名古屋子育て情報局dD版

名古屋子育て情報局dD版【昭和区川名】の気になる「育児・教育環境」総まとめ

『名古屋子育て情報局dD版』とは?

はじめまして!普段は名古屋に関する以下のような情報をまとめ、主にブログとTwitterで発信させていただいております「名古屋子育て情報局」と申します。

  • 中学・高校受験に関する情報
  • 比較的規模の大きな新築マンションの情報
  • 名古屋近郊の遊び場
  • 名古屋の人気学区のご紹介(学区毎の分析)

この度、本誌『delaDESIGN-デラデザイン』にて、子育て目線で見た時の名古屋の各駅エリアの魅力について、出張連載させていただく事となりました!よろしくお願いします。

この連載では本誌で特集される駅の周辺について、以下の情報に特化してご案内して行きます。

  • 学区(学校)に関する分析
  • 周辺環境の状況

今回は地下鉄鶴舞線「川名」駅です!早速見て行きましょう。

学区について

やはり川名駅における一番のポイントは、名古屋の人気学区で必ず名前が出てくる「川名中学校区」が隣接しているところで、この点だけでも子育てという視点では大きな魅力があります。

【昭和区川名】学区の位置関係

川名駅周辺に住む場合、概ね以下の2学区(小学校は5学区)のどこかに通うことになります。

  • 川名中学校学区(川原小、滝川小、伊勝小)
  • 駒方中学校学区(広路小、八事小)
川名 学区▲駅の北東が川名中学校学区で、南西が駒方中学校学区になっている。駅周辺は学区境界になっており、町名だけではどの学校に通うか判別できない地区も多い。

上のマップからも分かる通り、川名駅周辺は学区の境目になっています。
子供にとって重要となる通学時間を考えた際、「小学校は家から近いが中学校がかなり遠い」という立地になっている事もありますが、今回の公立中学校2校は川名駅に寄っている場所にあるため、その点も川名駅が優れているポイントとなります。

【昭和区川名】各学校の基本データ

各学校の小学校、中学校の基本的な統計データは以下の通りとなっています。

それぞれの学校で特徴が違うため傾向を一言で表現するのは難しいですが、逆に言えば川名駅周辺は各ご家庭の趣向に合った学校を選ぶことができる、という事でもあります。

小学校

生徒数/学級数

生徒数、学級数に関しては、1学級しかないような超小規模校でなければ、生徒数の多い/少ないで大きな弊害はなく、今回の川名駅周辺にある学校は全て2学級以上は確保できている規模であるため、その点はどの学校でも問題はないと思います。

なお、学校の規模による違いは、一般的に以下のような事が言われる事が多いです。

◯生徒数/学級数が少ないメリット

  • 担任以外の先生にも顔を覚えてもらいやすく、比較的距離感が近い(細かいケアが期待できる)
  • 運動会等のイベントで混乱が起こりづらい(場所取り等)
  • 学区がそこまで広大でない事が多く、通学時間が短い事が多い

◯生徒数/学級数が多いメリット

  • 運動会等のイベント規模が大きくなり、盛り上がる
  • 定期的なクラス変更で環境変化(顔見知りが少ない環境)を経験できる
  • 中学受験をする場合、同じ境遇の同級生が多くなる

もちろん、各ご家庭で重視するポイントは異なると思うので、どちらが良いと言うことはできません。
大事なのは「選択肢が存在する」という事で、川名駅はそういう意味では良い場所だと思います。

私立中学受験率

これは、「2020年の公立小の6年生の人数」と「2021年の公立中の1年生の人数」を比較して算出しました。
もちろん、転勤等による引っ越しがあり、私立中学進学を理由としない人数の出入りはあるため多少の誤差は生じますが、大きく外れた数字ではないと思います。

今回の対象となる、川名中学校学区と駒方中学校学区の私立中学進学率は

  • 川名中学校学区(川原小、滝川小、伊勝小)
    →約28%(名古屋市内公立中110校中4位)
  • 駒方中学校学区(広路小、八事小)
    →約22%(名古屋市内公立中110校中12位)

となっています。

▲川名駅周辺は名古屋でも中学受験が盛んな学区になっている。 後述の学習環境が整備されている事を考えると、教育意識が高いエリアの可能性が高い

併記したランキングを見ても分かる通り、名古屋市内でも上位の学区となっており、これは学区内の教育意識が高い結果であると捉えることができます。

もちろん、この割合が高ければ良いというわけではありませんが、3割程度であればちょうど良いのではないでしょうか。
(中学受験率3割のイメージとしては「クラスに10人(同性なら5人)程度の中学受験をする生徒がいる」という感覚です)

中学校

中学校の学級数、生徒数は各学区内の小学校の人数が合算されるため、規模が小さすぎるという弊害は発生しないと思います。
また、前述の通り川名駅周辺は中学校までの距離は遠くないため、その点は有利です。

生徒数/学級数

周辺環境について

ここからは川名駅周辺の環境について見て行きましょう。

特徴的なポイントとしては、

  • 川名公園が至近にある
  • 現代では希少となっている駄菓子屋がある
  • 幼稚園も複数の私立幼稚園が周辺にある
  • 学習環境としては中学受験、高校受験の両面で自転車で通うことができる大手塾が揃っている
  • 生活必需施設(スーパー/コンビニ)も揃っており、ホームセンターも近くにあるので恵まれた環境である
  • 小児科は相当充実しており、八事日赤や休日診療所も近いため良い環境である
  • 通学を考えた環境も良好

という点が挙げられ、子育てという視点から考えると、大きな魅力のあるエリアだと思います。

【昭和区川名】大きな公園が至近にある

まず、大きな特徴として挙げられるのは、駅の北東部に川名公園という大きな公園があることです。

川名公園は2019年に完成した比較的新しい公園で、広さが5.5haもある大きな公園です。

画像引用元:名古屋市ホームページ「川名公園の歴史」より

様々な用途で利用できる公園である

この公園ではボール遊び(硬球以外)も可能で、自転車も乗り入れる事が可能(夜20時から朝7時以外)であり、鉄棒も設置されているため、

  • ドッジボール(ボール投げ)の練習
  • 逆上がりの練習
  • 自転車の練習

といった親が頑張らなくてはいけない定番のイベントはこの公園でカバーすることが可能です。

もちろん、日常的にも子供が友達と遊ぶといった用途でも使用することとなりますが、規模の大きな公園で整備もしっかりとされていおり、
「ボールを追いかけて道路に飛び出すといったアクシデントが発生しづらい公園」
であるため、子どもたちだけで遊んでいても安心感があるのは親目線ではありがたいポイントです。

それ以外にも、アスレチック遊具や水遊び施設が整備されており、幅広い年齢層が利用できると思います。
これだけの整備された公園が比較的を都心に近いこのエリアにあるのはかなり希少で、個人的にはこの公園の存在だけでもこのエリアで子育てすることをおすすめできます。

現地の様子は以下の通りで、遊具以外にもかなり広大な芝生広場があることが特徴で、空間的に余裕があります。

川名公園▲芝生広場が特徴的だが、遊具もしっかりある。
特に右上の「水が出る遊具」は名古屋の公園に設置されているのは珍しく、夏に活躍しそう。

防災施設としての機能もある

上記の通り、単純なレクリエーション施設としても魅力的なのですが、川名公園は防災施設としても機能するよう整備されています。

代表的なものだと、

  • ヘリポート
  • 災害対応型トイレ/下水道直結仮設トイレ
  • 応急給水施設
  • 井戸

などが整備されています。

ヘリポートもあることから、大規模災害発生時は救急搬送や物資の供給が川名公園から行われる可能性が高いですし、断水発生時にも利用できるトイレもあるため、大規模災害発生時にこういった施設が近隣にあるのは非常に心強いです。

▲現地にも防災拠点としての機能があることを示す看板が複数設置されている

【昭和区川名】駄菓子屋がある

このエリアには、現代では希少となっている「駄菓子屋たくたく」という駄菓子屋さんが伊勝小の近くに残っています。

この「駄菓子屋たくたく」さんは、場所としては駅からそこまで遠くはなく、川名公園から10分前後、自転車であれば5-6分で到着する距離にあります。

店内の様子など、詳細はこちらのサイトで紹介されていますが、雰囲気は「まさに駄菓子屋」という感じで良い雰囲気です。

こういった子供が集まれるスポットがあるのは非常にありがたく、このエリアをさらに魅力的なものにしていると思います。

▲伊勝小のすぐ近くに駄菓子屋がある。 営業は不定期のようで、訪問した際は残念ながらお休みだった。営業予定はホームページに記載がある。

【昭和区川名】幼稚園の状況

幼稚園は以下のような私立幼稚園・インターナショナルスクールがあります。
インターナショナルスクールが複数存在しているところからも、エリアとしての教育意識の高さを感じますね。

▲私立幼稚園は複数存在し、園バスが出ている園もあるため選択肢が多い。
マッピングはしていないが、こども園、保育園も充実している

なお、詳細なルートは分かりませんでしたが、希望幼稚園、広路幼稚園、みちる幼稚園は、園バスが複数ルートで運行されているようですので、川名駅周辺からも通うことができる可能性が高そうです。

入園に際しては、幼稚園によっては未就園児クラスに行っていた場合の優先枠、在園児/卒園児家族の優先枠があったり、一般枠でも先着順となっているケースがあるようなので、ホームページ等で事前の情報収集は必要だと思います。

また、川名駅周辺には上記以外にも2つのこども園(南山ルンビニー園/昭和保育園)や保育園も多数存在しており、未就学児の教育・保育という面で困ることはないと思います。

こども園、保育園については名古屋市の公式ホームページで一覧が確認できるのでこちらからどうぞ。

【昭和区川名】充実した学習環境

川名駅周辺は学習環境も充実しており、駅前や隣駅に学習教室や大手塾が揃っています。

例を挙げると、

  • 幼稚園~小学生:公文式
  • 小学校高学年:各種中学受験塾・河合塾wings
  • 中学生:河合塾wings

といった施設が川名駅もしくは隣駅付近に存在しているため、電車(1駅)または自転車で容易に通うことが可能になっています。

公文式

早期教育でよく名前が挙がる公文式ですが、以下のマップの通り、川名駅周辺には複数の教室があります。
どの学区に住んだとしても、徒歩~自転車で通うことが可能だと思います。

▲公文の教室は川名駅周辺に多数あり、困ることはなさそう

中学受験

中学受験を考えた場合、東海地区では一般的に大手4校(日能研/名進研/浜学園/馬渕教室)のどこかに通うケースがほとんどです。

まだまだ名古屋では中学受験が一般的ではないので、中学受験に対応した教室の数が少ないのですが、川名駅の隣駅である御器所は中学受験校のメッカのような場所になっており、上記大手4校が全て揃っています。
川名駅自体に教室がないのは残念ですが、隣駅に大手4校が存在し、自由に選ぶことができるというのはかなり恵まれた環境と言っても良いです。

また、どこに住むかによって所要時間は変化しますが、実は川名駅⇔御器所駅間はあまり離れておらず、自転車であれば5分前後しかかからない距離にあるため、中学受験勉強が本格化する4年生以降の子供でも、自転車で通うことは可能だと思います。

高校受験

高校受験塾の状況は中学受験と似たような形になっており、隣駅である御器所・いりなかに大手その他の塾が集中しています。

上位校公立高校については、大手塾だと佐鳴予備校・河合塾wings・野田塾の3つの塾が強いのですが、下のマップの通り、佐鳴は御器所駅、河合塾wingsは御器所駅といりなか駅、野田塾は川名駅に教室があります。

▲高校受験は大手以外にも有力なところは多いが、少なくとも大手の上位である、佐鳴、河合塾wings、野田塾の3つは容易に通うことが可能な環境である

 

特に近年は上位校において河合塾wingsの実績の伸びが大きく、勢いがあります。
一方で、まだ河合塾wingsは教室数が少なく名古屋市内に11教室しかないのですが、川名駅周辺に住んだ場合、御器所校といりなか校の2校が隣駅に存在し、ここに自転車で通うことができると考えると、恵まれた環境と言えるのではないでしょうか。

【昭和区川名】生活必需施設の状況

スーパー・コンビニ

生活必需施設である、スーパー、コンビニの状況は以下の通りで、かなり充実しています。
特にスーパーはマックスバリュやバロー、西友だけでなく、成城石井もあるなど、様々な種類のお店があるので、目的に応じていろいろなお店を選ぶ事が可能です。

また、川名公園の北のマックスバリュにはホームセンター(DCMカーマ)まで併設されているので、この周辺はかなり恵まれた環境と言って良いと思います。

▲川名公園の北にはカーマホームセンター(DCMカーマ)がマックスバリュに併設されている。
ホームセンターが近所にあると便利なので、非常に嬉しいポイント

小児科の状況

医療に関しては相当充実しています。
ホームページに「小児科」と記載のあるものだけをピックアップしても以下のマップの通り、かなりの数があります。(網羅できていないかもしれません)
小児科専門ではないですが、近くに休日診療所や八事日赤があるなど、子供に関する医療で困ることは無いのではないでしょうか。

▲小児科は必要充分な数が存在するうえ、休日診療所や八事日赤や聖霊病院と言った規模の大きな病院も近くにあるので充実している

【昭和区川名】現地の様子

主に小中学校に通学する事を想定して現地を歩いてきました。

なお、時間の関係から、川名駅周辺がメインとなっている、伊勝小、川原小、広路小学区を主に見ています。

歩いてきた印象としては、小中学校の通学で心配事となる「車通りが多いが、歩道のない道」はほとんどなく、比較的安心感があるエリアと感じました。
(全ての道を歩いたわけではないので確実じゃあないですが)

歩いてきた場所で心配な場所があるとすると、川名公園西の飯田街道で、交通量が多い割に歩道がありませんでしたが、ここは位置関係を考えると通学では基本的には横断するだけで、この道に沿って歩くことはないと思います。

また、小学校通学に際して、大きな通りを横切る可能性があるのは、以下のマップの通り、【広路小/山王通り】【川原小/川原通り】の2つですが、こちらは歩道橋が設置されているうえ、少なくとも川原通は朝の通学時間には付き添いの大人が誘導しているのが確認できました。

つまり、安全のための設備は存在し、学区として通学に配慮が必要なポイントという認識がある、という事で、比較的安心感があるのではないでしょうか。

▲大きな道を横断する場合も想定されるが、歩道橋が設置されており、さらに大人のサポートもある様子だった

また、全般的な町の様子は「閑静な住宅街そのもの」といった感じで、落ち着いた良い雰囲気でした。

参考として、川原小、伊勝小、駒方中近辺の様子を撮ってきましたのでご覧ください。

◯川原小近辺の様子

◯伊勝小近辺の様子

◯駒方中近辺の様子

まとめ

以上、川名駅周辺の状況とその魅力についてご紹介してきましたが、まとめますと、

  • 広大な公園が近所にあり、遊び/防災面で恵まれている
  • 学校は極端な小規模校はなく、中学受験率も良い割合である
  • 塾等の学習に関する周辺環境は充実しており、中学受験、高校受験両方に対応できる
  • 生活面も、駅周辺はスーパー・コンビニ・小児科が充分あるうえに、ホームセンターもあるため申し分ない

という感じです!子育て環境としては魅力の多いエリアであると言えるのではないでしょうか。

これまでもいくつか学区を調査してきましたが、川名駅周辺の環境はかなり良く、人気学区に挙がる地区が含まれているのも納得でした。

特に、川名公園の存在は希少価値があり、防災面も含めてこのエリアの魅力を大きく引き上げていると思います。

以上、今回は、川名駅周辺に住んだ場合の「子育て環境」の魅力についてご紹介しました!

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【参考】町名と学区のリスト

2021年5月時点における町名と学区の関係については以下の通りです。
(名古屋市ホームページ:「市立小・中学校の通学区域一覧」より)

川名中学校区

川原小学校区

折戸町/川原通1~6丁目/川原通7丁目(※1)/田面町/西畑町/萩原町/花見通1丁目(※1)/向山町/元宮町/安田通(※1)/山中町1丁目/山花町
※1:広路小学区が混在

滝川小学校区

川名山町/高峯町/滝川町/花見通2~3丁目(※2)/隼人町(※2)/広路町字石坂(※2)/広路町字北石坂/妙見町/八事富士見/八事本町/山里町/山中町2丁目/山手通
※2:八事小学区が混在

伊勝小学校区

伊勝町/神村町/福原町/前山町/宮東町/八雲町/楽園町

駒方中学校区

広路小学校区

曙町3丁目(※3)/川名町/川名本町/川原通7丁目(※4)/川原通8丁目/北山町3丁目(※3)/小坂町3丁目(※3)/塩付通1丁目/塩付通2丁目(※5)/檀溪通1~2丁目(※2)/花見通1丁目(※4)/広路通2~8丁目/広路本町4~6丁目/広瀬町3丁目(※3)/南分町4~6丁目(※5)/安田通(※4)/雪見町3丁目(※3)

※2:八事小学区が混在
※3:吹上小学区が混在
※4:川原小学区が混在
※5:松栄小学区が混在

八事小学校区

上山町/駒方町/五軒家町/汐見町/檀溪通1~2丁目(※1)/檀溪通5丁目(※5)/花見通2~3丁目(※6)/隼人町(※6)/広路町字石坂(※6)/広路町字梅園/広路町字松風園/広路町字隼人/広路町字雲雀ヶ岡/広路町字南山/南山町

※1:広路小学区が混在
※5:松栄小学区が混在
※6:滝川小学区が混在

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名古屋子育て情報局
1984年生まれ。企画職や事業コンサルを経て、数年前に名古屋に戻ってきた2児の父。名古屋では学区や受験などを含めた「子育て情報」があまりオープンになっていない事に気づき、名古屋の子育て情報をまとめ始める。実は良好な名古屋の子育て環境の魅力を伝えられるよう尽力中。