い順に並べた順位

交通事故(人対車):気になるほどの多さではない

交通事故の状況も人対車に限定して分析してみました。
使用しているデータ等の詳細はこちらの名古屋子育て情報局の記事をご確認いただければと思いますが、以下のようなデータを使って分析しています。

警察庁が公開している2020年～2022年の3年分の交通事故データ
自動車専用道路(高速道路)の事故は除外
人対車の交通事故に限定
駅半径800m内で発生した事故を集計

他のエリアの状況と比較するため、少し広めの範囲をマッピングすると以下のようになりました。
なお、負傷事故のプロットは透過化処理をしているので、同一ポイントや近隣ポイントで事故が複数発生していると青色が濃くなります。

▲気になるほどの件数ではない

具体的な数字としては駅半経800m内で発生した20年～22年の人対車の交通事故は
・新瑞橋駅:21件(43位)
・桜本町駅:18件(30位)
という感じで、ランキング的には真ん中～その少し上程度ですが件数としては多い印象ではありません。

学区別ランキングは以下の通りで、ワースト30学区には今回の対象校は入っていません。

▲交通事故もランクインする学区は無し！

具体的な20年～22年の3年間の人対車事故数の数字を年間平均にすると、
呼続小　→2.0件/年(184位)
春日野小 →2.7件/年(139位)
桜小　　→1.3件/年(219位)
菊住小　→3.3件/年(109位)
井戸田小 →2.3件/年(164位)
豊岡小　→2.3件/年(164位)
弥富小　→4.0件/年( 66位)

という感じです。
※()内の数字は人対車の事故が多い順に並べた順位
こちらも、犯罪発生件数と同様に気になるような数字では無いと思います。

公園:数が少なく規模の大きな公園も少ない

「桜本町/新瑞橋」駅周辺の公園の状況としては、駅から徒歩10分圏内(800m)にある1,000㎡以上の公園数自体は新瑞橋駅:3/桜本町駅:4となっており、数としてはそこまで多くありません。(順位も低い)

▲今回の対象エリアは特に公園密度が低い

地図を見ると分かりやすいと思うのですが、このあたりの桜通線沿いのエリアは公園の密度が明らかに薄くなっています。
特に新瑞橋エリアは1,000㎡以上の公園数が少ないうえに、そこまで規模の大きな公園も無いので物足りないという印象を持つ方もいらっしゃると思います。

一方で、桜本町駅の場合は数が少ないのは同様ですが、”呼続公園”という規模の大きな公園があるのが救い。
以下の画像の通り、バスケゴールがある広場があるなど、多彩な遊びが出来るので多少距離があるものの嬉しいポイントだと思います。

▲呼続公園は充実している

現地確認した公園の様子は記事最下部に掲載しています。是非チェックしてみてくださいね。

保育環境：かなり充実している

「桜本町/新瑞橋」駅エリア周辺の保育環境はかなり充実しており、2km圏内にはかなりの数の幼稚園・こども園・保育所があります。

▲幼稚園・保育所・こども園が全て揃う

※保育所は名古屋市HPの「名古屋市の保育所等認可施設・事業所一覧」より抽出。ただし、受入可能期間が短いため(概ね2歳まで)家庭的保育事業、事業所内保育事業、小規模保育事業に分類される施設は除外
※私立幼稚園・こども園は「名古屋市私立幼稚園協会」のHPに掲載されている園を抽出
※公立幼稚園は名古屋市HPに掲載されている園を抽出

各園のホームページ

幼稚園・こども園の各園のホームページは以下からどうぞ。(保育所は数が多いためご容赦ください…)
なお、園名末尾に※印のある園は園バスの情報が確認できなかった施設です。

旭キンダーの丘幼稚園→こちら
萩山幼稚園　　　　　→こちら
弥富二葉幼稚園　　　→こちら
山崎幼稚園　　　　　→こちら
鶴田幼稚園　　　　　→こちら
マハヤナ幼稚園　　　→こちら
第二松元幼稚園　　　→こちら
善東幼稚園　　　　　→こちら

========ここからこども園========

すずらん幼児園　　　→こちら
天使保育園※　　　　→こちら
新瑞幼児園※　　　　→こちら
黎明保育園　　　　　→こちら
小桜幼稚園　　　　　→こちら
よびつぎこども園　　→こちら
曽池ひかり幼稚園　　→こちら
南りんごこども園　　→こちら
明円ひかり園※　　　→こちら
笠寺幼児園※　　　　→こちら
お茶の花こども園　　→こちら※Xアカウントのみ
豊岡保育園※　　　　→(HPリンク切れ)

上記の通り、こども園も園バス運行されている施設が多く、選択肢がかなり多いエリアであると言えます。

小児科:複数の選択肢あり

小児科は「桜本町」駅、「新瑞橋」駅両方とも半径800m以内に複数の選択肢があります。

▲特に桜本町駅周辺は多い

特に「桜本町」駅周辺は小児科が多く、駅半径800m内だけで10個もあり、これだけあれば困ることは無いと思います。

休日診療所は徒歩で行ける距離ではないですが、車があれば充分近いと言える場所にありますね。

学習環境：文句なしの良環境

続いて、「桜本町/新瑞橋」駅エリア周辺の学習環境についてご紹介します。
前述の通り、そこまで私立中進学率は高い学区もありましたが、塾などの状況はどうなのでしょうか。

公文式:充分な数が揃う

早期教育でよく名前が挙がる公文式。

「桜本町/新瑞橋」駅エリア周辺は公文式の教室は半径800m内だけで4教室あるという状況で、非常に恵まれていると言えます。

▲地下鉄駅の中でも上位に入るほど多い

マップを見ると、数が多いだけでなく、良い感じでバラけており、どこに住んだとしても通いやすいと思います。

中学受験塾:複数の大手塾が揃う

「桜本町/新瑞橋」駅エリア周辺の中学受験塾の状況は以下の通り。

「新瑞橋」駅は乗り換え駅である事もあってか、名進研と日能研が両方あります。
流石にまだ教室数が少ない浜学園と馬渕教室はありませんが、国立中受検に強いとされる”マイシフト”も「新瑞橋」駅にあるのも特筆すべきポイント。
記事を書いている時点では明和中の1期生入試がまだ行われていないのでなんとも言えませんが、方向性が似ている公立中高一貫校の入試対策も強い可能性が高いので、マイシフトに通いやすいのは特筆すべき点だと思います。

「桜本町」駅周辺に住んだとしても、隣駅なので通いやすいと思います。

高校受験:駅前だけでも複数の塾がある

名古屋市内に教室数が多い、いわゆる大手の塾の状況をご紹介します。
(※対象は河合塾/河合塾wings/佐鳴予備校/野田塾/サンライズ/トライ個別/ナビ個別/京進/スクールIE/明光義塾/明倫ゼミナール/秀英予備校/名進研)

▲2km圏に沢山の選択肢がある

各駅に複数の選択肢が存在し、2km圏まで範囲を広げるとかなり多くの選択肢があります。
残念な事に、上位校に強い佐鳴予備校はありませんが、これだけ選択肢があるのは恵まれた環境と言えるでしょう。

なお、大手塾の公立高校合格実績は名古屋子育て情報局でまとめているのでコチラからどうぞ。(リンク先は24年の実績)

まとめ

以上、「新瑞橋」「桜本町」駅エリア周辺の状況とその魅力についてご紹介してきました。
まとめると、以下のような内容になります。

水害は山崎川周辺のみ要注意
スポット的に治安が芳しくない場所があるのもの、交通事故・治安ともに良好
駅近くに住んだ場合、公立小・公立中は通学時間が長くなる学区が多いので要注意
駅周辺には中学受験が盛んな学区もあり、大手中学受験塾も揃う
私立中、公立高校通学の利便性は一部の学校を除き概ね良好
数少ない弱点が”公園が少ないこと”で、規模の大きな公園も1つしかない
小児科は充分な数が揃い、車があれば休日診療所も近いと言える
保育施設は数が多いうえ、園バス運行もしている園がほとんどなので心配なし
公文式教室、高校受験塾も充分な数・種類があり充実している

今回の対象エリアは総じて良い環境であると評価できます。
あえて弱点を言うのであれば”公園の少なさ”で、未就園児を連れて気軽に公園に行きづらい場所もあるので、そのあたりは事前のチェックが必要だと思います。

とはいえ、イオンモールおよびメガドンキが近く、塾も豊富な環境は子育てにおいては贅沢すぎると言って良いような環境で、“子育て世帯にはオススメできる”と言えるエリアでした。

なお、繰り返しになりますが、ライフインフォメーションは『デ・ライフインフォメーション』という別記事で紹介していますのでそちらをご覧ください。

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参考情報

以下に参考情報として、各公園の実際の状況や、各小学校学区の住所リストをご紹介します。

【参考】各公園の様子

実際に現地に行って撮影した公園の様子をご紹介します。

余談ですが、先月までは猛暑だったためか、公園に人っ子一人居ませんでしたが、今月は沢山の子どもが遊んでいました。
写真編集(人物削除)が必要&怪しまれるリスクがあるので個人的には取材し辛くてイヤなのですが、外で遊べるようになったのは良いことだと思います。
~~今回は公園が少なく、総じて楽でしたが…~~