鶴舞線「植田」駅
今回は天白区にある鶴舞線「植田」駅エリアを特集します。
「植田」駅周辺の立地環境
「植田」駅は名古屋市東部の天白区のほぼ真ん中に位置しています。
駅の南側を流れる天白川と、西側を流れる植田川が合流する地点の北東方面に広がるエリアです。
「植田」駅の西側には「塩釜口」駅、「八事」駅といった大学が立ち並ぶ文教地区があり、学生街が広がっています。
東には「原」駅、「平針」駅が続き、ファミリー向けのマンションや戸建て住宅も多く、子育て世帯にも人気があるエリアです。
駅前には学習塾やスーパー、ドラッグストアも揃っていて、ファミリー層が多く住んでいる雰囲気がありました。
「植田」駅は幹線道路の飯田街道の一本北にある旧道沿いにあるのですが、バスターミナルも併設されていて、他の地下鉄駅へのアクセスもつながっています。
名古屋市東部(名城線・鶴舞線「八事」駅以東)の地下鉄路線は南北を結ぶ路線がありませんが、バスがその役割を担っています。
「植田」駅からは植田一本松、名東区高針を経由して東山線「星ヶ丘」駅へと北へ向かうルート、天白区と緑区の区境にある桜通線「野並」駅、「鳴子北」駅へと南へ向かうルートがあります。
他にも植田エリア周辺の路線もあります。
注意点として「植田」駅の周辺は坂道が多いので、自転車での移動はなかなか大変そうです。
車や電動自転車での移動がおすすめです。
周辺エリアの交通
「植田」駅周辺は日進市・豊田市方面へ向かう国道153号線や、飯田街道など幹線道路に囲まれていて、郊外へのアクセスもしやすい環境です。
また、東には名古屋第二環状自動車道(名二環)の植田インターチェンジもあり、遠方への移動も便利になっています。
郊外型のロードサイド店やプライムツリー赤池などのショッピングモールへのアクセスもいいという利点もあります。
周辺の公共施設
鶴舞線「植田」駅から徒歩4分ほどの場所に天白スポーツセンターがあります。
取材日は夏休み中だったこともあり、地域の子供たちがプールに遊びに来たり、中高年の方がジムに来たりしていてにぎわっていました。
他の区では中心駅の近くに区役所がある場合が多いですが、天白区役所は駅からはやや離れています。
天白区役所は天白川と植田川が合流する新島田橋の北側にあり、「塩釜口」駅、「植田」駅からはそれぞれ徒歩25分近くかかる場所になります。
また、併設されているケースが多い図書館と文化小劇場もそれぞれ離れた場所にあります。
天白図書館は「植田」駅から南に約1km、天白川を越えた場所にあります。
天白文化小劇場については隣の「原」駅に隣接する場所となっていて、公共施設がそれぞれ点在しています。
植田エリア特集記事
更に詳しく「植田」駅エリアの住環境を知りたい方は、以下の特集記事をご覧ください!
店舗&おすすめスポット
ヴィレッジヴァンガード本店
ヴィレッジヴァンガード本店は「植田」駅から徒歩15分ほどのところにある、あの「遊べる本屋」の1号店。
創業した1986年当時から同じ場所にあり、元は農業用倉庫だった建物がお店になっていて、ヴィレヴァン独特の個性的な雰囲気がいまも外観に色濃く残っているお店です。
いまではイオンモールなどのテナントで入っている店舗が多くなった印象のあるヴィレヴァンですが、ここは当時の面影を残す貴重な路面店。
所狭しとおもちゃ箱のようにぎっしり並んだ雑貨屋、独特なPOP、個性的な書籍のラインナップを楽しみたい方におすすめ。
幹線道路沿いにあり、駐車場も併設されています。
営業時間:11:00~22:00
定休日:なし
カフェが充実しているエリア
「植田」駅は学生街に近く、ファミリー層も多いこともあり、飲食店が充実しています。
なかでも、カフェが充実しているのでカフェ巡りもおすすめです。
写真にある「エスニークス」はサンドイッチが人気のお店。
他にもドイツ料理が楽しめる「bitte」、ハンバーガーやスイーツが人気の「Cafe Downey 植田店」、ハンバーガーと世界のビールが楽しめる「ソウルダイナー」などバリエーション豊かなカフェが豊富にあります。
植田に訪れる際にはぜひグルメもチェックしてみてくださいね。
営業時間:7:30~20:00
定休日:なし
営業時間:10:00~20:00
定休日:なし
営業時間:9:00~19:00
定休日:月曜日
※店舗情報は2024年8月時点でのGoogle記載の情報を掲載しています。詳しくはお店の公式サイトをご確認ください。
「植田」駅周辺の歴史
「植田」駅のある天白区は名古屋市で最も新しい区のひとつで、1975年(昭和50年)に昭和区から分区独立しました。
かつては農業が盛んでしたが、宅地化が進み、いまでは人気の住宅街となっています。
現在では田畑の面影が見られない「植田」駅の近くのには植田八幡宮という植田エリアの氏神様があります。
遠江の有力な武士の横地氏が植田城を築いた14世紀後半にはすでに神社があったことが文献にも残っていて、由緒ある神社であることがわかります。
植田八幡宮は古墳時代の前方後円墳の上にあり、古くからこの地に人が暮らしていたこともうかがえます。
残念ながら古墳は大半が取り壊されてその姿を見ることはできませんが、現在の街並みになるまでの姿に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
編集後記
「植田」駅前は飲食店や塾が多く、落ち着いた街並みから住み心地が良さそうな印象を受けました。
また、八事付近の文教地区へのアクセスも良く、教育に力を入れたい子育て世帯にも良い環境ではと感じます。
(子育てについてはこちらの記事で深掘りしています!)
名城線の環状化以降は、2駅隣の「八事」駅から南北へのアクセスもしやすくなり、より利便性も高まったといえます。
「植田」駅周辺は起伏が激しく、猛暑の取材日はスポーツバイクの男性でも坂を登るのが大変そうでした。
坂の上に中学校や高校があるので、登下校時は多少大変かもしれませんが、毎日登校していたら健脚になりそうです。