今回は北区にある「名城公園」駅エリアを特集します。
名城線「名城公園」駅

1971(昭和46)年に開業した「名城公園」駅は、その名の通り名城公園のすぐそばにあり、公園へのメインアクセス駅となっています。
駅のリニューアル工事が2023(令和5)年1月10日から進められており、快適な空間へと変わりました。
さらに、駅直結の地下横断歩道も建設中で、完成すれば地上に出ることなく名城公園へスムーズにアクセスできるようになります。
今回のリニューアルでは、改札口を出てすぐの場所に新しい休憩スペースが誕生しています。
これは、「名城公園」駅が最寄りとなる愛知学院大学と名古屋造形大学、そして交通局が連携して実現しました。
名城公園を訪れる親子連れをメインターゲットに、公園の豊かな緑が広がるような温かみのある曲線デザインが特徴です。
周辺エリアの交通

名古屋市営バスの「名城公園」バス停があり、栄や如意車庫方面へのアクセスが可能です。
また、名城公園内や周辺にシェアサイクルのポートが複数設置されており、ちょっとした移動や観光にぴったり。
スマホアプリで簡単に借りられます。
バスとシェアサイクルを組み合わせることで、名城公園エリアをさらに満喫できそうです!
周辺の公共施設
名城公園

名古屋城に隣接する広大な都市公園。
緑豊かな敷地には、池や広場、スポーツ施設、商業施設「tonarino」があり、市民の憩いの場となっています。
散策やジョギング、ピクニックなども可能。
名城庭球場・野球場・プール

名城公園内にあるスポーツ施設です。
名城庭球場は15面のコートを備え、夜間照明も完備。
名城野球場は公式戦も可能なグラウンドで、両施設とも市民が利用できます。
名城プールは25mプールや学童・幼児用プールがあり、夏に人気。
IGアリーナ(愛知国際アリーナ)

2025年7月にグランドオープンしました。
スポーツイベントからコンサートまで多様な催しを行うことができ、最大17,000人を収容可能。
大相撲名古屋場所や、バスケットボールBリーグ「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」の新たな本拠地としても活用されます。
名城公園エリア特集記事
更に詳しく「名城公園」駅エリアの住環境を知りたい方は、以下の特集記事をご覧ください!
おすすめスポット
名城公園フラワープラザ

名城公園内にあります。
花と緑に関する展示や講習会が行われる施設。
モデルガーデンも見どころの1つです。
tonarino(トナリノ)

名城公園内に位置する複合商業施設。
カフェ、レストラン、スポーツショップなど多様な店舗が集まり、公園利用者の休憩や食事、地域住民の日常利用にも便利です。
公園の自然を感じながら食事や買い物を楽しめそう。
メタウォーター下水道科学館なごや

下水道の役割や仕組みを楽しく学べる体験型施設です。
ゲームや模型、映像を通して、水がきれいになる過程や環境の大切さを分かりやすく紹介。
子どもから大人まで、下水道のサイエンスに触れることができます。
「名城公園」駅周辺の歴史

名城公園のルーツは江戸時代、名古屋城北側にあった尾張徳川家の大名庭園「御深井御庭(おふけおにわ)」に遡ります。
三代将軍徳川家光も訪れたと伝えられるこの庭園は、優雅な趣を持つ空間でした。
明治時代には陸軍の練兵場となりましたが、昭和初期に名古屋市へ下賜され名城公園として開園しました。
第二次世界大戦後の戦後復興期には、名古屋大空襲で焼失した名古屋城周辺の復興計画の一環として、公園の整備が本格化。
1980年代に整備された「藤の回廊」は、名古屋市の「まちなみデザイン20選」にも選ばれるほどの景観で、現在も多くの人々を魅了し続けています。
名城公園は、時代とともに姿を変えながら、市民の憩いの場であり続けています。
編集後記

おすすめスポットでご紹介した「メタウォーター下水道科学館なごや」の周辺を歩いていると、クレヨンで描かれたイラストのマンホール蓋を見つけました。
名古屋市が公募でデザインを決定したマンホール蓋が設置されているとか。
私が見つけたのはシャチホコのデザインですが、東山動植物園の動物、オアシス21、大須、名古屋の食べ物などをモチーフにしたユニークなデザインを楽しむことができます。
ぜひ街歩きをしながら、足元に隠された名古屋の魅力を探しに出かけてみてください!