今回は天白区にある「原」駅エリアを特集します。
鶴舞線「原」駅

「原」駅は、鶴舞線の延伸に伴い、1978(昭和53)年に開業。
名古屋市南部の交通拠点として計画されました。
終点である赤池駅から2つ目の駅となっています。
名古屋市の中心部(伏見・丸の内方面)へは直通で行くことも可能。
1997(平成9)年に原ターミナルビルが完成。
エレベーターとエスカレーターが設置され、利便性が向上しています。
周辺エリアの交通

原ターミナルビルにバスターミナルが併設され、地下鉄と市バスの乗り換えがスムーズに行えるようになりました。
雨の日でも濡れずに乗り換えが可能。
地下鉄徳重や地下鉄平針などに行くことができます。
ほかにも、県道名古屋岡崎線が通っており、日進市や豊田市方面へのアクセスが良好です。
また、駅周辺にいくつかのタクシー会社が営業しており、乗車や配車サービスをスムーズに利用できます。
徒歩10分のところに、タクシー会社つばめグループの天白営業所も。
周辺の公共施設
天白文化劇場

原ターミナルビル4階にあります。
演劇や音楽、ダンスなど多様なイベントが開催されています。
収容人数は約350席です。
原コミュニティセンター

地域の交流施設で、会議やイベント、文化活動の場として利用されています。
会議室は第1会議室(68.35㎡)と第2会議室(82.24㎡)があり、可動式の間仕切りで大きな会議室として利用可能。
和室もあるので、和の雰囲気を活かした会議や集まりに最適です。
天白スポーツセンター

総合スポーツ施設で、市民の健康増進やスポーツ活動の拠点となっています。
施設内には、バレーボールやバスケットボールができる第1競技場、卓球やバドミントンに適した第2競技場、弓道練習場、トレーニング室、屋内プールなど、多様なスポーツを楽しめる設備が整っています。
また、エアロビクスやダンスに活用できる軽運動室や、研修・ミーティングに利用可能な会議室も。
原エリア特集記事
更に詳しく「原」駅エリアの住環境を知りたい方は、以下の特集記事をご覧ください!
おすすめスポット
原駅市民ギャラリー

駅構内に設置された展示スペースで、市民の芸術作品や文化活動の発表の場として利用されています。
ほかにも、東山線は本陣駅と星ヶ丘駅に、名城線は黒川駅に、名港線は名古屋港駅に同様のギャラリーあり。
展示の予定は名古屋市交通局のサイトで確認できます。
天白川沿い散策路

天白区を流れる天白川沿いに整備された遊歩道で、自然を感じながら散策を楽しめるスポットです。
約5kmにわたる緑道が整備されており、ウォーキングやジョギングにおすすめです。
春には美しい桜が咲き誇り、お花見散歩に最適。
中山神社

天白公園内にあります。
中山神社では、「お犬様」が神の使いとして信仰されています。
これは、奈良県吉野の金峯神社の神話に由来し、祭神の安閑天皇が犬に乗って渡ってきたという伝説があるためです。
犬を神の使いとして崇めることで、厄除けや繁栄を願う信仰が根付いています。
「原」駅周辺の歴史

「原」の名前の由来は、かつてこの地域が「原新田」と呼ばれていたことにあります。
江戸時代に開発された農地であり、広大な原野が広がっていました。
1978(昭和53)年に「原」駅が開業し、名古屋市南部の交通拠点として発展しました。
周辺はかつて農地が広がる地域でしたが、地下鉄開通後に住宅地として急速に発展。
現在は商業施設や公園が整備され、都市の利便性と自然の豊かさが共存する住みやすいエリアとなっています。
編集後記

駅周辺を歩いていて、気づいたことは広めの公園が多いということ。
天白公園をはじめ、城下公園や上原公園などの広い公園が点在。
自然を満喫できる環境が整っていました。
農地から住宅地として急速に発展したものの、地域の自然環境は大切にされており、四季折々の風景を楽しむことができます。
都市の忙しさに疲れたときに、「原」駅周辺で穏やかな時間を過ごしにまた来たいです!