どうも。古民家大好き&リフォーム屋さんのらいおんです。
今日も今日とて古民家愛がほとばしっています。
ロマン溢れる明治時代築の古民家を見つける
前回までのお話では、僕の古民家愛を全て満たすような物件は早々ないだろうという事で、犬山市役所に行って掘り出し物を直接聞いてみようとしたが玉砕した、というところまででした。
そんな簡単に近道は教えてくれない。まずは地域に根を張り、ゆっくりゆっくり信頼を得て行くことが大事。そこから古民家を授かろうという作戦に切り替え、犬山城下町内にある古民家ラジオ局にてナビゲーターとして番組を持つ事になったのですが・・・・
早速見つけたわ。
ただ、今回の記事ではその物件の詳細を事細かに書けないのですよね・・・。というのも、まだ購入したわけではないため、他人の所有物をあれこれ綴るわけにもいかないので・・・。
という事でゴリゴリモザイクをかけて、色々な数字を伏せて、僕の求める条件と照らし合わせばがら今回見つけた物件を紹介していきます。
求める古民家の条件①古ければ古い方が良い
今回見つけた古民家、築年数130年〜ですって。
なにそれ。「〜」ってどういうこと。
ロマンの塊じゃないですか。
130年以上前って事は1890年頃〜。それまでの藩制がなくなり内閣制度が創設されたり、国内初の鉄道が開通したり、今の日本の初期も初期ですよ・・。
そんな時代が大きく変わりゆく中で、この家は建築されたと思うと・・・
なんかこう・・・・アツいものが込み上げてきますよね・・・。
目を閉じて、建築当初の事を想像しながら耳を澄ますと家から声が聴こえてきそうです。
・・・・・・。
家「けっこう修繕費用 かかると思うよぉ・・」
はい。
求める古民家の条件②主要な柱が朽ち果てていない
結論から言うと、この古民家は骨組はなんとか無事でした。
ぶっといぶっとい柱たちでがっちり支えられていました。
とはいえ、条件の①と共存するのが中々難しいこちらの条件。
当然、古ければ古いほど劣化も激しく、主要構造部分が朽ち果ててしまっている事も多いのです。つまり、古いからといってロマンを感じている場合ではないのです。
チェックすべきは土台、柱といった骨組の部分。
ここが腐食してしまっていると、家全体を支える事が困難。なので、再生するのにはかなり費用がかかります。
もう再生できない場合もある。
今回の古民家は母体は大丈夫だったにせよ、その他に色々と傷みがあったために修繕費は中々かかりそうです。
それに、使われている材料やそれに付随して補修しなければならない箇所がいちいち伝統広報なので、かなりレベルの高い修繕が求められる。
たとえば、傷んでいる間柱を補修するのに、周りの土壁も手をかけなければならなかったり。
現代では、土壁は石膏ボードの上から塗り材を施して「土壁風」にしたり、なんなら「土壁風壁紙」で仕上げたりします。しかし、この時代の土壁は竹を編んで下地を造りその上から本当の土を塗りつけていく・・・という、ガチの伝統的な工法です。
そんな技術を持った職人さんが果たして現代にどれだけいるというのか・・・!
ただ、それも含めて面白い・・。
クリエイティブ欲が湧き上がるってもんよ・・・!
求める古民家の条件③犬山城に近い
国宝である『犬山城』のふもとが犬山城下町といえるような町並みなので、近い方がそりゃ良いのだが・・・どれぐらいの場所なのかはここではちょっと伏せます。
求める古民家の条件④広い
見つけた古民家の広さはなんと延床で60坪以上・・・!
広いよ・・広すぎる・・・!!
だが、このプロジェクトでは自宅としてだけでなく、事務所と旅館と寺子屋を併せた場所にしたいので、これでもギリギリの広さです。
寺子屋は旅館もしくは事務所と同じ空間で行おうと思っているため、実質2事業分+自宅がほしいところ。
自宅部分は2LDK〜3LDKはほしい。
つまりは30坪〜くらい。
事務所はデスクワーク、寺子屋のワークショップ、数人で勉強会ができる広さがほしいので10坪〜くらい。
そして旅館部分は4人ほどがゆったりできる空間が良いなぁと思っているのでが15坪〜くらい。
つまり僕の構想では延床55坪が最低ライン。
今回の古民家、広すぎる!!と思ったが意外とギリギリやったんですな・・。
結論:もう絶対これほしい
もう絶対これが良い。
多分運命な気がするんですよ。
ちなみにこちらの古民家、売りに出てけっこう長いらしいのですが、まだ売れていないという事はかなり困難を極める要塞であるということ。
それもそのはず。
僕の見立てでは合計で5,000万円はかかるのだから・・・。
当然そんなお金は持ち合わせていないので銀行からお金を借りないといけないのだが・・・
僕、この前の決算赤字だったんですよね・・・。
でも諦めぬ。
資金調達の方法は銀行融資だけじゃない・・・・使えるものは使ってやるでござるよ・・・。