delaDESIGNの読者のみなさま、いかがお過ごしでしょうか。
2022年ももう終わり。
今年もいろんなことがありましたね。
日本勢が最多のメダルを獲得した北京五輪。
緊迫するロシア・ウクライナ情勢。
元首相が銃弾に倒れるという衝撃的なニュース。
記録的な円安と止まらない物価高。
ワールドカップでドイツ&スペインを破った森保ジャパンの快挙。
(サムライブルーって死語なの?どうなの?)
日々さまざまなニュースが飛び交います。
ガソリン代・電気代と折込チラシの住宅価格がどんどん値上がりしていくのを眺めることしかできない今日この頃。
そんなわけで、delaDESIGN年末特集では、いつもの駅エリア特集はお休み。(どんなわけだ)
”delaDESIGN的”ナゴヤ5大ニュースランキングをお届けします!
delaDESIGN編集部が選ぶ!ナゴヤ5大ニュース2022
“delaDESIGN的”ナゴヤ5大ニュースということで、もちろん全国的一般的なニュースランキングではなく、2022年にあった「ナゴヤの街とデザインをつなぐ」ニュースを勝手にランキングしました。早速5位から参りましょう!
第5位/リニア中央新幹線「2027年開業」は絶望的!?
リニア中央新幹線は、東京ー大阪間で計画されている時速500kmで走行する夢の超電導リニアモーターカー。
東京ー名古屋間は2027年の開業の予定。
開通後は東京(品川駅) – 名古屋駅間の移動が最速で40分に短縮できる見込みです。
名古屋市では、名古屋駅を「スーパーターミナル駅」として整備するにあたり、名古屋駅西側駅前広場の再整備を予定しています。
名古屋開業時の東海3県への経済効果は約 800億円とも言われており、これはもうワクテカするしかない名古屋市民。
ところが、トンネル工事に伴う大井川水問題が勃発。
(南アルプストンネル工事により、大井川上流の流量が最大毎秒2トン減少すると予測されている問題。地元協議が難航しており、工事が止まっている。)
素通りされるだけの静岡県から、思わぬ「待った」が入る展開に。
工事を認めない静岡県の川勝知事。
ゴリ押ししたいJR東海。
翻弄される国交相。
その様子を固唾を飲んで見守る名古屋市民。
9月22日、川勝知事は「早期開業が出来ない責任は神奈川県にある」と主張。
なんと、開業に必要不可欠な車両基地の用地買収が進んでいない模様…
2027年の開業はもはや絶望的と見られています。
混迷を極めるリニア中央新幹線の行方。
果たして開業できるのか!?
2023年も、このニュースからは目を離すことができません。
個人的に、名古屋駅西側駅前広場の再開発はとても楽しみです。
第4位/丸栄跡地に新たな商業施設『マルエイガレリア』がグランドオープン!
2018年6月に閉店した『丸栄百貨店』。
その跡地に新たな商業施設『Maruei Galleria(マルエイガレリア)』がオープンしました。
地上3階建、店舗面積は約7,784㎡。
1階がスーパーを含む食品フロア。
2階はまるごと無印良品のフロア。
3階はぐるなびプロデュースのレストラン街。
いたってシンプルで思い切った構成となっています。
オープンは2段階に分けて行われました。
3月31日の第1弾では、1階に「食のエリア」、2階に名古屋市最大面積となる「無印良品」がオープン。
5月26日の第2弾では、3階に「株式会社ぐるなび」プロデュースによる
『GURUNAVI FOODHALL WYE』がオープンしました。
第3位/国際芸術祭 あいち2022 開催
あいちトリエンナーレとは、2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭。
一般的な美術展とは大きく異なり、映像プログラムやパフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、あらゆる表現方法を駆使した最先端のアートに触れることができます。
また、街の中にも作品が展示されており、市民が気軽に現代アートに触れることができる点も大きな魅力。
まさに、アイチの「まちとデザインをつなぐ芸術祭」なのです。
しかし、そんなお祭りが、知事と市長の長きにわたるバトルに発展するとは…。
その発端となった「あいちトリエンナーレ2019 表現の不自由展・その後」。
大村知事・河村市長・芸術監督である津田大介氏・当時の菅官房長官などを巻き込み、日本中を分断しかねない一大論戦バトルに発展。
その後のリコール問題や署名偽造事件などのどえりゃ〜泥沼展開を経て、昨年4月、河村市長は4期目の再選を果たしました。
来年2月には愛知県の大村知事の任期が切れますが、すでに4選を目指して立候補する意向を表明しています。バトルは続くよいつまでも。
あれから早3年。
あっという間にやってきた今年の国際芸術祭からは「トリエンナーレ」の文字は消えていました。ぴえん。
今回の芸術祭は4拠点。
・愛知芸術センター
・一宮市
・常滑市
・有松地区(名古屋市)
それでも芸術は生きている。
3年後にはどのような芸術祭になるのか、目が離せません。
第2位/ジブリパーク 開園!
ジブリパークは「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内にに作られたスタジオジブリの世界を表現した公園。
観光地が何もないと思われがちな名古屋にできた希望の星。
(いや、名古屋じゃなくて長久手なんですけどね)
東山動植物園や名古屋港水族館、思ったよりしょぼいとか言わないでほしいレゴランドも魅力的だけど、やっぱり全国から人が集まるようなテーマパークが欲しかったよね。
できました!ジブリパーク!(だから名古屋市じゃなくて長久手市)
11月1日の第1期開園では、”ジブリ”の世界観ががぎゅっと詰め込まれた「ジブリの大倉庫」、「青春の丘」「どんどこ森」の3つのエリアがオープン。
初日は宮崎駿監督のコスプレをした人がたくさんいたらしいですね。
2023年度には「もののけの里」「魔女の谷」がオープン予定です。
なおジブリパークについては、本誌編集長が「#クソ物件オブザイヤー2022」のタグでこんなツイートをしてバズっておりましたが…
【ジブリパーク開園】
ジブリパークはあくまでも"公園"。そして実はその整備費340億円を愛知県が全額拠出している"公共施設"なのである。県民の血税で成り立っている事を忘れてはいけない。過度に期待して勝手に落胆し、文句ばかり言っている県外民はラピュタの雷を受けよ。#クソ物件オブザイヤー2022 pic.twitter.com/pImqMuoHMx— ouki|営業を語る王騎 (@oukirealty) November 14, 2022
うちの編集長が無茶苦茶ですみません(土下座)
決してクソ物件ではありません!
今のところチケットはすべて日時指定の予約制。エリアごとに予約が必要なようです。
第1位/delaDESIGN-デラデザイン-創刊!!
堂々たる1位は、なんと言っても
ナゴヤのまちとデザインをつなぐウェブマガジン
”delaDEDIGN”の創刊!
不動産には、常に価格という数字が付きまといます。
アベノミクス以降、都心部のマンション価格が高騰したことで、「買った金額より高く売れるかどうか」がマイホームの”勝敗”を分けるかのような風潮が広がってしまったことに、なんとなくモヤモヤを感じていた私。
もちろんそのような見方も正解ではありますが、
やはり「家の価値」は暮らしに満足してこそだと思うのです。
その駅の周りには、何があるのか。
いい感じの定食屋さんはあるかな?
散歩中に立ち寄れるかわいい雑貨屋さんはある?
落ち着ける純喫茶はあるの?
ボール遊びができる公園は?
地元の神社や寺院はどんなかんじ?
幼稚園、小学校、中学校、学習塾はどれくらい充実してる?
日常の生活を支える買い物施設は?
暮らしの満足は、そうした一見些細なことの積み重ねで大きく変わります。
名もなき弱小ライターであった私。
Twitterでouki編集長から声をかけてもらえたことで、ライフワークとして自分がやりたかったことに近づけている気がします。
それは、その街の『資産価値』だけじゃない『暮らしの価値』の発信です。
delaDESIGNでは、2023年も数字だけでは表せない街の価値を発信していきます!
2022年締めくくり!
各ライターの独断と偏見によるランキング特集!
そんなわけで、今月は特集記事以外のプロジェクトも年末スペシャル仕様に。
各ライターの独断と偏見によるランキングを開催します!
地価上昇ランキングだけはちゃんとデータとってますんで…
まとめ
いかがでしたか?
え?茶番?
そんなこと言わないで。
創刊から5ヶ月、ほぼ素人の集団ではじまったdelaDESIGNが年末まで走り抜けることができたのも、一重に読者の皆様のおかげです。
本当に本当に、ありがとうございました!!
来年も、みなさまにナゴヤのまちとデザインの濃い〜〜〜情報をお届けして参ります!
よいお年を!