かきみんの家具雑貨店めぐり

Made in AICHI 家具研究【名東区一社】第2弾『TOYO KITCHEN STYLE』森前常務インタビュー

こんにちは。

delaDESIGNエリア特集記事と伝説の超ナゴヤ人記事を執筆しているVeronicaです。

今回はかきみさん担当の『Made in AICHI 家具研究』お手伝いとして参上。

名古屋市一社に本社を置くキッチンのメーカー TOYO KITCHEN STYLEについいて、3部構成でご紹介しています。

第2弾は名古屋ショールーム 常務取締役 森前典昭さんのインタビュー記事をお届け。

時代を超えて支持されるTOYO KICHEN STYLEの魅力はどこから来るのか?じっくり掘り下げていきます!

TOYO KITCHEN STYLE 名古屋ショールーム 常務取締役 森前典昭さん


憧れのキッチンメーカーでもあるTOYO KITCHEN STYLE。
取材チームが名古屋ショールームにお邪魔した際に、対応してくださったのが森前常務でした。

delaDESIGN初の大企業の取材に、子鹿の如く足が震える筆者。
突然のインタビュー依頼にもかかわらず、快く対応していただけるという神展開。

素人同然のインタビューに、森前常務は優しく対応してくださいました…。

街のランドマーク的存在の本社ビル

「一社」駅から東山通を東へ徒歩3分。
一際目立つ印象的なビルがTOYO KITCHEN STYLEの本社ビルです。

ーー まずは、個性的なデザインの本社ビルについて聞かせてください。

一社にこの本社ビルを建てたのは1999年です。
その前は星ヶ丘にショールームがありました。

このショールームのデザインは、今年の春に亡くなられた橋本夕紀夫さんが手がけています。(※)

ビルそのものがいびつというか、個性的でとても目立ちますよね。
独特の浮遊感というか、存在感があるので、誰の目にもパッと止まりやすい。

ショールームに入ったことがない人も「あぁ、あのビルね」と印象に残る存在だと思います。

私は2007年からここに勤務しています。その前は大阪、その前は福岡にいました。

新卒からTOYO KITCHEN STYLE一筋ですね(笑) 

(※飲食店やホテルを得意とする愛知県出身の空間デザイナー。代表作にザ・ペニンシュラ東京、ハイアット リージェンシー など)

▲駅周辺で一際目立つ本社ビル&名古屋ショールームは独特の存在感
▲本社ビル正面から

TOYO KITCHEN STYLEのコンセプト

TOYO KITCHEN STYLEといえば、デザイン性の高いキッチンが人気。
少し敷居が高いというイメージもありますが、どのような魅力があるのでしょうか。

ーーTOYO KITCHEN STYLEの魅力について教えてください。

TOYO KITCHEN STYLEのキッチンは、脚があることで機能性だけでなくインテリア性も非常に高く、家具のようなフォルムになることが特徴です。

キッチンというと、普通は洗面台とか、ユニットバスと同じ「住宅設備」というカテゴリになりますよね。
これはまさに「道具」です。

まず、キッチンは家庭の中で料理を担当するお母さんの領域という認識でした。
逆に、家の中心で人が集まるところはテレビやソファがある「リビング」という価値観になりますね。

時代が変わって、人々のライフスタイルも変わり、今は男女共にキッチンに立つ時代になっています。

テレビをみんなで見ていたのが、それぞれが自分の端末で好きな世界にアクセスする時代に。
すると、料理や食事の時間がコミュニケーションの時間になります。

家族だけじゃなく、友達が来た時も一緒に料理をして一緒に食べて…
時にはお酒を飲んだり、語り合ったり。
キッチンの扱いが「道具」から「人が集う場所」として、シンボリックな空間になります。 

まさに、コミュニケーションの中心がリビングからキッチンに変わりつつある

その空間全体をコーディネートすることで、より満足度が上がる。

そのため、キッチンだけではなく、キッチンを中心としたトータルインテリアを提案しています。

▲ライフスタイルの中心がリビングからキッチンへ変わりつつある
▲存在感のあるデザインのキッチンはまるで家具のよう

キッチンを中心としたトータルインテリアの提案

ーーTOYO KITCHEN STYLEはキッチンメーカーというだけじゃなかったんですね。

うちはキッチンメーカーとして始まっていますが、実はキッチンだけではなく周辺の家具も扱っています。

普通は、キッチンは住宅設備のメーカーで、家具は家具メーカーでそれぞれ購入するのが一般的ですよね。
しかし、それだと「家に入れてみたらショールームで見たのとなんか違う」となるわけです。

弊社は、キッチンを中心とした空間を、照明やダイニングテーブル、ソファなどトータルでインテリアコーディネートを提案します。

そうすることで、ショールームで見たままのイメージがご自宅に再現できる。
結果的にキッチンも映えるし、お客様の満足度も上がるんです。

*   *   *

私が入社した頃は、キッチンのみを取り扱うメーカーでした。

最初は照明からスタートして、この20年くらいで、少しずつ周辺インテリアの取り扱いを増やしていきました。

今では、キッチン以外の売上が三割以上を占めるまでの分野に成長したんですよ。

リフォームや新築であれば、そういう計画のある方は当然キッチンのショールームに行きますよね。

キッチンと一緒に周辺インテリアをご提案することで、よりコーディネートされた空間になるとご好評いただいています。

▲家具の取り扱いは照明からスタート。取材チームが一目惚れしてしまった折り紙デザインの照明器具
▲家具のショールームとしても見応えたっぷりの空間。夫婦のデートにもおすすめ。

ーーインテリアのトータルコーディネート提案の反応はいかがでしたか?

実は、最初は全然売れなくて大変だったんですよ(笑)

当時はキッチンと一緒に家具を検討するという発想自体がなかったわけですから、流通も違うし、とても苦労しました。

売上も、ほんの少しという状態。

しかし、「キッチンが家の中心になる」というコンセプトのもとに、根気よく提案や発信を頑張ってきました。

すると、徐々に我々の提案するライフスタイルが受け入れられてきて、お客様のニーズも変わってきたんです。

やっと時代のニーズが合ってきたという感じですね。

今では、インテリアショップとして照明を見に来る方、ダイニングテーブルを探しに来るというお客様もたくさんいらっしゃるようになりました。

東京と比べると、名古屋にはちょっとこだわったものや、デザインの凝ったものが欲しいというニーズに対応する店がなかなかないのが実情です。

うちには輸入の家具もありますし、オリジナルの家具も扱っているので、そういうこだわりを持った方には支持されていますね。

▲他ではなかなか見つからない個性的な家具が見つかるかも
▲スタイリッシュな家具たちは見ているだけでも心躍る

TOYO KITCHEN STYLEという“ブランド”

ーーあらためて、TOYO KITCHEN STYLEとはどういうメーカーですか。

弊社のキッチンは他のメーカーのキッチンとよく比較されますが、上位のシリーズと比較すれば特別高いというわけではないんです。

ですが、高い技術が使われていたり、陳腐化しない高いデザイン性があって、それなりの品質のものが安くはないのも確かです。

欲しいと思ってもらえなければ、高いものって買わないですよね。

欲しいと思ってもらえるようなブランディングというか、「こんな暮らし方がしたい」というライフスタイルをどれだけ提案できるかだと思うんです。

キッチンを道具や単なる商品として扱うのではなく、我々はTOYO KITCHEN STYLEという「ブランドの価値観」を大事にしています。

「こんなキッチンはいかがですか?」ではなく、
「こんなライフスタイルはいかがですか?」という提案ができるメーカーです。

▲機能的な「パラレロシンク」が魅力「ゼロ導線キッチン」の解説をしてくださる森前常務

おまけ:「一社」の印象とお気に入りのお店

ーー 本社ビルのある一社の印象を教えてください。

駅前は多少栄えていますが、基本的には穏やかで落ち着いた住宅地ですよね。

転勤族の人からも選ばれているし、大きな家も多くてとても綺麗な街だと思います。

ご近所の方がショールームに来てくださることも多いですよ。

キッチンだけでなく家具も扱っているので、インテリアショップとして照明やソファだけ探しに…とご利用いただくことも多々あります。

シニアのご夫婦が散歩がてらにショールームによっていただき、そろそろキッチンのリフォームをしようかなんて話になることもありますね。

ーー最後に、近所のお気に入りのお店があれば教えてください。

すぐ裏にある洋食屋の『kithen NOMU』は美味しいですよ。

打ち合わせが長引くとお昼をまたぐことも多いんです。それで、お客様に「近くに美味しいランチありませんか?」と聞かれることもよくあるんですよ。

そういうときにNOMUをおすすめしています。オーソドックスな洋食が多くて、ハンバーグが人気ですね。お客様にもすごく喜ばれますよ。

あとは、お好み焼き屋の『一虎』。

気の置けない仲間とよく行く、落ち着く空間ですね。

▲近所でお気に入りの洋食店『kithen NOMU』肉汁たっぷりのハンバーグが人気。(「伝説の超ナゴヤ人」でも特集予定!)

 

取材後記

関西で不動産仲介をしていた2●年前のある日。
「中古マンションをリフォームしてTOYO KITCHEN STYLEのキッチンを入れたいんです。」というお客様と出会いました。

そのお客様は新築マンションも購入できる充分な予算があるにも関わらず、築20年超の中古マンションを購入。

リビングダイニング全体を大規模リノベーションし、ご夫婦憧れのキッチンを導入されました。

今では当たり前になりましたが、当時はまだ珍しかった「中古+リノベ」というスタイル。
その動機となったのが、『
TOYO KITCHEN STYLE』の世界観だったのです。

出来上がったキッチンの存在感と、ご夫婦の満足そうな顔。
今でも目に焼き付いています。

*   *   *

「キッチンは妻の領域」だった時代は、変わりつつあります。

我が家でも、料理は母親である私だけのタスクではなくなりました。
家族でキッチンを囲むことも多々。

TOYO KITCHEN STYLEが提案するのは、そうしたライフスタイルそのものでした。

ABOUT ME
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veronica
名古屋在住の不動産ライター。方向音痴の宅建士。大学卒業後不動産仲介営業を経験し、結婚で名古屋に転居。現在はポータルサイトで不動産コラムの執筆や企画などを中心に活動中。自称和装が似合うマダム。高校生と小学生のママで、星野源が好きです。