どうも。古民家好きなリフォーム屋のらいおんです。
今日もなんやかんや、古民家をクリエイティブしとります。
古民家の定義
いきなりですが「古民家の定義」って皆さんご存知ですか?
築何年からが果たして古民家と言えるのでしょうか。
僕もわかりません。
どうやら明確な定義はないようです。
一説によると昭和25年(1950年)の建築基準法制定時には「既に建っていた家は現代建築ではないために古民家と呼べるであろう」というのがあるそうです。
僕の肌感覚ですが、確かにそれぐらいの年代以前の家は、使われている柱や梁のごつさがエグいんですよね。
上の写真はこの前みてきた古民家。
見てくださいよ、この木々の太さ。
イブラヒモヴィッチくらいあります。
使われている木がごつければごついほど、ロマンを感じるのは古民家あるあるではないでしょうか。
さて、前回の続きです。
ワイ、どこぞの誰かわからないよそ者認定される
前回のお話では
「犬山城下町内の古民家を空き家バンクから探してみたら全然掲載されていなかった事にショックを受け、諦めきれずに直接市役所の担当課に行って聞いてみた!」
というところまで綴りました。
キラキラの瞳で古民家の夢を語るらいおん
お忙しい中、担当者の方はとても親切に丁寧に対応してくださいました。
犬山市の歴史、空き家バンクに来られる方々の悩み、空き家バンクの活用についてなどなど・・・。
仕事柄、色々な自治体の空き家バンクに行ってお話を聞いてきました。
やはりどの自治体も真剣に取り組んでおられますが、現実問題うまく機能していないという現状に頭を抱えているという…。
たとえ国であっても、国民の血税で動かしている事業。
そうポンポンと予算を使って空き家に注力することは難しいのだそう。
そうですよね・・・。
難しいですよね・・・。
わかりますわかります。
それに歴史ある犬山城下町ともなると、普通では手出しができないような伝統的建造物の空き家なども少なくないようで・・・!
そこで僕がおもむろにリュックから取り出したのは、事前に用意した活動実績や空き家を再生した事例などをまとめた資料。
目をキラキラさせながら担当者にお話をさせて頂きました。
これらは実際に提出した資料です↓
三重県鳥羽市で朽ち果てる寸前だった空き家を旅館にしたという実績は大きな武器になると思い、この活動を全面に押し出しました。
ポイントは”ただただ、宿泊施設として再生をして稼いでまっせ!というわけではない”というところ。
丸々一棟貸切の完全予約制のこの旅館は、2階の一部を「ギャラリー室」にしてあり、その地域の伝統工芸品や特産品を観覧できます。
「地産地消の仕組みを作りたい」という想いがあって、客室をわざわざ一つ潰して改装をしてみました。
当然、このスペースを客室にしてしまえば定員も増やせる=収益を多く見込みやすい。
しかし、そこが目的ではないというのが大きなミソなのです。
多分この説明をしている時の僕の顔は希望に満ちていたことでしょう…。
さらに、ここから僕のPRタイムは盛り上がりをみせるのです。もう少年の目をしています。
犬山城下町といえば、かの有名な織田家の信康が築城し、その周りを繁栄させたことで知られる町。
その名残は現在の犬山城下町を再び盛り上げ、国内でも有数の観光地として栄えてきました。
僕は、そんな町にぴったりな活動をしているのです。
空き家×日本伝統文化
日本の伝統建造物である古民家と火縄銃や甲冑などの日本の伝統文化を掛け合わせることで、より多くの人たちに伝統を知ってもらいたい。
この想いで、同じ志をもつ火縄銃競技の日本一の選手である佐野翔平氏とも親交を深め、イベントを行ってきました。
近日、この旅館で世にも珍しい火縄銃の展示イベントを開催する予定です。
先日、佐野翔平氏が開催しているこのイベントにお邪魔をした時の写真です。
この迫力よ・・・!!
これにロマンを感じない者はおらんですよ・・・。
しかも、こういった貴重なものは博物館などでは普通、ガラス張りの向こう側にある物をただただ眺めるだけ・・なのだが!!
ふうううううう!!!
実際に触れちゃうんだなぁ!!!
という感じのイベントを古民家で行っています。
それが!私らいおんなのです!!!どうもこんにちわ。
このような話を担当の方に熱く、そしてキラキラした曇りなき眼で
「そんな僕だからこそっ!!犬山城下町に住みたいっっ!!!」
と伝えました。
あわよくば、なんかすごく良い感じの古民家情報を教えて頂けるのではないかという下心バッキバキで。
そしたらね。
担当者の方、なんとおっしゃったと思います?
犬山市の担当者様の反応
はい。
とってもとっても丁寧に「情報をお伝えすることはできない」とおっしゃってくださいました。
ちーーーーん。
要約すると「まだ犬山市に縁もゆかりもない一般人に教えられる情報はない」でした。
要約するとね!!!要約ね!!
オブラートに包みながら本当に丁寧にフォローしつつおっしゃったので、脳内変換するのに時間がかかるくらいでしたよ・・・。
まあでもね・・・普通に考えたらさ・・・そりゃそうよね・・・。
空き家とはいえ、歴史ある伝統的建造物をただの古民家好きなよくわからない聞いてもいないのにペラペラと熱く語り出す変なやつに気軽に任せられないわけですよ・・・。
それこそ市の信用が落ちてしまう。
そこで僕は思ったのである。
ならば拠点を移すよりも前に犬山市に根を張ろうじゃないか・・・!!
犬山城下町のラジオ局にて番組を持つことに
そんなことを考えていたある日。
ひょんなことから犬山城下町に古民家を改装したラジオスタジオを構えている「愛知北エフエム」さんとたまたま繋がりができました。(?)
それで、なんやかんや月2回ラジオ番組を放送することになりました。(!?!?!?)
毎月第1第3水曜 昼12:00〜12:30 愛知北エフエム FM84.2 「古民家をクリエイティブしとります」始まります
ここでひたすら古民家最高!!!!住みたいっっ!!住みたいっっ!!!って叫んでやろうと思います。
犬山市から「もうわかった!わかったから!!黙れ!!!」と宥められることを信じて・・・。
そんな僕のラジオは毎月第1第3水曜日の昼12:00〜12:30に放送します!
愛知北エフエム FM84.2 「古民家をクリエイティブしとります」
電波では愛知県の一部のエリアしか聴けないのですが、ネットから聴けるJCBA Simulというラジオサイトを利用するとどこでも聴くことができます。
ぜひ聴いてみてくださいね!
あとがき
いかがでしたか?
夢を持って挑んでみたものの、そんなに甘くなかった古民家移住。でも転んでもタダでは起きないのがらいおんです。
次回、良い感じの古民家みーーつけたっ!!!です。
お楽しみに。