NAGOYA LIFE in frame

NAGOYA LIFE in frame【東海市】重量5tの山車を担ぎ、紙吹雪が舞う!愛宕神社秋の例祭『尾張横須賀まつり』を追いかける

皆様こんにちは。東海地方で主に風景写真などを撮影している あーる と申します。前回の「レゴランドまつりナイト」の記事、もうお読みいただけましたでしょうか?

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今回は東海市で行われた、『尾張横須賀まつり』の様子をお届けしたいと思います!

春ごろからずーっと山車の話をしているような気がしますが、それくらい愛知県は山車まつりが多いんです!春、夏、秋と、いろんな場所で山車まつりが行われていて改めて驚きですねぇ。それではさっそくご紹介させていただきます。

尾張横須賀まつり

祭りの概要

秋まつりの先陣を切って開催される「尾張横須賀まつり」
尾張横須賀まつりは毎年9月の第4日曜日とその前日に行われる東海市横須賀町愛宕神社秋の例祭です。

http://yokosukamatsuri.com/index.html より引用

東海市で行われる山車まつりは愛知県内でも珍しく、”尾張横須賀まつり”と”大田まつり”と二つも山車まつりがあり、9月10月と連続してあるためこの季節はかなりアツい月となります。

見どころはなんといっても山車を担いで勢い良く回転させる「どんでん」

重さ5トンもある大きな山車が町内を曳き回され、要所要所で担ぎ上げられ回転する様はとっても迫力があります。

昼の部

細い路地にヒヤヒヤ

はい、さっそくですがコチラ、僕が到着して一番最初に見た光景です。

▲なんなら三輪車でも狭い


「いや、せまッッッッ!!」って感じですよね。僕もそう思います。

【尾張横須賀】駅付近って、なかなか古いお宅も多いため路地に入った瞬間にこのくらいの細さになってしまうんですよね。
そこを5トンクラスの山車が通過するわけですから…もう十字路や角地ひとつとっても曲がるたびにヒヤヒヤします。

▲電線を持ち上げながら進むのは山車まつり恒例です

ちなみに山車は2世紀近く前に作られたものなので、ぶつけてしまったらとんでもなく怒られるでしょうね…。

夕刻 見せ場

▲たくさんもってるねぇ

日も傾き始めた頃、子どもたちは一旦解散します。なにやらたくさんもらってる子もいますね。

この後は一番メインのスペースに移動して、見せ場でもある「大どんでん」が繰り広げられます。

▲人がぎっしり!

人の数もすごいのですが、ただでさえ狭い路地に屋台まで出てるもんだからさらに激セマになっております。(ちなみにこの屋台の看板部分は山車が通行する際にたたむことになってます。なかなかレアな光景ですよね)

▲何かにつけ紙まみれになれます

からくり奉納やどんでんのタイミングで、このように紙吹雪が舞うのが東海市の祭りの特徴ですね。もちろんこの後きれいにお掃除されるのですが、地面が紙吹雪まみれになるのはなかなかに壮観です。

▲見えづらいですが、たくさんの段ボール箱にひたすら紙吹雪が詰めてあります

どんでんの迫力お伝えしようと思うと静止画ではなかなか難しいので…地元ケーブルTV作成のコチラの動画を見ていただければ幸いです。

夜の部

▲提灯に光があると、あったかい気持ちになりますよね

昼間とは違い、夜には提灯に光がともされて幻想的になります。山車まつり、僕はこの時間が一番好きです。

改めて、このサイズの山車が持ち上げられて回転するってすごいことですよね。

さて、メインの夜のどんでんも終わり、さぁお片付け…と思いきや

▲へぇーいっていいながら片付けしてました。なかなかノリが軽くて好きです

各区の集会所の前で再びどんでんが始まります。この時点で22:00です。元気すぎます。

▲各区で元気な人がかわるがわる上げていきます

他の区ではどんでんもやりつつ、山車仕舞う→拍手でもう一回出す を繰り返すというのもあったりして、なかなかバラエティーに富んでいました。

▲何度も仕舞って、何度も出してくるのには笑ってしまいました

すべての山車が蔵に収まったのは23:00。神社前解散が20:00頃でしたので、実に3時間もおかわりを楽しんだことになります。熱意が半端じゃない。

さて、その後はしっかりとお片付けの時間です。道路を見ていただくとおわかりになると思うのですが、かなりの数の紙吹雪が落ちています。2-3日はところどころで残骸を見るので、祭りの終わりをそのたびに思い少し寂しく感じるものです。

▲ようやくほんとに仕舞われました

▲これでも少なくなったほうです

あとがき

▲こうして格納されていると、もの寂しさを感じますよね

取材を通して感じたことは、ひとくちに山車まつりといっても地域ごとにかなり差があるなというように思いました。

もちろん、どこのお祭りがすごくてどこのお祭りがいまいちということではなく、地域ごとに大切にされてるものがしっかりと見える。それが山車まつりなのではないかなと感じました。

今後も各地域のお祭りやイベントを通して、その地域の良さを伝えていけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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あーる
1988年愛知県生まれ。食指が伸びればなんでも経験していくスタンスで生きてきた為、工業高校出身で法律専門学校を経てゲームセンターの店員になるという一貫性のない人生を送ってきた変な人(そして現職は現場系)。写真は趣味を超えてライフワークです。