銘店探訪!あまなトラン

銘店探訪!あまなトラン【名東区藤が丘】あまなっとう的『藤が丘味仙』ベスト10&オススメ店

待ちに待っていたこの駅の特集がやってきた…

血湧き肉躍る町。それが「藤が丘」…

待っていたぞ!藤が丘

昨年11月に「デラデザイン12月号は藤が丘でいきます!」と連絡が入った時、あまなっとうは心の中で「よっしゃ!」とガッツポーズをした。

なぜなら「藤が丘」駅には名古屋めしの王様と呼ぶにふさわしい台湾ラーメンの『味仙』があるから。(その後、ouki編集長から急遽予定変更が入り、あまなっとうがブチ切れたのは先月お伝えした通り)

皆さんは『味仙』といえば今池では?というイメージがあるはず。他にも矢場町や八事、名駅など至る所に『味仙』はある。でもあまなっとう一番のお気に入りは藤が丘店。
今池店ほど観光客向けに寄り過ぎず、矢場店ほど味付けが攻撃的ではない。(酒とやるなら矢場店は超おすすめ。)

あまなっとうにとっての丁度いいバランスがまさしく藤が丘店なのだ。

▲あまなっとうにとって味仙の聖地は「藤が丘店」

『味仙』の由来を少しお話ししますね。

関西人にMy王将やMy天一みたいなチェーン店のお気に入り店舗があるように(関西の皆さんお気に入り店舗あるよね?あまなっとうだけ?)、名古屋人にもそれぞれのMy味仙がある。

味仙は台湾からの移民者だった郭明仁さんが名古屋駅近くに開業した『万福』がルーツ。
そして長男の郭明優さんが店を継いで改めて今池に興したのが『味仙』。だから今池本店と呼ばれる。

そののち、兄弟によって作られたのが長女経営『矢場店』、次男経営『八事店』、次女経営『藤が丘店』、三男経営『日進竹の山店』になる。
それ以外の味仙はこの5流派のどこかに属している。(ちなみに東京にある味仙は三男系列って知ってました?)

基本メニューは一緒だけど、それぞれの店舗オリジナルメニューもあり、味付けにもかなり差がある。どこぞのチェーンみたいに兄弟喧嘩別れ(どことは言いません…)ではなく

華僑によくあるリスク分散の教えで、それぞれ兄弟が自主経営されているみたい。(あくまでも聞いた話です。)

▲さすが本店。風格があります。

藤が丘は『味仙』だけじゃない!

ということで『あまなっとう的藤が丘味仙ベスト10』で今月のあまなトランはサクッと終わらせたろかと思ったけど、さすがに紙幅の関係上まずい。校閲がザル状態のouki編集長でもさすがに詰められそう…。ということで、まずはあまなっとうおすすめのお店を4つ紹介させていただきますね。

藤が丘二大洋食店その1『キッチン心』『グリルまどか』

今は無き名古屋伝説の洋食店『雅木』の血を引くお店が藤が丘にもある。それが『キッチン心』。
雅木系のお店の特徴はご飯に赤出汁が付くこと、ハンバーグにパン粉をまぶしサクッと揚げ焼きにしていること。キッチン心はその作法は忠実に守りながら、職人肌のシェフがより一層繊細に作り込んでいるのが特徴。

圧巻はプリン(洋食じゃないし笑)。
口に入れると水のようにスーッと消えていく食感…。名古屋名物ピヨリンよりも形を維持できない柔らかさをぜひお試しあれ。(分かるかな?ピヨリンチャレンジ…)

▲「しん」ではなく「こころ」と読む。
▲『雅木』以来の伝統の揚げ焼きハンバーグ。肉質の良さは『雅木』以上だと思う。
▲牡蠣のジューシーさを衣で完璧に封じ込めたカキフライ。この日の牡蠣は岩手県産。
▲口に入れると水のように消えて無くなる圧巻のプリン。人生で初めての感覚だったかも…。

藤が丘二大洋食店その2『グリルまどか』

『グリルまどか』は地元で50年以上の歴史を誇る老舗洋食店。
昔ながらの製法で作られたデミグラスソースはコク、苦味、甘み、酸味のバランスが完璧。

そして看板メニューは牛ロースたまり焼き。
生姜焼き程度の厚さに切られた牛ロースを焼いただけのシンプルメニュー。
だけど、ニンニクの効いたたまり醤油ダレがご飯に合う絶妙な味付けでたまらない。

さすが寺門ジモンに肉専門チャンネルで紹介されたのも伊達じゃない(寺門ジモンに紹介されるのは良いことなのかはよく分からない。

▲コク、苦味、酸味、甘みのバランスが完璧。ずっと舐めていたいデミグラスソース。
▲50年の歴史を感じる王道ハンバーグ。肉肉しいハンバーグとデミグラスソースの相性は完璧。
▲シンプルに見えてタレが最高の牛ロースたまり焼き。肉質は箸で切れる柔らかさ…。

名古屋最強ラーメングループ『麺家 半蔵』

名駅『獅子丸』鶴舞『幸先坂』と超人気店を抱える名古屋ラーメンの急先鋒『半蔵グループ』。その総本山がこちら『麺家 半蔵』。

半蔵の特徴は、全粒粉を使った香りの高いツルシコ麺。一番のおすすめは伊勢海老つけめん

伊勢海老のビスクに豚骨を加えたような超濃厚まろやかな味わい。
伊勢海老の香りがガツン!とくるので海老好きにはたまらない一杯。

大人気の行列店なのでピークをずらした訪問がおすすめ。

▲味仙でたらふく食べた後に、更にラーメンをかぶせにいった自分自身を褒めてやりたい。
▲おすすめの伊勢海老つけ麺は超濃厚。海老好きは感涙必至。
▲蛤ベースの淡麗な中華そば。伊勢海老つけ麺と対照的な飲んだ後に食べたくなりそうな一杯。
▲まるで鴨せいろのような鴨つけ麺。半蔵グループは個性的、画期的メニューが多いのも特徴。

名古屋では希少なたこ焼き店『いちから』

大阪人のあまなっとうにとって名古屋への不満の一つが、たこ焼き屋ほとんどないこと

大阪人の主食は米ではなくたこ焼き?なので、名古屋に来た当初は禁断症状にとても苦しんだ…(大阪人にとってたこ焼きは麻薬です)。

その中で当時から営業していた貴重なお店が『いちから』。
いちからのたこ焼きは大阪人も納得の中が熱々トロトロで火傷必至のやつ。
駅前のアーケードにあるので学校や会社帰りにふと立ち寄りたくなる藤が丘のオアシスのようなお店。

▲お婆ちゃんが鉄板の前に張り付いて焼き上がりをジーっと待っているのが微笑ましい…。
▲味仙でたらふく食った後、半蔵でラーメンをしばいて、更にたこ焼き立ち向かうあまなっとう。もはや何と闘っているのか自分でもよく分からない。
▲いちからのたこ焼きは定番のソースよりも、実は塩マヨネーズの方が美味しいと思うの。

あまなっとう的『藤が丘味仙ベスト10』発表!

それではいよいよ『藤が丘 味仙』あまなっとうベスト10を発表!と、その前に…

あまなっとうの勝手な主観だけど、味仙はあくまでも町中華のお店。
高級食材も取り扱っているけど、そういうメニューはそれに相応しいお店で食べるべき。
店員さんからは最初に高いメニューを勧められたりするけど、そこはサクッと無視してB級主体に攻めていくのが正攻法!(なにやら営業妨害になってないか笑)

▲高級食材はもちろん台湾ではポピュラーなカエルなどの食材もある。
▲とりあえずビールで乾杯!

第10位 餃子

ビールのお供にはやっぱり餃子!
小ぶりな餃子を2〜3個まとめて口に放り込んでビールで追いかければ…はい優勝。

第9位 あさり炒め

味仙では定番。ぷっくりとしたあさりの身が美味しいのはもちろん、貝の出汁がたっぷり出ているタレが旨い。ご飯にかけたり台湾ラーメンの味変にもアリです。

第8位 手羽先

名古屋といえば手羽先。名古屋の手羽先はコショウ辛いのが特徴だけど『味仙』の手羽先は唐辛子辛い。しかも恐ろしく辛い。手羽先だけでビール3杯はいける。

第7位 台湾飯

藤が丘店オリジナルのはず。実は台湾ラーメンの麺が米に変わっただけ笑。
生卵で辛さがマイルドになるので台湾ラーメンが辛すぎる人にもおすすめ。

第6位 コブクロ

酒好きにはマストの定番メニュー。プリプリのコブクロにネギと唐辛子がたっぷり。
味仙は唐辛子が種ごと入っているので口が痺れるくらいに辛い(化学調味料の痺れもあるかも笑)。

第5位 酢豚

いわいる甘酸っぱい酢豚じゃない。味仙は酢豚までもが辛い(結局全部辛い笑)。
酸味の効いた醤油ダレにネギ唐辛子がたっぷり。コブクロと双璧を成す酒好き必須の一皿。

第4位 ニンニクチャーハン

最近味仙のニンニクチャーハンはニンニクのサクサク感が無くなってしまった気がするけど、藤が丘店は比較的サクサク感の残ったかつてのチャーハン。たっぷりの紅ショウガがまた泣かせるんだわ。

第3位 台湾ラーメン

看板メニューの台湾ラーメンがまさかの3位!他店舗ならば間違いなく1位。
藤が丘店にはそれ以上があるということなのか…。ノーマルでもかなり辛い。自分の好みに辛さは調整できる。

▲台湾ラーメンは辛さの調整可能。辛さ増しのイタリアンもある。辛さ無しが何でヨードなんだろう?

 

第2位 特製肉シュウマイ

このメニューを紹介したいから藤が丘味仙特集にしたと言っても過言ではない、藤が丘店オリジナルの特製肉シュウマイ。
ニンニク生姜たっぷりのタレと肉肉しいシュウマイとの相性は抜群!これだけのために藤が丘まで足を伸ばす価値がある。(系列の名古屋駅店にもあり)

第1位 青菜炒め

やっぱり青菜炒めは外せない。
台湾ラーメンは辛すぎて頼まないお客さんもいるけど青菜炒めの注文率は100%なのでは?あまなっとうは全味仙の中で藤が丘店の青菜炒めが一番美味しいと思う。
強火でサッと炒めているので青菜がシャッキシャキ!
青菜炒めを食べるなら藤が丘店、次点で矢場店かなぁ…。

まとめ:『味仙』を語り『藤が丘』を語らず笑

読み返すと『味仙』ばっかりで「藤が丘」の街について全く触れてない笑笑
ターミナル駅で若い世代が多く、新しいオシャレなお店も多い藤が丘。決して『味仙』だけの街ではない(慌てて苦しいフォロー汗)。

でも、街の若返りが進んでいく中で、『グリルまどか』や『いちから』、そして『味仙』のような昔から愛されるお店が、大黒柱にように街を支えているのが藤が丘の魅力だと思う。
新旧のバランスが取れた完成度の高い街、それが「藤が丘」。

さあ来月は、あまなっとうのホームタウン!見事なくらいの住宅地でぺんぺん草も生えないような飲食店不毛の地だけど気合い入れて取材するので、みんな震えて待て!

ABOUT ME
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あまなっとう
1977年大阪生まれ。Twitterにて名古屋市愛知県主体のグルメ情報『あまなトラン』を展開。A級B級問わず、年間300軒以上のお店を訪問するグルメバカ。食べログなどでは捕捉できない名店を探し当てることが趣味。モットーは「名古屋のめし 全部食うたる」。体型の維持に必死。