あつまれAEONの森

【松阪市】ユニクロ、無印良品、バーガーキング…イオンモールにも匹敵する人気専門店が勢揃い『イオンタウン松阪船江』グランドオープン!

こんにちはイオえもんです。

今回の舞台は松阪市!

松阪市と言えば日本3大和牛の1つでもある松阪牛のイメージが強いと思います。

ただ個人的には伊勢商人を生んだ初代松坂城主の蒲生氏郷、三越などをはじめとした三井グループ創業者三井高利の出身地など松阪市は日本の商業史を語る上でも外せない場所。

そんな松阪市に新しくなったイオンタウン松阪船江を取り上げたいと思います。

イオンタウン松阪船江グランドオープン

松阪駅から北へ約2.6キロ、国道166号線沿いにオープンした『イオンタウン松阪船江』に行ってきました。

元々この地にあった松阪マーム(イオン松阪店)が2021年に閉店してから4年ぶりにイオンのスーパーマーケットが戻ってきたことになります。

▲マームから建て替わったイオンタウン松阪船江

以前は3階建てだったマームから、2階建てのL字型のコンパクトなサイズになりました。

▲ソフトオープンのチラシ

概要

イオンタウン松阪船江 松阪ショッピングセンターマーム(参考)
開業日 2025年4月25日(金)AM9時 1992年10月27日(火)AM9時
住所 三重県松阪市船江町1392-27 左同
駐車台数 1037台 約2000台
営業時間 1階食品売場: 24時間

2階:9~21時

専門店:10~21時

1階:8~21時

2,3階:9~21時

専門店:10~20時

敷地面積 約76,518㎡ 約69,800㎡?
延床面積 約27,751㎡ 31,200㎡
核店舗 イオンスタイル松阪船江 イオン松阪店(ジャスコ松阪店)
専門店数 31店舗 60店舗

専門店:ユニクロ、GU、無印良品

『イオンタウン松阪船江』の専門店にはユニクロやGU、無印良品、ダイソー、ABCマート、サイゼリヤなど

比較的ローカルなお店が入りがちなイオンタウンですが、ここ松阪船江ではイオンモールにも匹敵するような人気専門店が多く名を連ねていることに驚きました。

個人的な感覚では、ここと同じレベルのお店があるイオンタウンは千葉県のイオンタウンユーカリが丘や鹿児島県のイオンタウン姶良くらいなのではないでしょうか

▲ユニクロとGUは松阪市の路面店から移転してきた。
▲バーガーキングはそよら鈴鹿白子オープンに続いて、三重県では2店舗目。
▲ダイソーは松阪マーム時代からも入っていたため、再出店。

 

ユニクロやGU、無印良品が『イオンタウン松阪船江』の1か所にまとまったためイオンモール津南や明和までわざわざ行かなくてもよくなったのではないでしょうか。

温泉温浴施設を建設中

ユニクロやGUが入るイオンタウン松阪船江B館の南側に温浴施設「松阪温泉GURUSPA(グルースパ)」 も2025年10月オープンに向け工事中。

知立市の男性専用サウナ「サウナイーグル」などを運営するロイヤルグループの系列。

▲『イオンタウン松阪船江』がオープンした4月頃の写真

 

ユニクロやGUなどが入る『イオンタウン松阪船江』B棟とは繋がらないように見えます。

いこいの広場

『イオンタウン松阪船江』の敷地内には子供が遊べるようにベンチが置かれた芝生エリアが設置された。

今のところは特に遊具などはなくイオンモール土岐やノリタケなどと比べると少し物足りない感じがする。今後はキッチンカーやマルシェなども検討しているとのことなので賑わいあふれる場所になることに期待。

▲『イオンタウン松阪船江』内になる芝生エリア
▲2022年に発表されたパースではもう少し公園っぽいデザインに見える。

B館には公民館と郵便局

4月25日のグランドオープンに先立ち、旧松阪マームに入っていた公民館と郵便局は『イオンタウン松阪船江』B館に2023年10月先行オープンしています。

▲B館2階に移転した松阪公民館
▲B館1階にある郵便局

 

近年、イオンの店舗内に郵便局や献血センター、行政サービスセンターなど公共性の高い施設が入ることが多くなっています。松阪船江はマーム時代からですが、公民館が入るイオンはなかなか珍しいと思います。

ちなみに2025年秋には栃木県日光市の公民館がイオン今市店に移転するようです。

▲イオンスタイルがあるA館と、公民館のあるB館はブリッジで接続。
▲一応申し訳ない程度に屋根は付いているが、雨の日はやや頼りない屋根?

『イオンスタイル松阪船江』

『イオンタウン松阪船江』のスーパーマーケットはイオンスタイル松阪船江となっています。

イオンモールの中のスーパーマーケット・総合スーパーは大体イオン・イオンスタイル(運営はイオンリテール)が多いですが、何気にイオンタウン内にマックスバリュやザ・ビッグが入ることが多いもののイオンスタイルが入るのは東海地方では初となります。

岐阜県に2026年春オープン予定のイオンタウン岐阜北方でもスーパーマーケットはイオンとのことなのでそちらもどのような店舗になるのか気になるところ。

▲A館の『イオンスタイル松阪船江』部分

24時間営業

『イオンスタイル松阪船江』の営業時間はイオンにしては珍しく24時間営業となっています。

同じくイオングループのマックスバリュやザ・ビッグでは割と24時間営業が多いもののスーパーマーケットのイオンでは大体8時~22時が多いのではないでしょうか。

ただ最近では大阪のイオンスタイル海老江や岡山のイオンスタイル岡山青江など、東海地方ではイオン半田店が24時間営業に切り替えています。セルフレジやレジゴーなどのDX推進もあって深夜スタッフが少ない時間帯でもレジを開けられるようになったのかもしれません。今後24時間営業のイオンが増えていくのではないかと予想されます。

ただ食品売場のみ24時間営業で、2階の衣料品や専門店は時間が違うので注意が必要です。

▲1階食品売場は24時間営業

 

前身の『イオン松阪店(松阪マーム)』の歴史

『イオンタウン松阪船江』が出来る前にあった『イオン松阪店(松阪マーム)』の歴史についても少し振り返ってみます。
元々この『イオンタウン松阪船江』の場所は1972年にボウリング場ヤシマレーンズ(ボウリングブーム衰退もあってか1974年閉店)が出来た事から始まります。1974年に松阪の百貨店ダイカイニューデパートの結婚式場「華王殿」(1982年移転)、家具屋「ダイカイホームセンター」(1982年閉店)が出来て、その後1992年に松阪マームがオープンする流れです。

ダイカイニューデパートは経営不振によって1982年にジャスコ傘下に入ってますので、そのことからも結婚式場と家具屋の跡地にジャスコのショッピングセンターが出たと思われます。

▲B館2階にフレックスが入っている松阪マーム時代の写真がある。

 

1992年にオープンした松阪マームにはジャスコに加え、ジャスコと関わりのあったフレックス(現マックスバリュ東海)が食品売場に入っているのも特徴でした。

▲閉店直前のマーム松阪。左側部分が2000年増床。

フレックスは2000年の松阪マーム増床で撤退しています。

この松阪マームの運営管理はイオン子会社の松阪商業開発株式会社が行っており、オープン当時の社長は旧ダイカイ創業家の方が就いていたことからも

松阪マームはジャスコ、ダイカイ、フレックスと三重、松阪に縁のある小売業の結晶であったことが分かります。

▲県道166線側から見た松阪マーム
▲松阪のマームキャラクターだった「マーモくん」。やっぱり品種は松阪牛なのかな?

おわりに

イオンの前身である四日市の岡田屋は松阪市に店舗はありませんでしたが、のちにイオングループとなるスーパーマーケットのフレックス(現マックスバリュ東海)、百貨店のニューデパートダイカイ(のちの松阪ニューデパート)の創業の地であり、それぞれと関係のある松阪マームは松阪市民からしても思い出深い場所だったのではないかと思います。

そんな松阪マームの場所に新しく『イオンタウン松阪船江』に進化し

より松阪市民が便利、子育てしやすい、賑わいのあるショッピングセンターになって欲しいと願ってます!

ABOUT ME
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イオえもん
1992年名古屋生まれ。2007年にイオンに目覚め、現在は医療従事者として働く傍ら東海地方のイオンを中心に全国飛び回っています。毎日イオンを補給したいがためにイオンの真横に引っ越したくらいのイオン好き。イオン好きの視点から東海地方のイオンの魅力を紹介していきます。