今回は地下鉄鶴舞線・名城線「上前津」駅周辺のエリアを調査しました。
ナゴヤ人的に都心部に近い「上前津」駅周辺は”住むところ”というイメージがない地域でした。
しかし、近年は「職住近接」が注目され、上前津~大須エリアにグランドメゾンシリーズが2棟建設されるなど、新しいマンションも増えてきています。
ちなみに、『グランドメゾン大須ザ・タワー』については子育て情報局の本局でも書いたことがあります(コチラ)
今回はそんな「上前津」駅周辺の住環境・教育環境を徹底調査しました!
では、さっそくみていきましょう!
学区について
「上前津」駅周辺は複数の学区が隣接しています。駅の南が橘小学区、駅の北が大須小学区、駅の南西が松原小学区、駅の東が老松小学区です。
一言で”駅チカ物件”と言っても通学することになる小中学校が異なるため注意が必要です。
【中区上前津】学区の位置関係
冒頭でも触れた通り、「上前津」駅周辺は以下の4学区が隣接しています。
- 橘小(→伊勢山中)
- 松原小(→伊勢山中)
- 大須小(→前津中)
- 老松小(→白山中)
小中学校の通学に関しては、駅からの距離と徒歩所要時間を見ると以下のようになっています。
- 橘小:約0.5km/所要時間約8分
- 松原小:約1.2km/所要時間約17分
- 伊勢山中:約1.9km/所要時間約27分
- 大須小:約1.0km/所要時間約16分
- 前津中:約0.4km/所要時間約4分
- 老松小:約0.9km/所要時間約12分
- 白山中:約2.0km/所要時間約26分
※NAVITIME調べ
※松原小、老松小の場合は駅から学区範囲まで少し距離があるため実際の通学時間はもう少し短い
特に注意が必要なのは橘小。小学校は駅から10分未満となっていますが、中学校は30分弱の徒歩通学が待っています。当初から中学受験を決めているのであれば問題ないのですが、近年の猛暑で30分弱の徒歩通学は結構しんどいと思います。
逆に、大須小の場合は小学校の時点では徒歩15分超となっていますが、中学校は徒歩5分未満になります。
上記のように、「上前津」駅周辺は私立中を考えない場合、“小学校は近くても中学校が遠い”、”中学校は近くても小学校が遠い”という2択になります。
【中区上前津】各学校の基本データ
では、各小学校・中学校の基本的な統計データをご紹介します。
中学校に進学した際の他の小学校との生徒比率も気になるポイント。そこで、各中学校学区の全学校のデータをご紹介します。
小学校の生徒数、学級数
小学校の生徒数、学級数のデータは以下の通りです。
出典:2022年名古屋市教育調査統計より作成
上のグラフを見ると分かる通り、前津中学区(大須小/栄小)と白山中学区(老松小/新栄小/千早小)に所属する小学校と平和小は小規模校となっています。
(※名古屋市の定義では、全校で11学級以下の小学校は「小規模校」として扱われる)
小規模校に対する考え方は人によって異なるため、一言で良い、悪いと断言することはできません。
しかし、やはり6年間クラス替えがないため、環境変化を経験する機会が激減したり、クラスに馴染めなかった場合にリフレッシュする機会がない(逃げ場がない)といったリスクもあります。
また、ここまで小規模化が進んでいると、名城小&御園小のように学校が統合されてしまい、通学時間がさらに伸びてしまう危険性も潜在的にはあるでしょう。
(実際には、現時点でも通学時間が長めの学区のため、具体的な統合の話は出ていませんが…)
もし該当学区が小規模校の物件購入を検討する場合、このような状況を頭に入れておいたほうが良いかもしれません。
なお、各中学校の生徒バランスも概ね良好で、上前津駅に近い小学校である松原小、橘小、大須小、老松小は中学校に進学した際に”クラス内に極端に知り合いが少ない”という環境ではなさそうです。
私立中学進学率
これは、「2021年の公立小の6年生の人数」と「2022年の公立中の1年生の人数」を比較して作成しました。
もちろん、転勤等による引っ越しがあり、私立中学進学を理由としない人数の出入りはあるため多少の誤差は生じますが、大きく外れた数字ではないと思います。
今回対象としている学区の私立中進学率は以下の以下の通り。
出典:2021年および2022年名古屋市教育調査統計より作成
上図の通り、3校とも20位までに入っており、名古屋市全体平均である約11%を上回っています。
つまり、比較的中学受験が盛んなエリアである、と言えるでしょう。
ただし、前のパートでご紹介した通り、前津中(大須小/栄小)と白山中(老松小/新栄小/千早小)はそもそも人数が少ない学区のため、転勤等による誤差の影響が大きい可能性はあります。(このエリアは名東区と異なり、転勤族が多いという話を聞くエリアでもないため、そこまで大きく外れた結果ではないと思いますが…)
中学校
伊勢山中、前津中、白山中の学級数、生徒数は以下の通りです。
繰り返しになりますが、前津中、白山中は生徒数が少なく、1学年2クラスずつの構成となっています。
一応、名古屋市の中学校の小規模校基準は「全校で5学級以下である」というラインのため、小規模校扱いにはなっていませんが、前津中は結構ギリギリ。
特に前津中は歴史ある学校であり、名門とされる丸の内中は前津中から分離された学校です。そんな学校の生徒数がここまで減っているのは複雑な気分になりますね。
なお、前津中はホームページに部活動一覧が載っていましたが、やはり生徒数が少ない影響から種類が少なく、野球部、陸上部、卓球部、芸術部の4つしかなさそうです。(白山中は情報なし)
各学校のホームページ
各学校の公式ホームページは以下の通り。
伊勢山中ホームページ →こちら
橘小ホームページ →こちら
松原小ホームページ →こちら
===
前津中ホームページ →こちら
大須小ホームページ →こちら
===
白山中ホームページ →こちら
老松小ホームページ →こちら
どの学校も更新自体はされており、”学校だより”など、必要な情報は掲載されています。
なかでも、松原小、前津中、白山中は生徒と保護者の学校評価のアンケート結果が掲載されています。生徒や保護者から学校がどう思われているか、というのが分かるのは好印象ですね。
また、詳細は後述しますが、今回の対象中学校は小規模校が含まれているため、どのような部活があるかは上記のホームページから事前にチェックしておいた方が良いでしょう。
通勤と通学について
今回も頑張って通勤、通学の詳細について調査しました。
やはり都心に近いだけあって概ね優秀な結果に。「上前津」駅の交通利便性の高さがよくわかると思います。
通勤時間
「上前津」駅から以下の6駅までの所要時間をNAVITIMEで調べました。
- 名古屋駅
- 伏見駅
- 栄駅
- 久屋大通駅
- 丸の内駅
- 金山駅
なお、検索条件は
“2023年7月10日(月)の朝8時に該当駅に到着する”
という内容で統一しています。
また、グラフは左から乗車順に並べています。
例えば、「名古屋」駅なら、
鶴舞線に4分乗車→鶴舞線から東山線の乗換に5分→東山線に4分乗車→名古屋駅着
という感じです。
上記の通り、全ての主要駅へ15分以内に到着。通勤を考えると非常に恵まれた立地であることがわかりました。
「上前津」駅自体が都心に近く、鶴舞線、名城線の2路線使えるのが非常に強い理由ですね。
東山線を使う必要がある場合も、「伏見」駅が近いため、そこまで苦にならない印象です。
通学時間
通学時間は主要中高一貫私立校と、公立高校の市内上位8校(尾張1群・2群のA/Bグループそれぞれ2校)を調べました。
なお、中高一貫私立校には遠方の学校もあるため、グラフを分けています。
中高一貫私立校
まず、市内にある比較的近い中高一貫私立校の結果です。
上記の通り、1校以外概ね30分以内に到着可能となっています。
一番移動時間が長い愛知中は、そもそも駅からのアクセスがそこまで良いわけではない立地の。そのため、この移動時間も特に長いというわけではありません。
なお、殆どのケースは一般的なルートを採用していると思います。
ただ、東海に関しては、今回の検索結果では「車道駅から歩く」というルートになっています。時間帯や条件を変えると「千種」駅から徒歩のルートも出てくるでしょう。
中高一貫私立校・遠方
若干距離がある、滝と春日丘の結果は以下の通りです。
なお、滝は「江南」駅からバス、春日丘は「神領」駅からバス、という想定です。
上図の通り、2校とも50分を切っているという非常に優秀な結果になりました。
滝中学は鶴舞線で直通、春日丘も乗り換え駅である鶴舞駅まですぐに到達できるのが良い結果に結びついています。
なかなかイメージし辛いかもしれませんが、この2校がこの時間で通学できるのは非常に優秀と言って良いと思います。
公立高校
公立高校8校の結果は以下の通りとなりました。
なお、旭丘高校は「市役所」駅からバスの想定です。
こちらも非常に優秀で、名東高校以外はほぼ30分以内に到着できる、という結果になりました。
特に明和高校は中高一貫化で人気が上昇する可能性があるため、15分以内に到着できるのは嬉しいポイントですね。
周辺環境について
ここからは、「上前津」駅周辺の住環境について見て行きましょう。
子育て視点でのポイントを下記にまとめました。
- 意外にも公園は充実しており、一定以上の規模の公園がしっかり揃っている
- 駅周辺には幼稚園・こども園・保育所が複数あり選択肢が豊富
- 駅周辺には中学・高校受験塾は少ないものの、乗り換えなしで通塾が可能な環境
- コンビニ・スーパー・ドラッグストアといった生活に必要な施設は駅周辺に多数あり、駅北部は特に充実している
- 地区の子どもの数は多くはないが、小児科は数が揃っている
では、具体的に見ていきましょう。
公園:予想外に充実している
上前津周辺は都心部という事もあり、公園はあまりないのかと思っていました。
実際はそんなことはなく、駅周辺の半径1km圏内に広さ1,000m2以上の公園が10個もあります。
今回分析対象としてる4学区には、学区内もしくは学区の境界付近に1,000m2以上の公園が少なくとも1つ以上あるため、子育て環境としては悪くないと思います。
現地確認した公園の様子は記事最下部に掲載しています。是非チェックしてみてくださいね。
なお、地図内の吹き出しが白くなっている公園は、以前「大須観音」駅特集の際にご紹介しているので、そちらも併せて御覧ください。
(おまけ)公園巡りの際に立ち寄ったグルメ
本来私の担当ではないのですが、今回は珍しく公園巡りの際に飲食店に立ち寄る時間があったのでご紹介します。
甘味処 柴ふく
下茶屋公園すぐのところにある古民家を使ったかき氷屋さん。
食べログ評価も現時点で3.6超と非常に高得点。
メニューは黒蜜、きなこ、抹茶など和風のかき氷が中心。あんみつなどかき氷以外のメニューもあります。
今回は一番人気の「黒柴ミルク+アイスクリーム」をいただきました。
写真の通り、「これでもか!」というほどのきなこ。内部も黒蜜がたっぷりかかっており、最後まで非常に濃厚です。
子供と公園で遊んだ帰りにかき氷を食べる流れは最高だと思います。
ちなみに、粉系メニューは粉の量が多く、白系の服はほぼ確実に汚れるでしょう。
さらに、ボリュームたっぷりにもかかわらず、”1人1品注文が必須”というルールに注意。
ある程度お腹を空かせて訪れることをおすすめします。
余談ですが、実はこの『甘味処 柴ふく』さんは「アイドリッシュセブン(アイナナ)」の聖地でもあるそう。
(アイナナを使ったJR東海ツアーズの”OFF旅ポスター”のひとつがこのお店だそう)
おじさん独りで超勇気を出して入店して写真撮り+店員さんと掲載許可の話をしていたところ、この”アイナナ”ファンの方に話しかけられて超びっくりしましたw
肉米雄一飯店
私の愛してやまない『肉米雄一飯店』も上前津エリアの第2アメ横ビル2階にあります。
若宮公園(若宮大通公園)が近いですね。
料理は単純な「キャベツと豚肉の鉄板焼き」なのですが、味付けが濃い目でナゴヤ人向き。
わざと傾けてある鉄板の端に溜まったタレに味噌を絡めて食べるのが最高です。
シンプルでありながら中毒性の高い逸品です。
保育環境:幼稚園・こども園・保育所も駅付近に複数の選択肢がある
「上前津」駅周辺には幼稚園、こども園、保育所が複数あります。
※これまでのエリアではインターナショナルプリスクールを扱ってきましたが、一般的な方には縁遠い施設であること、保育所の詳細データを入手できたことから、今回からインターナショナルプリスクールではなく保育所を対象とすることにしました。
1km圏内、2km圏内の施設数は以下の通りで、選択肢が豊富と言って良いのではないでしょうか。
- 幼稚園 :1km圏内:4園 / 2km圏内:7園
- こども園:1km圏内:なし / 2km圏内:3園
- 保育所 :1km圏内:7施設 / 2km圏内:18施設
※保育所は名古屋市HPの「名古屋市の保育所等認可施設・事業所一覧」より抽出。ただし、受入可能期間が短いため(概ね2歳まで)家庭的保育事業、事業所内保育事業、小規模保育事業に分類される施設は除外
※私立幼稚園・こども園は「名古屋市私立幼稚園協会」のHPに掲載されている園を抽出
※公立幼稚園は名古屋市HPに掲載されている園を抽出
園バスも正木幼児園以外は運行されている様子。バスルート次第ではありますが、選択肢は豊富だと思います。
各園のホームページ
幼稚園・こども園の各園のホームページは以下からどうぞ。(保育所は数が多いためご容赦ください…)
- 大須幼稚園→こちら
- 西別院幼稚園→こちら
- お東幼稚園→こちら
- 第1村雲幼稚園→こちら
- 東桜幼稚園→こちら
========ここからこども園======== - ひおき保育園→こちら
- 正木幼児園→こちら(公式ブログ)
- 昭和保育園→こちら
※村元幼稚園は公式HPが見当たらず
特定の園に対する言及は避けますが、このエリアの幼稚園は伝統のある園や人気の高い園もあります。このような園は、プレ入園参加者の優先入園枠があったり、紹介状があると試験免除になるなど、事前の情報収集が重要な園もあるため要注意です。
学習環境:駅周辺は少し苦しいが困る環境ではない
続いて、「上前津」駅周辺の学習環境についてご紹介します。
正直に言って、「上前津」駅周辺には中学受験塾や高校受験塾が多くはありません。
しかし、3駅先の「御器所」駅、乗り換えが必要ではあるものの比較的距離が近い「千種」駅などは”名古屋の塾のメッカ”と言えるほど塾が集中している駅。地下鉄移動を想定すれば通塾が大変、という感じではありません。
公文式
早期教育でよく名前が挙がる公文式。
「上前津」駅周辺は公文式の教室は少なめ。1km圏内に3教室しかなく、特に駅の北側には教室がありません。
もちろん、早期教育は公文が全てではありませんが、小学生の児童数が少ないエリアである影響がこのあたりに出てきている気がします。
中学受験塾
中学受験を考えた場合、東海地区では一般的に大手4塾(日能研/名進研/浜学園/馬渕教室)のどこかに通うケースがほとんどです。
「上前津」駅周辺にはこの4塾はありませんが、前述の通り3駅先の「御器所」駅にはこの大手4塾+国公立中受検大手のマイシフトがあるため、通塾はそこまで大変では無いと思います。
特にマイシフトは国立中受検で実績があり、2025年に開校予定の”公立中高一貫校”の受検対応も期待値が高い塾です。
また、あえて選択するケースは少ないかもしれませんが、名城線の2駅先である「金山」駅にも日能研の教室やマイシフトがあります。
大手中学受験塾は基本的にあまり教室数が多くありません。
多少距離はありますが、そこまで苦労なく通塾できるのは良いポイントだと思います。
高校受験
「上前津」駅周辺の大手高校受験塾の状況は以下の通り。
中学受験と同様、大手塾に通いたいのであれば基本的には「御器所」駅か「千種」駅の塾に通うことになります。
とはいえ距離的には2km強のため、中学生の体力であれば自転車で通うことも可能でしょう。(雨の日はどうするか悩ましいですが)
2023年の旭丘高校合格実績トップ3である、佐鳴予備校、河合塾wings、サンライズに通う選択肢があるのはありがたいポイントだと思います。
生活必需施設:車がなくても生活できる希少な環境
「上前津」駅周辺の生活環境は
「車がなくても生活できる希少な環境」
という印象です。
名古屋市は車利用が前提の街構造となっている事が多いのですが、意外にも「上前津」駅周辺はコンビニ、スーパー、ドラッグストア、小児科が揃っており、車が無くても生活が可能です。
もちろん、ドラッグストアは都市型の小規模店舗が多めという特性はありますが、利便性は間違いなく高いと思います。
それでは1つずつ見ていきましょう。
スーパー・コンビニ
駅周辺にコンビニが複数あるうえ、スーパーも駅近くにあります。
さらに範囲を広げると1km圏周辺に9つものスーパーがあり、ここには高級ラインのスーパーも含まれています。
学区単位で見ても駅周辺3学区にはコンビニが4店以上あり、スーパーも1つ以上ある恵まれた環境です。
ちなみに、子育て情報局の企画で作成した学区別コンビニ数/密度ランキング(名古屋市全260学区のランキング)を見ると、以下のような結果となっています。
- 橘小小学区:コンビニ数→8位/コンビニ密度→14位
- 松原小学区:コンビニ数→93位/コンビニ密度→42位
- 大須小学区:コンビニ数→8位/コンビニ密度→5位
- 老松小学区:コンビニ数→8位/コンビニ密度→10位
特に橘小、大須小、老松小は上位となっていて、環境的にはかなり恵まれています。
ドラッグストア
ドラッグストアは駅前に複数の店舗があり、1km圏内まで広げると駅前店舗含めて12件もの選択肢があります。
大須小学区は非常に高密度で店舗があり、1km2あたり11.4店舗もあります。これは名古屋市の全小学校学区のなかで2位です。(店舗数としても3位)
一方で、分布には偏りがあり、繁華街に向かう駅北部には店舗が多い一方、南側にはそこまで店舗は多くありません。
もちろん、各学区に1つ以上のドラッグストアはありますし、駅前に複数店舗がある、と考えると、かなり恵まれた環境と言えるのではないでしょうか。
小児科
小児科は「上前津」駅から1km圏内には8件。2km圏内まで広げるとさらに20件超の小児科があります。
ここまで揃っていれば、病院に困ることはほとんど無いでしょう。
まとめ
以上、「上前津」駅周辺の状況とその魅力についてご紹介してきました。
- 公共交通機関の利便性は非常に高く、通勤・通学を考えると非常に恵まれた環境
- 駅周辺の小中学校は一部が小規模校。好みが分かれるため事前にチェックが必要
- 都心近い立地ではあるものの公園は一定以上の規模のものが揃っている
- 幼稚園・小児科などは駅周辺に充分な選択肢がある
- 公文式や学習塾は駅周辺にはないが、「御器所」駅、「千種」駅へのアクセスが悪くない事から選択肢は多い
- 日用品の買い物等は選り好みしなければ駅周辺で完結可能で、特にコンビニは名古屋でもかなり数が多いエリア
- 人気学区ではないが車なしで生活が成立する環境は関東から移ってきた人には魅力的
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【参考】各公園の様子
以下の駅周辺1km前後にある公園の様子をご紹介します。
繰り返しになりますが、地図内の吹き出しが白くなっている公園は、以前「大須観音」駅特集の際にご紹介しているので、そちらもぜひ併せて御覧ください。
下茶屋公園
敷地が広めの公園。
写真の通り、池があるなど自然が多い空間になっていて、遊具はなし。しかし、広場的なものはあり、簡単なボール遊びならできそう。
下記の橘公園と隣り合っており、そちらに遊具はあるため良バランスと言えます。
橘公園
下茶屋公園と通りを挟んですぐのところにある公園。
充分な広さがあり、遊具も充実。
唯一の難点はフェンス的なものが無いこと。正面の交通量が多い通りへの飛び出しリスクがあるため注意が必要。
西川端公園
松原小横にある公園。
広さもそこそこあり、遊具は充実している。小学生が遊ぶには充分。
飛び出し配慮は弱めだが、隣接する道路の交通量は少ない。
上前津東公園
マンションに囲まれた場所にある少し変わった形の公園。規模は小さめ。
遊具はブランコ程度しかなく、小学生には少し物足りないかも。
飛び出し配慮は弱めだが、形状的に飛び出しはしにくい。
大池公園
比較的小規模な公園でデータの面積以上に小さく見える。
敷地の殆どが遊具で占められていおり、どちらかと言えば幼児向け。
シーソーがあるのは結構珍しい。
老松公園
老松小横にある公園で、規模が大きい。(“おいまつ”こうえんと読みます)
フェンスに囲まれたグラウンドに大型遊具、ゆとりあるスペースなど、理想的な公園。
若宮公園/若宮大通公園
若宮大通久屋交差点の東西に広がるスペース。
正直どこからが若宮公園なのか若宮大通公園なのかよく分からない。
この範囲の東側にはテニスコート、西側にはフットサルコートがあります。
最も公園のイメージが強いのは若宮大通本町交差点から大須三丁目交差点の間。ここにはスケートボードパークやバスケコート、遊具が置かれています。
遊具はターザンロープやトランポリンなど、子どもがしっかり楽しめるものが設置されています。
写真はそのエリアのものです。バスケコートやスケートボードパークは大学生と思しき若者が多く遊んでいました。遊具エリア以外は小学生が入りづらい雰囲気かもしれません。(見に行ったのはお昼休みだったからかもしれませんが)
写真の通り、利用可能時間が決められていますがフェンスがしっかりと設置されていて安心感があります。バスケコートやスケートボードパークがあるのは非常に稀で貴重です。
【参考】町名と学区のリスト
2023年4月時点における町名と学区の関係については以下の通りです。
(名古屋市ホームページ:「市立小・中学校の通学区域一覧」より)
橘小学区
大井町/上前津一丁目(※1)/上前津二丁目/橘一丁目(※1)/橘二丁目(※1)/千代田三丁目(※2)/千代田四丁目(※3)/富士見町/門前町(※1)
※1:橘小/松原小学区が混在
※2:橘小/老松小学区が混在
※3:橘小/老松小/平和小学区が混在
松原小学区
上前津一丁目(※1)/橘一丁目(※1)/橘二丁目(※1)/松原一丁目(※4)/松原二丁目/松原三丁目/門前町(※1)
※1:松原小/橘小学区が混在
※4:松原小/大須小学区が混在
大須小学区
大須一丁目(※5)/大須二丁目(※5)/大須三丁目(※5)/大須四丁目(※5)/栄五丁目(※6)/松原一丁目(※4)
※4:大須小/松原小学区が混在
※5:大須小/栄小学区が混在
※6:大須小/老松小/栄小/新栄小学区が混在
老松小学区
栄四丁目(※7)/栄五丁目(※6)/新栄一丁目(※8)/千代田一丁目/千代田二丁目/千代田三丁目(※2)/千代田四丁目(※3)/千代田五丁目(※9)
※2:老松小/橘小学区が混在
※3:老松小/橘小/平和小学区が混在
※6:老松小/大須小/栄小/新栄小学区が混在
※7:老松小/栄小/新栄小/東桜小学区が混在
※8:老松小/新栄小/千早小学区が混在
※9:老松小/千早小学区が混在