駅エリア特集

駅エリア特集【昭和区川名】地に足のついた穏やかな暮らしが叶う、人の暖かさに触れられる街

デラデザイン創刊!
記念すべき第1回は、名古屋市昭和区の北東部に位置する川名エリアを特集します!

地下鉄鶴舞線「川名」駅

名古屋市営地下鉄鶴舞線「川名(かわな)」駅は、オフィス街である伏見まで約12分。鶴舞線は豊田方面へのアクセスも良好です。

飯田街道や高速道路のICも身近な距離にあり、車での移動も便利。

商店街やスーパー、公園、学校、幼稚園など、生活利便施設が身近に揃う暮らしやすい街です。

飯田街道や川名公園・神社が融合する暮らしやすい住宅街

繁華街から少し離れた住宅地である川名エリアには、北西から南東にかけて名古屋城から信州を繋ぐ飯田街道が通っていたため、かつては市電八事線が走っていました。昔から人の往来が盛んであった地域で、現在も下町情緒の残る商店街が複数点在しています。

また駅の北東側には、防災公園でもある「川名公園」が広がっており、地域住民の憩いの場となっています。

駅から北東部へ進むと、東山丘陵へと連なる起伏のある地形。丘陵地に入ると、瀟洒なデザインの戸建や落ち着いた雰囲気の低層マンションを中心とした閑静な住宅地が広がっています。

『デラデザイン』今回はそんな、閑静な住宅街と下町の商店街、神社などの歴史文化が程よく融合する街【昭和区川名】の魅力をたっぷりお届けします!

 

駅エリア特集【昭和区川名】

  • 伝説の超ナゴヤ人
  • 名古屋子育て情報局dD版
  • 駐車場×筋トレ調査レポ
  • あつまれAEONの森
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編集部イチ推し!ライフインフォメーション

生活利便施設 

八百鮮 川原通店

スーパー「八百鮮」▲山花商店街にある安さが自慢のスーパー「八百鮮」 

川名公園から北東へ伸びる山花商店街を歩くと、買い物客で賑わう小規模なスーパーがあります。

『八百鮮 川原通店』は、大阪に4店舗、名古屋に1店舗を出店する生鮮食品専門店。
この場所には元々愛知県名古屋に多数の店舗を展開する「タチヤ川名店」がありました。
「八百鮮」の現社長はタチヤ出身。

「八百屋を、日本一かっこよく」の理念のもと、野菜やフルーツだけでなく珍しい鮮魚や高級食材も取り扱っています。

※現在は、タチヤ・八百鮮ともに株式会社バローの資本下にあります。

臨場感のある商品陳列と圧倒的な安さ

『八百鮮』の最大の魅力は、昔ながらの臨場感のある商品陳列と生鮮食品の圧倒的な安さ。
店内はいつも混雑しているためカートはありませんが、コンパクトなお店なので店内滞留時間は短く、あまり気になりません。

インフレの波がじわじわと迫り、カゴいっぱいの商品のお会計にレジ前で半泣きになること多々の今日この頃ですが、買うものによってはレジカゴ1杯のお会計が体感で1,000~1,500円くらい変わります。(あくまで筆者の感想)

臨場感のある商品陳列

小松菜2袋150円▲臨場感のある商品陳列と手書きのポップにワクワクします 

ライブ感を楽しめるフルーツの試食

店舗南側(住宅地側)の入り口には、季節のフルーツが所狭しと陳列されています。

家族の体調管理のため、旬のフルーツを常備していたい筆者。ただ、フルーツって地味に高いんですよね。他のスーパーで買うよりも圧倒的に安いので、筆者がフルーツを買うのは「八百鮮」一択です。

運が良ければフルーツの試食をやっていることもあり、知識豊富で”活き”のいいスタッフとの会話も楽しみの1つ。おかげで、フルーツの種類や品種、シーズンにもだいぶ詳しくなりました。

豊富なフルーツ▲八百鮮はフルーツが豊富!

商品説明してくれる店員さん▲旬のフルーツについての豊富な商品知識は八百鮮の大きな魅力の1つ

 駐車場の混雑に注意

筆者が『八百鮮』の大きな魅力の1つだと考えるのは、駐車場のガードマンの機敏な動き!(マニアック!)

駐車場が12台分しかないので本来は自転車か徒歩を推奨したいところなのですが、少ない駐車場を効率よく、かつ安全に回転させるためには、狭い駐車スペースで切り返しを少なく駐車してもらう必要があるのです。ハリのある声で、キビキビとスムーズに車を誘導していく姿には目を見張るものがあります。

それでも、休店日前の土曜午後は長蛇の渋滞が発生してしまうので、10〜20分待ちは覚悟しましょう。

店舗概要

名古屋市昭和区山花町34-2
TEL 052-734-2311
開店時間 10:00〜18:00

おすすめスポット

川名公園

「川名駅」の駅前に広がる「川名公園」は、防災公園として広域避難場所にも指定されています。

ジョギングコースにもなる芝生広場にはヘリポートとしても利用可能。その他、災害パーゴラや防災トイレ、井戸など、万が一の災害に備えた設備が整っています。

また、大型遊具が配置された遊具広場、座席数300席のホールを備えた昭和区文化小劇場、環境学習の森やビオトープなど、街中にありながら文化と自然に親しめるスポットとして地域住民に親しまれています。

▲駅の北東部にある川名公園はジョギングやウォーキングコースとしてもおすすめ
芝生広場

2.7haの広大な芝生広場は、お散歩やジョギングコースとしても人気。休日は家族連れで賑わっています。

筆者は、芝生の上で青空ヨガ教室に参加したこともあります。

近年、芝生の一部が枯れてしまっていましたが、2021年の春に近隣小学校の生徒によって芝生の植付け作業が行われました。

芝生広場▲災害時にはヘリポートにもなる芝生広場はジョギングコースとしても人気
昭和文化小劇場▲子供の発表会などで多用される昭和文化小劇場
遊具広場

遊具広場には、すべり台や壁上りのある大型のコンビネーション遊具「スパークらんど」や、霧状のシャワーが噴き出す施設「ウォーターランド」(夏季限定)、ブランコ、鉄棒、スプリング遊具などがあります。

環境学習の森のそばにもアスレチックの複合遊具があり、こちらでも遊べます。

複合遊具「スパークらんど」▲複合遊具「スパークらんど」
夏季限定のシャワー型遊具「ウォーターランド」▲夏季限定のシャワー型遊具「ウォーターランド」
 

川原神社

飯田街道沿いの住宅街に佇む「川原神社」は、「川名の弁天様」と呼ばれ、地元住民に親しまれています。

平安時代初の風習などが記された「延喜式」に掲載された「愛智郡川原神社」にあたる格式高い神社。

境内には摂社、末社をあわせて川名弁天社、戸隠社、津島社…など、合計で11のお社があり、結婚式場としても利用されています。

緑豊かな境内と亀が多数生息する弁天池

境内にある弁天社の池には亀が多数生息しており、江戸時代に描かれた「尾張名所図会」にもたくさんの亀が描かれています。

境内にはクスノキやアラカシなどの保存樹が現存する豊かな緑があり、鎮守の杜と呼ぶにふさわしい景観。

毎月3と8のつく日には朝市が開かれており、大勢の人で賑わいます。

川原神社▲住宅街に位置する豊かな緑が魅力の「川原神社」
弁天池▲多数の亀が生息する弁天池
概要

所在地 名古屋市昭和区川名本町4丁目4−11
地下鉄鶴舞線「川名駅」徒歩7分
無料駐車場30台完備

取材後記

記念すべき第1回の「駅エリア特集」いかがでしたか?

『川名公園』が整備されたことで、「川名」駅周辺の住宅地としての価値はかなり上がったように思います。

実際に地価も高騰しており、新築戸建の高額物件もあまり時間がかからず成約するエリアだそう。

しかし、大通りの店構えは懐かしさや親しみやすさが漂い、決して敷居の高さを醸し出すエリアではありません。

「地に足のついた穏やかな暮らし」「人の暖かさ」こそが、その街の価値なのかもしれませんね。

 

駅エリア特集【昭和区川名】

  • 伝説の超ナゴヤ人
  • 名古屋子育て情報局dD版
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  • あつまれAEONの森
  • 銘店探訪!あまなトラン

 

取材・文・撮影:Veronica/編集:ouki