「ありがとうございましたぁ」
三浦不動産の営業ウーマン、東本朱莉はチャームポイントの明るい笑顔で車に乗り込むお客様に手を振った。駐車場から出たお客様の車が見えなくなると、店内に戻り、使っていた接客用テーブルを片付けた。
そこへ、社長の三浦がマグカップを2つ持って近づいてきた。
「お疲れ、朱莉」
「コーヒー入れてくれたんですかぁ? やさしー。どうもありがとうございます」
朱莉は、湯気の上がったマグカップを受け取ると「ふぅー」っと小さく息をかけ、立ったまま口をつけた。
「やっぱり自分以外の人に入れてもらうコーヒーは格別ですね。ところで三浦さん。開業のために名古屋に来て思ったんですが、外国人のお客様が多くないですか? 先ほどのお客様もそうですけど、先月契約をいただいたお客様も外国の方でしたよね」
「ん? 知らないのか? 愛知県は東京都に次いで外国人の比率が多い県なんだ。その中でも名古屋市の外国人住民数は全体の3割程度を占めているらしくてさ。永住するつもりで住宅を購入する人も多いんだよ」
「日本を好きになってくれたんだって思うとなんだか嬉しいですね」
朱莉は優しく微笑むと、三浦の手から空になったマグカップをひょいと取り上げ「私、洗っておきまーす」と言いながら給湯室へ歩いて行った。
* * *
休日――
「はいはい、もう話すことはないから帰った帰った」
買い物に行こうと街を歩いていた朱莉は、怒気を含んだ大きな声に足を止めた。
大手不動産会社、大日本中央土地のビル。その入口の前で、二人の男性が揉めているようだった。大日本中央土地の営業マンらしきスーツの男性と、背の高い私服の男性だ。
朱莉が様子を伺っていると、私服の男性がその場で尻もちをついた。スーツの男性が私服の男性を突き飛ばし、そのままビルの中に入って行ってしまったようだ。
朱莉は男性の元へ駆け寄り、手を差し出した。
「大丈夫ですかぁ?」
男性は朱莉を見上げると弱々しく答えた。
「ダイジョブデス。アリガトゴザイマス」
たどたどしい日本語だ。外国の人ね。
男性は朱莉の手を握って立ち上がり、ズボンについた砂をはらい落とした。
「あの、何かあったんですか?」
朱莉の質問に、男性は一瞬困った顔を見せたが「イヤ、ハハハ」と小さく笑い、話を始めた。
「家ガホシクテ相談イッタデスガ、ダメデシタ」
男性は、彫りの深い目を悲しそうにすぼめた。
「永住権モッテイナイト難シイミタイ」
永住権がないのかぁ。確かに永住権がないと住宅ローンは難しいわよね。でも、可能性がないわけじゃないし……。
朱莉は名刺を取り出し、笑顔で言った。
「よかったらお話聞かせていただけませんか?」
* * *
二人は近くの喫茶店に入った。
名古屋は少し歩くとすぐに喫茶店があるから助かるわ。
朱莉と男性は空いている席に向かい合って座った。昼時ではないが、店内は客で賑わっている。おしゃべりに花を咲かすマダムたち、一人でコーヒーを片手に本を読んでいる若者など客層はさまざまだ。
カフェよりも喫茶店と呼ぶ方がしっくりくる、この絶妙な雰囲気が落ち着くのよね。
朱莉はそう思いながら、近づいてきた店員に二人分のコーヒーを注文した。そして、カバンからメモ用紙を取り出すと、早速ヒアリングを始めた。
―お客様情報―(アンケートおよびヒアリングで得た情報)
・お客様名:アントニオさん
・年齢:現在35歳
・家族:奥様のマリアさん(35歳)とは先日入籍したばかり
・勤務先:室伏整備
・雇用形態:正社員
・勤続年数:6年
・昨年度年収:600万円
・借り入れはない
・その他備考として日本に来て8年、永住権はない。自己資金は1000万円ほどで、これは入籍前にアントニオさんが貯めていたお金。
以下の情報は、奥様のマリアさん
・雇用形態:派遣社員
・勤続年数:5年
・昨年度年収:360万円
・借り入れはない
・その他備考として幼少の頃より日本に住んでおり、日本語はペラペラらしい。永住権あり。―現在の住まい―
・2LDKの賃貸マンション
・家賃9万円(駐車場代と共益費を入れると11万円)
―希望する条件―
・名古屋市内で探している
・目をつけている中古住宅がある
・物件購入総額は3800万円
朱莉は運ばれてきたコーヒーにミルクを入れ、マドラーでかき混ぜながら考えた。
アントニオさんに永住権がないのなら、マリアさんで住宅ローンの審査をしたらどうかしら。アントニオさんの自己資金と合わせたら借入希望額に届くと思うのよね。マリアさんは派遣社員だけど、確かフラット35なら取り扱いが可能だったはず。
「アントニオさん、今週の日曜日とかお時間ありますか? 奥様のマリアさんも一緒にうちのお店まで来ていただきたいんですが……」
アントニオさんはスマートフォンのカレンダー機能を開き「ダイジョブ」と頷いた。
その言葉を確認した朱莉は、手に持っていたマグカップをテーブルに静かに置くと、スマートフォンを取り出した。
「もしもーし、三浦不動産の東本でーす。吉村さん、ご相談したい案件があるんですけど、今週の日曜日に三浦不動産まで来ていただけますかぁ?」
* * *
日曜日――
場所は名古屋市天白区。三浦不動産は、古びたビルの1階にある小さな店舗だ。社長の三浦と朱莉は元同僚で、上司と部下の関係だった。まだ立ち上げたばかりで、従業員は二人だけだ。
アントニオさんとマリアさんが早く着いたため、朱莉は二人にコーヒーを出すと自分もテーブルに座って三人で雑談をした。社長の三浦は不在だ。マリアさんは日本語が堪能で、漢字の読み書きもできるそうだ。表情は少し硬いように見える。マリアさん、緊張しているのかしら。
そこへ、ガチャリと音を立てて三浦不動産のドアが開いた。
コツコツという靴の音とともに、一人の男性が髪をかきあげながらゆっくりと近づいてきた。
「こんにちは。ティーケイモーゲージの吉村です」
吉村は元々銀行員。その後、不動産会社営業職を経て、フラット35という住宅ローン商品を取り扱う会社の代理店を立ち上げた。朱莉と三浦とは会社は違ったが、吉村が不動産営業だった頃からの長い付き合いだ。いちいちキザなところがあるが、経験を活かした確かな仕事ぶりを、朱莉も三浦も信頼している。不動産会社の営業職を経験しているため、常にスピードを意識した仕事に何度も助けられた。
「吉村さん、遠いところありがとうございます。アントニオさん、マリアさん、こちらティーケイモーゲージの吉村さん。ちょっとキザで性格もおかしいところがあるんですけど、実力は確かですから安心してくださいね」
「おいおい、朱莉ちゃん。実力があっても性格がおかしかったら安心できないんじゃ……」
朱莉は吉村の反論を無視して、アントニオ夫妻のアンケート用紙を突き付けるように渡した。
「ローン、通りますよね!」
吉村は、アンケート用紙に書かれたアントニオさんとマリアさんの情報を真剣な表情で見つめている。
吉村さんって、性格に難ありなのよね。真剣な表情をしている時は悪くないんだけどなぁ。
余計なことを考えている朱莉の横で、吉村は深く溜息をついた。
「ごめん、ちょっとフラット35では取り扱いは難しいかな。無理とは言わないけれど」
マリアさんが吉村の言葉をアントニオさんに訳すと、アントニオさんは肩を落とした。
朱莉は吉村に詰め寄り、少し早口で言った。
「えー、吉村さん! フラット35は永住権がないと借入れできないというのは知っていますけど、マリアさんが主債務者として借入れをすれば、自己資金と合わせて手が届くんじゃないですか?」
「うーん、それはそうなんだが、自己資金は入籍前にアントニオさんが貯めてきたお金だって書いてあるよね。これが問題なんだ」
朱莉は何が問題なのかわからない、と訴える表情で吉村の目を見た。マリアさんは黙って二人のやり取りを聞いている。
「アントニオさんが貯めてきたお金を自己資金に入れるとなると、アントニオさんにも共有持分を持ってもらわなければ贈与税がかかる可能性がある。だけど、アントニオさんが共有持分を持つことはできない。フラット35の利用規定では、融資対象となっている土地建物を共有名義にする際は、共有者も永住許可を受けていなければいけないんだ」
「そんな……」
朱莉は落胆してうなだれた。吉村が机に広げたフラット35の借入申込書と、記入例が目に入る。その記入例に書いてある文字が朱莉を苛立たせた。
なんなのよ、この記入例。お申込人のところに「平三五郎」って。「フラット35」を上手いこと言っちゃいました、じゃないのよ。全然笑えないんだけど。そんなことよりどうしよう。アントニオさんは永住権がないし、マリアさんは永住権があっても派遣社員だから取り扱ってくれる金融機関も限られてしまうし。贈与税を払うとなると……どれぐらいかかるんだろう。
難しい顔で考えを巡らせている朱莉を前に、マリアさんが小さな声で呟いた。
「もう、いいです」
「え?」
朱莉と吉村だけでなく、アントニオさんも驚いた声をあげた。マリアさんはまっすぐに朱莉を見つめる。
「私はずっと日本に住んでます。学校も日本の学校に通って、母国語よりも日本語の方が得意なくらいです。でも、本心では、ずっと母国に帰りたいと思っていたんです」
その言葉を聞いたアントニオさんが、何か叫びながらマリアさんの肩を掴んだ。「何故?」というようなことを言ったのだろう、二人は母国語で話を始めた。お互いに少し興奮しているようで、声が大きくなっている。朱莉と吉村は二人の会話が終わるのを黙って見守った。
* * *
会話が一区切りしたようで、アントニオさんは椅子に座ったまま天を仰いだ。マリアさんが、震える声で朱莉たちに説明をしてくれた。瞳には涙が溢れている。
「日本食が苦手なんです……」
「……?」
予想外の告白に、朱莉と吉村は驚いて顔を見合わせた。マリアさんは涙を指で拭うと、話を続けた。
「日本食は、どうしても私には味が薄くて……。お友達にご飯に誘われると必ず日本食なんです。外国人なのでよかれと思って連れて行ってくれると思うのですが……。でも、断ると今度は誘われなくなる。もう気を遣って生きていくのは疲れたんです」
全員が言葉を失った。長い沈黙が続いた、その時……
ぐぅー
店内に大きな音が響き渡った。アントニオさんが照れた笑顔でお腹をさすっている。
時計を見ると13時30分をまわっている。
アントニオさんの腹の音で少し空気が和み、吉村が口を開いた。
「ちょっと休憩しませんか? 私が名古屋に来たら絶対に行くお店が近くにあるんです。歩いていける距離ですよ」
吉村はスマートフォンを操作して、とあるサイトを開くと、机の上に置いた。朱莉とアントニオさんは身を乗り出して画面を覗き込んだ。食べ物の写真が載っている。「とんかつ」に「味噌」がかかった「味噌カツ」だ。美味しそうな湯気を立てている。
わ、この味噌カツって開店時間前から行列ができるあのお店だ。あまり雑誌とかに載らないんだけど、口コミで県外にもファンが多いんだよね。
渋るマリアさんの手をアントニオさんが強引に引っ張った。アントニオさんに引きずられるようにして歩くマリアさんは、重い足取りだ。
とんかつ屋は三浦不動産から歩いて10分ほどだった。まだ店内は少し混雑していたが、並んで待つ人はおらず、すぐに4人掛けの席が空いた。
吉村と朱莉は、名物の「味噌カツ」にした。アントニオさんは「ボクタチモオナジノ」と言ってお品書きをとじた。マリアさんは明らかに不機嫌そうな顔で唇を尖らせている。
待つこと15分。香ばしい匂いとともに、味噌がたっぷりとかけられた味噌カツが運ばれてきた。
「いただきまーす!」
朱莉は手を合わせると箸を持ち、早速味噌カツを口に入れた。
「おいしー。1時間待ちは当たり前って聞いてたんですけど、今日は空いていてラッキーでしたね!」
吉村は、冷たい水を注がれて汗をかいているグラスを傾けながら無言で頷いた。アントニオさんも夢中で味噌カツを頬張っている。
マリアさんは、3人が味噌カツを食べている姿をじっと見ている。不機嫌な表情ではなく、迷っている表情だ。すると、アントニオさんがマリアさんに箸をそっと手渡し、母国語で優しく語りかけた。何を言ったのかはわからなかったが、マリアさんは箸を受け取り、ゆっくりと味噌カツを口に運んだ。
そして、目を見開き呟いた。
「これは……全然薄くない」
「マイウーダロ」
アントニオさんはそう言って、マリアさんに笑顔を見せた。マリアさんはゆっくりと首を縦に振り、アントニオさんに笑顔を返す。
「それじゃ名古屋人にはなれないわよ。こういう時、名古屋人は『でらうまい』って言うんだから」
アントニオさんがマリアさんの真似をして「デラウマイ」と言うと、全員が笑った。
マリアさんは笑顔のまま、吉村を見た。
「吉村さん、さっきこのお店を紹介していたサイトがありましたよね。何というサイトですか? 私も登録しておきたいです」
吉村はポケットから金色に輝く派手なスマートフォンを取り出すと、軽やかに画面をタップした。そしてマリアさんに画面を見せ、声をワントーン上げて一言。
「delaDESIGN……」
ひえー、きもちわるい喋り方。吉村さんのこういう所が嫌いなのよね。「デラデザイン……」なんてカッコつけちゃって。普通に言えないのかしら。
朱莉は服の袖をまくり、じんましんが出始めた腕をさすった。アントニオさんとマリアさんは、何か真剣に話をしている。
そして、マリアさんが晴れやかな表情で言った。
「私、名古屋に住めませんか?」
* * *
その後――
とんかつ屋から三浦不動産に戻ると、吉村は現状ではフラット35の利用が難しいことを説明した上で、自己資金があるのでメガバンクの申込みを勧めた。また、配偶者が永住許可を有している場合に、その配偶者が連帯保証人になることで借入れできる可能性のある金融機関も教えてくれた。
朱莉は、吉村とアントニオ夫妻が帰った後、社長の三浦と共に永住権がなくても申込みが可能な金融機関を徹底的に調べた。だが、返済年数が短いものなど、アントニオさんとマリアさんの希望に沿う住宅ローン商品を見つけることができなかった。
結局、メガバンクで融資承認が得られたものの、提示された金利で計算すると月々の支払額が想定を大きく超えてしまい購入を断念した。
名古屋で家を持ちたいという夢は、アントニオさんが永住許可を得て、マリアさんが出版社で正社員(外国人向けに名古屋の食文化を伝える雑誌を担当)になった頃に叶った。そして、その時には、マリアさんのお腹に新しい命が宿っていた。
……
「三浦さん、今日無事にアントニオさんのお引渡しが終わりましたよ。アントニオさん、漢字書くのが苦手だからいろんな書類に住所を書くのが大変だ―って言いながらも頑張ってくれました。一緒に来ていたマリアさんは、別れ際に『今度友達紹介しますね。朱莉さんなら安心してお任せできますから』って言ってくれましたよ。早速、来週末に来店いただけるそうです」
朱莉は、三浦に向かって得意のピースサインを見せた。
「そうか、よかったな。外国の人は、文化の違いや言葉が上手く伝わらない不安の中で、勇気を出して不動産会社に問合せをしてくれる。その思いに全力で応えた結果だろう。朱莉さ、前に言ってたよな。『日本という国を好きになってくれたんだって思うとなんだか嬉しいですね』って。俺も同じだ」
三浦は壁にもたれかかり、窓越しに外を見ながら話を続けた。
「大日本中央不動産に在籍していた時、同僚のお客様の住宅が火事で燃えてしまったことがあったんだ。そのお客様が外国人でさ。大日本中央不動産が取り扱う火災保険に加入していたものの、火災保険更新手続きを怠っていたことで保険が失効していてどうにもならなかった。お客様は更新の連絡をもらっていないと言っていたよ。ここからは俺の想像の部分もあるが、お客様に更新の案内通知は行っていたんだと思う。ただ、日本語で書かれた案内通知を理解できず、そのままにしてしまったんじゃないかな。同僚はこちらに非はないし、出来ることもないと突っぱねて、お客様は涙ながらに帰っていった。もう少し踏み込んだ気遣いができていれば防げたかもしれないんだが……」
横顔でもわかる、三浦の寂しそうな表情を見て、朱莉は胸が締め付けられた。今日、新居の鍵を受け取った時のアントニオさんとマリアさんの嬉しそうな顔を見たばかりだから尚更だ。
信頼してくれるお客様のためにベストを尽くすのは、国籍が違っても、言葉の壁があっても同じ。お客様に寄りそう姿勢は引渡しが終わったって変えることはない。
朱莉は、三浦の横顔に向かって力強く言った。
「私、名古屋で一番優しい不動産営業ウーマンになります」
三浦は「ハハハ、そこは日本一じゃないのか」と小さく笑って突っ込んだ。そして、窓の外に向けていた視線を戻し、朱莉と目を合わせる。
「じゃあ、三浦不動産は名古屋で一番優しい不動産会社を目指すか。お客様に心から信頼してもらい、住まい探しをする友人がいたら紹介したくなるような……」
そう言いながら、三浦は壁にかかった時計を確認し、机に置かれたスマートフォンを手に取った。
「もうこんな時間か。目標が出来たらなんだかお腹が減ったな。近くに美味しいとんかつ屋があるんだ。今からいかないか? 県外から来た俺には、こういう地元の隠れた名店や、地元を大切にする人たちの声なんかを集めた情報サイトは重宝するんだよな。雑誌にも載っていない情報も多くて、接客の時にも話題として使えるし。後でURL送ってやるよ」
朱莉は、三浦が差し出したスマートフォンの画面を見て「アッハハ、私もお気に入り登録してますよ」と、笑いながら三浦の腕を取り自分の腕を絡ませた。
「いいですね、行きましょー。もちろん三浦さんのお小遣いからですよね」
「マジかよ! そこは食費からだろ。それより朱莉さぁ、俺たち結婚して半年経つのにいつまで『三浦さん』って呼ぶんだよ」
「わー、またその話! 恥ずかしいから無理ですってー」
朱莉はそんな何気ない会話を楽しみながら、今日も愛すべき優しい街、名古屋で幸せを噛みしめていた。
―朱莉メモ―
・フラット35の利用規定では、融資対象となっている土地建物を共有名義にする際、共有者も永住許可を受けていなければいけない。
END
東本朱莉(ひがしもとあかり)……大手不動産会社の営業ウーマンだったが、上司に回し蹴りをかましたことで、グループ会社へ転籍になった。そこで出会った三浦とともに会社の不正を内部告発した。
三浦太郎(みうらたろう)……大手不動産会社の主任だったが、師と仰ぐ人物との出会いで、会社の不正を内部告発する決意をした。その後、三浦不動産を設立した。
吉村貫一(よしむらかんいち)……自称ビジュアル系イケメンのナルシスト。大手不動産会社でトップ営業マンだったが、地元の小さな不動産会社に転職。その後、フラット35という住宅ローン商品を取り扱う会社を立ち上げた。
※本投稿はフィクションです。実在の人物や団体などとは少しだけしか関係ありません。
また、本投稿の内容は執筆時点(2022年10月現在)のものです。また、本投稿の内容につきましては十分確認はしておりますが、本投稿の情報利用による結果につきましては責任を負いかねますのでご了承ください。