銘店探索!はこなトラン

銘店探索!はこなトラン【中区上前津】輪久、シクラメンテ、ル・デトゥール・・・アダルトな銘店の数々にランチタイムからあらぬ妄想が大爆発

こんにちは、はこです。いよいよ暑さがこたえますね。
食欲がなくなる季節だからこそ美味しいもの食べて夏を乗り切る体力が欲しい。
はい、ダイエットが遠ざかる足音聞こえます…

西と東でこんなに違う!都心なのに落ち着いた「上前津」の銘店たちを一挙紹介!

今回銘店を探索するのは中区「上前津」駅。
大須と一体で考えがちだけど、今回の取材で大津通の西と東で驚くほど雰囲気が違うことに気付かされました。

簡単に説明すると、「良くも悪くも雑多でカルチャーミックス感が強い西側(大須)」
に対して、「都心なのに落ち着いた大人の町が東側(上前津)」。
今回紹介する銘店たちも大人な雰囲気と魅力に溢れたお店ばかりです。

これぞ正統派、本格フレンチを気軽に食べられるビストロ『ル・デトゥール』

若々しい感性も良いけれど、伝統をきちんと踏まえた料理の重みも捨てがたい。
「正統派のお店をチョイスできるハコちゃん、やっぱりできる男♡」って言われたいよね、デュフ、デュフフ…

基本に忠実で伝統的な本格フレンチを手軽に食べたい。そんなわがままを叶えてくれるのが『ル・デトゥール』

▲ビストロスタイルなので気軽に入れる店構え
▲結構シックな内装。ランプが可愛らしい

今回はランチで訪問。前菜、主菜も豊富な選択肢から選べるから心躍ります。

▲選べる前菜と主菜が豊富。今回はBコースにスープ追加でいただきました
▲前菜「鴨燻製と砂肝コンフィのサラダ」。砂肝コンフィがみずみずしい、新鮮で良い素材使ってるのがわかります
▲前菜「カツオのカルパッチョ バルサミコソース ブルグルのサラダ添え」。盛り付けが美しくてテンション上がります
▲「新玉ねぎのポタージュ」。新玉ねぎの甘みがこれでもかと凝縮されていて美味しい!スープ追加して良かった
▲主菜「塩漬け豚スネ、豚タンの柔らか煮込み ラヴィゴットソース」。メニューで見た時は濃厚なソースのもの想像したけど豚の塩味とラヴィゴットソースの酸味であっさり仕上げ
▲主菜「真鯛とホタテのヴァプール バジリックソース ズッキーニのヌイユ添え」。これぞフレンチ、ソースが美味しい。お皿まで舐めたくなる…
▲デザート。洋酒の効いたパウンドケーキが美味しい

盛り付けも美しいし、素材も味付けもいい。本格的なフレンチをこれだけ食べて3,500円弱、嬉しくなっちゃいます。

店内はマダムで賑わい、お昼からワインを楽しんでいらっしゃる方もたくさんいました。
いいですね〜、日本でもシエスタ文化が定着してほしい…

コスパは名古屋最強クラス、大人気ビストロ『ラ・ペッシュ』

以前からコスパ最強で大人気という噂は聞いていたのが『ラ・ペッシュ』。
上前津では外せないお店、予約取れたらラッキーという気持ちで電話しましたがタイミングよく予約取れた!心躍らせながら初訪問してきました。

▲カジュアルな外観、オープン時間に訪れましたがすぐに満席になっていました
▲前菜盛り合わせをランチに追加しました。これはワインが進む!飲めないけど…
▲ランチのサラダ。フリットがサクサクで美味しい
▲主菜「マダイ、アサリ、お野菜のオーブン焼き」。野菜の旨味が凝縮したスープが美味しい
▲主菜「アンガス牛ハラミステーキ」。男ならステーキだろ!と頼んだけどアゴが筋肉痛になりました…

今回は前菜盛り合わせを追加しましたが、基本はサラダと主菜。これで1,640円は本当にコスパ高い(ステーキはプラス料金です)。

味の方は好みになるから評価は分かれると思いますが、コスパで選ばれるお店という感想です。僕はお酒が飲めないのですが、ワイン好きだとまた評価変わるかも。

賑やかに気楽に楽しめるのがこのお店の良さだと思う一方で、店員さんのお皿の置き方、下げ方が小心者な僕には気になる。少し笑顔見せてくれるだけで全然印象柔らかくなるんですけどね、追い立てられるようにお店を後にしたのでした… 

もちろん気にならない人の方が多いから人気店なわけだし、コスパは抜群なことを改めてお伝えします。

美味しさ、皿や盛り付けのセンス、雰囲気、コスパ。総合力で名古屋No.1の和食屋さん『輪久』

今回の特集エリアを「上前津」駅と言われた瞬間、一番好きな和食屋さんをご紹介できることにいきなりテンション上がってしまいました!

良いお店を定義するのは難しいけど、僕が好きなのは味や食材にこだわりがあって、技術に裏付けされた丁寧な料理がされていて、お皿選びや盛り付けにセンスがあって、店員さんの接客や雰囲気が良くてお値段以上の感動を与えてくれる、そんなお店。

だって大切な貴女をお連れするお店ですからね、僕の好きを全部詰め込みたい!
聞こえてます?そういうのいらない?はい、そうですか…

そんな全てを満たしてくれるお店なんてあるの?あるんです!そう、それが今からご紹介する『輪久』。語り出すと長くなるから、とにかくランチの様子をご覧ください。

▲ランチの三段重、税込3,000円。この美しさ、テンション上がらないわけがない、圧巻です…

お分かりいただけたでしょうか?これで税込3,000円ですよ!?
お得感だけの問題じゃない、素材選び、味付け、盛り付けのセンス、どれも一級品。

▲ご覧ください、この内容。もうため息しか出ない…
▲小鉢「冬瓜と玉蜀黍(とうもろこし)の冷製すり流し、じゅんさい」。甘みの強い玉蜀黍を喉ごしよくすり流しにして、じゅんさい、冬瓜との食感が涼しく清らか。(しかも「玉蜀黍」をすんなり漢字で読めるところでポイント稼げる。)
▲一の重、タコなんて舌の上で溶けるぐらい柔らかい。凄まじい手間をかけてることがわかります
▲二の重「鮎の唐揚げ」。鮎のほのかな苦み、酸味の効いたお汁、薬味のハーモニーが美しい
▲三の重「スズキの刺身」。適度な食感、上品な旨み。新鮮なスズキを使ってます

なんなのこれ?ランチのクオリティじゃないよ。
夜の懐石なら桁が一つ増えてもおかしくないよ。

だけど上品な和食って男子には物足りなかったりするじゃないですか?心配ご無用。『輪久』ではご飯を2種類から選べます。しかもおかわり自由で両方食べるのもあり。

▲「玉蜀黍の炊き込みご飯」。とうもろこしの優しい甘みが存分に味わえます
▲「薬味味噌ご飯」。見ての通り、無限にご飯が食べられちゃうやつです
▲デザート「マンゴーのようかん」。マンゴーの甘みをスッキリ爽やかに仕上げてあります

ランチなのに満足度が高すぎる。もちろん夜は更に丁寧な料理を出してくれて、更なる満足の世界が待っています。

まだ若い大将のみずみずしい感性はセンス良く、まだまだ伸び代感じちゃう。
美人女将の輝く笑顔や気配りにすごく居心地いい。
食べログ百名店にも選ばれていますが、すぐに予約困難店になってしまうだろうから、今のうちに行っておくことおすすめします。

名古屋を代表するシチリア料理の銘店『シクラメンテ』

先ほど『輪久』を非常に高いテンションでご紹介しましたが、目と鼻の先に『シクラメンテ』がある上前津、やはりすごいエリア。
名古屋を代表するシチリア料理の銘店です。シチリア料理の特徴って?グーグルで調べましたがよくわかりませんでした…。とにかくシチリア地方の郷土料理をベースにしたイタリアン。難しいことは抜きにして、テンション高く紹介していきましょう!

▲外観からして南欧の風が吹いている気がしてきます
 

基本的にメニューはコースのみ。ランチは3,300円からあるようですが、今回は贅沢して11,000円のコースを頼みました。

▲「クエのカルパッチョ」。いきなり高級魚クエの登場にテンション上がります。適度に硬い食感に噛めば噛むほど旨みが口の中で広がる。たまらない…
▲「生ウニを使った冷製パスタ」ウニの甘みとクリーム、喉ごしの良いパスタが口の中でハーモニー。とろけます…
▲「鳥取県産スズキのソテー」。皮をパリッと焼き上げたソテー、スズキの美味しさにやられます
▲「鳥取県産ズワイガニのティエッラ」。ティエッラって初めて聞く単語です。炊き込みご飯みたいなものなんですって。サフランの香りとズワイガニの旨み、ソースが絶品でございます
▲「黒豚のファゴッティーニ」。またきました、知らない単語「ファゴッティーニ」。パスタに詰め物をしたものなんですって。餃子みたいなイメージ。ベースになるクリームと黒豚の肉汁が絡み合いパスタのモチモチ感とも合わさって、そりゃあもう…おいちぃ♡
▲「因幡のじろう鹿のグリル」。「じろう鹿」というのはじろうさんという伝説の猟師がとった鹿なんですって。ジビエは猟師の腕で大きく味が変わるらしい。聞きかじりですけどね。野菜が多いのも嬉しい

最初から最後まで寸分の隙なく美味しい。料理の腕はもちろん、食材への強いこだわりも感じます。

「こんな贅沢していいの?」「もちろんだよ、今日は君と僕の記念日だからね♡」ってデュフフ、デュフフ… 

先日読者の方から質問をいただきました。「妄想おじさん、哀しくなりませんか?」って。なりませんよ、もう慣れましたから。。。

僕はお酒飲めないのですが、ワイン好きからの情報では最高のシチリアワインも楽しめるそうです。美味しい料理と美味しいワインのマリアージュ。記念日デートに最高です!

たまにはインスタ映えに走るのも大いにアリ!『カフェ・トゥーランド』

大須赤門の向かい、ビルの6階にオシャレカフェがあるとの情報。カフェ好きとしては行ってみるしかない!

▲三軒茶屋とかにありそうな雰囲気、オシャレ
▲めちゃくちゃゆったりした席の配置。これは贅沢な空間

こういうラフなリノベーションをセンス良くまとめるのって実は難易度高い。こーいうオシャレな空間、そんなに多くないから貴重です。

▲一番人気「焦がしマシュマロのスモアパッフル」。見てください、このインスタ映え抜群のスイーツを。想像してください、それをおじさんが食べてる様子を…
▲「パッフル」というのはパンケーキとワッフルを合わせたNY発祥のスイーツなんですって。NY発祥、ってそれだけでオシャレ。

パンケーキとワッフルでパッフル。バターが効いてサクサク、モチモチ。美味しい!焦がしマシュマロと合わせると、あま〜い。甘すぎて食べきれませんでした…

場違い感が尋常じゃなかったけど、そんなことで動じてデラデザインのライターがやれますかっ!! 
でも一人はやっぱり辛いから、次行くとしたら女子に付いて来てもらいたい…デュフ、デュ(銃声)

まとめ:大人の町「上前津」は大人の魅力に溢れた銘店揃い

上前津のお店を取材に行って気づいたこと、どのお店も客層が大人!わたくし(43歳)が若手、場合によっては最年少というケースも。

今回は全てのお店をお昼に行きましたが、昼からワインを片手にお喋りを楽しむマダムをたくさん目にしました。そんな大人の楽しみ方にぴったりの銘店が揃っている、というのが上前津という町の印象です。

みなさんご存知と思いますが、テンションの高さでおすすめ度合いがわかる、それがはこなトラン。最高テンションでご紹介した『輪久』と『シクラメンテ』が目と鼻の先に揃っている、グルメレベルのとても高い町でもあります。

歩ける距離に「大須」もあり、「矢場町」もある。グルメだけでなく買い物にも通勤にも便利。しかもガヤガヤとせず大人の落ち着きも感じさせる。上前津に住むなら下戸なのにワインセラー買おうと思いますwww

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はこ
1980年愛知県生まれ。あまなっとう兄貴と同様グルメバカだけど、女子受け重視なのは内緒。スイーツも得意。ラーメンとガッツリ系はほとんど取り上げないかも。だって女子受け悪いからね!「美味しい」「また食べたい」ぐらいの限られたボキャブラリーで勝負していきます。