名古屋子育て情報局dD版

名古屋子育て情報局dD版【昭和区瑞穂区桜山】の気になる「育児・教育環境」総まとめ―徹底分析!御器所小・松栄小・汐路小学校区

今回は地下鉄桜通線「桜山」駅周辺のエリアを調査しました。
「桜山」駅周辺は人気学区に囲まれたエリアですが、実際の生活&教育環境はどうなの?というところを深掘りしていきます。

では、さっそくみていきましょう!

学区について

「桜山」駅周辺は駅北部が昭和区、駅南部が瑞穂区と2つの区にまたがるエリア。
駅北部に昭和区桜山中学区の御器所小&松栄小、駅南部には瑞穂区汐路中学区の汐路小があります。
どの小学校も人気学区に挙げられる事が多い学区で、子育て世帯が名古屋で家探しをする場合には高確率で候補に入るエリアです。

学区の位置関係

冒頭でも触れた通り、「桜山」駅周辺は昭和区と瑞穂区に跨っており、以下の3学区が隣接しています。

  • 昭和区/御器所小(→桜山中)
  • 昭和区/松栄小(→桜山中)
  • 瑞穂区/汐路小(→汐路中)
▲「桜山」駅はちょうど学区の境界あたりに位置しているため、駅チカ物件を検討する際は意識したほうが良い

上記マップの通り、「桜山」駅は上記3学区の境目付近に位置していますが、進学する中学校が異なるため家探しの際は少し意識した方が良いかもしれません。
なお、汐路中は駅南東にある陽明小の児童も進学対象になっていますが、「桜山」駅からは距離がありますね。

通学に関しては、駅からの距離と徒歩所要時間を見ると以下のようになっています。

  • 御器所小:約1.1km/所要時間約16分
  • 松栄小:約1.1km/所要時間約16分
  • 桜山中:約0.6km/所要時間約10分
  • 汐路小:約1.0km/所要時間約12分
  • 汐路中:約1.2km/所要時間約15分
    ※NAVITIME調べ

桜山中以外は全て1km超という事で、それなりに通学時間がかかる立地と言えます。

【昭和区瑞穂区桜山】各学校の基本データ

では、各小学校・中学校の基本的な統計データをご紹介します。
中学校に進学した際の他の小学校との生徒比率も気になると思いますので、各中学校学区の全学校のデータをご紹介します。

小学校の生徒数、学級数

小学校の生徒数、学級数のデータは以下の通りです。

出典:2022年名古屋市教育調査統計より作成

上記の通り、全ての小学校が中規模以上の学校となっており、小規模校特有の悩み(クラス替えが無い等)は無いと思われます。
また、4校共通して高学年よりも低学年の方が人数が多くなっています。
元々人気学区ではありましたが、近年もその人気を維持し、さらに人気が上昇していることがわかりますね。

各中学校の生徒バランスも良好で、小学校の児童数データからは”クラス内に極端に知り合いが少ない”という環境ではなさそう。

一方で、確実なデータが無いため参考程度と捉えていただきたいのですが、陽明小は名古屋市でも有数の”中学受験率の高い小学校”と言われています。そのため、汐路中は汐路小出身者の比率が高い可能性はあります。
(これは、下の「私立中学進学率」のデータからもある程度は読み取れますが、小学校別のデータはないので…)

私立中学進学率

これは、「2021年の公立小の6年生の人数」と「2022年の公立中の1年生の人数」を比較して作成しました。
もちろん、転勤等による引っ越しがあり、私立中学進学を理由としない人数の出入りはあるため多少の誤差は生じますが、大きく外れた数字ではないと思います。
※ただし、1位の白山中のように「そもそも人数が少ない学区で誤差が大きい」というケースもあるため、そのあたりは注意が必要

今回対象としている学区の私立中進学率は以下の以下の通り。

▲両学区とも中学受験率は上位で、特に汐路中学区は高い

出典:2021年および2022年名古屋市教育調査統計より作成

汐路中は26.7%で6位、桜山中は13.9%で29位です。
ただ、名古屋市全体の数字を出すと約11%なので、桜山中は上位ではあるものの、そこまで比率は高くないという結果になります。

また、前述の通り、各小学校別のデータは無いため何とも言えませんが、”陽明小は中学受験率が相当高い”という話が本当だとすると、汐路小の中学受験率はあまり高くない可能性はあります。

中学校

桜山中、汐路中の学級数、生徒数は以下の通りです。

桜山中、汐路中ともに適正な規模を維持していますね。
学級数も4以上あるためクラス替え等による環境変化もあり、心配する要素はなさそうです。

各学校のホームページ

各学校の公式ホームページは以下の通り。

桜山中ホームページ  →こちら
御器所小ホームページ →こちら
松栄小ホームページ →こちら
===
汐路中ホームページ →こちら
汐路小ホームページ →こちら

各小中学校のホームページはレトロ感満載だったり個性あふれるページになっていますが、”学校だより”など、必要な情報は更新されているようです。
また、桜山中、汐路中のホームページには活動している部活の情報も掲載されており、それぞれ以下のような感じでした。

【桜山中】
・軟式野球部
・ソフトテニス部(男女)
・バスケットボール部(男女)
・バレーボール部(女子)
・ハンドボール部(男子)
・コーラス部
・茶道部
・美術部
・英語部

【汐路中】
・ソフトテニス部(女子)
・ハンドボール部(男女)
・バスケットボール部(男女)
・バレーボール部(男子)
・陸上競技部(男女)
・弦楽合奏部(男女)
・吹奏楽部(男女)
・日本文化部(男女)

中学校は両校ともにそれなりの規模があるため、部活の種類が少ない、という状況ではありません。
一方で、サッカー部がないなど、子どもの希望する活動ができないケースもあるかもしれません。事前に調査はしておいた方が良さそうですね。

なお、汐路中は過去の実績・表彰が分かるように過去ログが残されているのが好印象。
「陸上競技部の表彰が多いな」など、実情が見えてくる内容でした。

通勤と通学について

編集部の方には「手間がかかるし、このコンテンツは省略しても良いですよ?」と言っていただいたのですが…
今回のエリアは人気学区に囲まれたところ。
ということで、今回も通勤と通学時間について調査しました!

総じて非常に優秀な結果となり、「桜山」駅の交通利便性の高さが顕著に出ていると思います。

通勤時間

「桜山」駅から以下の6駅までの所要時間をNAVITIMEで調べました。

  • 名古屋駅
  • 伏見駅
  • 栄駅
  • 久屋大通駅
  • 丸の内駅
  • 金山駅

なお、検索条件は
“2023年6月10日(水)の朝8時に該当駅に到着する”
という内容で統一しています。

また、グラフは左から乗車順に並べています。
例えば、「伏見」駅なら、
桜通線に2分乗車→桜通線から鶴舞線の乗換に4分→鶴舞線に11分乗車→伏見駅着
という感じです。

▲主要駅に30分以内に到着できるのはすごい!

上記の通り、全ての主要駅へ30分以内に到着。通勤を考えると非常に恵まれた立地であることがわかりました。
「桜山」駅自体が都心に比較的近く、桜通線の乗換駅(「御器所」駅等)も回り道をせずに到達できるというのが大きいと思います。

通学時間

通学時間は主要中高一貫私立校と、公立高校の市内上位8校(尾張1群・2群のA/Bグループそれぞれ2校)を調べました。
なお、中高一貫私立校には遠方の学校もあるため、グラフを分けています。

中高一貫私立校

まず、市内にある比較的近い中高一貫私立校の結果です。

▲30分超となるのは2校しかない

上記の通り、最長でも36分、ほとんどのケースでは20分以内に到着という結果となり、私立中への通学利便性も非常に高いことがわかります。
「桜山」駅はどこに行くにも程よい距離であり、通学時間も短くなっていますね。

なお、殆どのケースは一般的なルートを採用していると思います。
ただ、東海に関しては、今回の検索結果では「車道駅から歩く」というルートになっています。時間帯や条件を変えると「千種」駅から徒歩のルートも出てくるでしょう。

中高一貫私立校・遠方

若干距離がある、滝と春日丘の結果は以下の通りです。
なお、滝は「江南」駅からバス、春日丘は「神領」駅からバス、という想定です。

▲遠方の学校でも1時間はかからない

やはり物理的な距離がある分、時間がかかっていますが、それでも1時間はかからない、という点は非常に魅力的です。
これは、滝の場合は「御器所」駅が近いこと、春日丘の場合は「千種」駅までかかる時間が少ないことが影響しています。
滝に行く場合、「御器所」駅まで自転車を利用すればさらに短縮できるかもしれません。

公立高校

公立高校8校の結果は以下の通りとなりました。
なお、旭丘高校は「今池」駅からバスの想定です。

▲上位公立高校へも行きやすい

公立高校の場合はエリア内にある向陽高校、瑞陵高校へのアクセスの良さが目立ちますが、それ以外も名東高校以外はほぼ30分以内に到着できるなど、非常に優秀な結果に。
特に明和高校は中高一貫化で人気が上昇する可能性があるため、30分以内に到着できるのは嬉しいポイントですね。

周辺環境について

ここからは、「桜山」駅周辺の住環境について見て行きましょう。

子育て視点でのポイントを下記にまとめました。

  • 公園はあまり恵まれておらず、小規模のものが中心
  • 幼稚園は駅周辺に複数あり、徒歩通園・バス通園など選択肢が豊富
  • 公文式は駅周辺に複数あるの選択肢が豊富
  • 中学受験塾、高校受験塾も隣駅の「御器所」駅がメッカのような場所になっているため充実している
  • スーパー・コンビニ・ドラッグストアなど生活に必要なお店は選り好みしなければ駅周辺に揃っており、人気学区としては珍しく車がなくても生活が成り立つ環境
  • 小児科は充実しており、休日診療所や大学病院があるなど医療面では良い環境

では、具体的に見ていきましょう。

名古屋市博物館

やはり「桜山」駅の教育環境を語るうえで外せないのは『名古屋市博物館』です。

建物自体も大きいうえ、日本庭園も併設されていることから敷地も広く、存在感がありますね。

▲博物館は存在感がある

内部は常設展と企画展の2種類があります。
企画展は色々な内容を扱いますが、常設展は「尾張の歴史」ということで、小中学校で習う日本史を尾張の視点から様々な展示物とともに見ていく、という内容になっています。
常設展の内部はほとんどの展示が写真撮影可能。
ただし、”Web掲載NG”という事で内部の様子をご紹介できないのが残念です…

▲名古屋の歴史じゃなくて”尾張”の歴史です

教育施設として

「教育」という視点でみると、常設展は
「学校で習う歴史を自身の住む土地と結びつけてくれる」
という学習ができ、歴史を身近に感じさせる効果があるのではないかと思います。

対応する歴史範囲も、古くは縄文時代の縄文人骨(熱田区出土)から昭和前期の名古屋市の町内会回覧板といった比較的最近のものまで幅広い展示がありました。

尾張地方の歴史を言うと、まず話題に上がるのは織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑。ですが、この常設展はそこまで三英傑推しではなく、平等に各時代における尾張地方の資料を紹介しています。良くも悪くも愚直に歴史を紹介しています。
(もちろん、信長の朱印状など、三英傑関連の展示もあります)

また、貴重な資料は複製の展示も多いのですが、世界一大きな金貨である”天正大判”など、現物の展示もあり、なかなか興味深い内容でした。

▲世界一の金貨の実物が展示してある

引用元:名古屋市博物館公式HPより

常設展のみの感想になりますが、基本的には「小学校高学年以降」が基本的なターゲットになりそうな展示内容。
特に中学受験を考えている場合、小5以降ならば日本史をある程度勉強しているため、その内容が身近に感じられるのは良い体験になると思います。

常設展は入館料金も安く、一般300円、大学生・高校生200円、中学生以下は無料。
気軽に利用しやすいのもポイントですね。

公式HPはコチラです。

2023年10月から大規模改修の予定

なお、名古屋市博物館は大規模改修の計画があり、2023年10月から約3年間休館する予定です。
大規模改修後どのような展示内容になるか分かりませんが、休館期間の長さから”大化け”する可能性もあるため期待したいところです。

現在の展示内容が見られるのも残り数ヶ月。
興味がある方は休館前に足を運んでみると良いと思います。

公園:小規模なものが中心

広さに余裕がない、というのもあると思うのですが、基本的に公園は小規模なものが中心。

今回は以下の10箇所の公園を回りましたが、「大きい公園」と言えるものはありませんでした。

▲規模の大きな公園は無いが、各学区に2つ以上は公園がある

一方で、公園の数自体は少ないわけではなく、各学区2つ以上の公園があります。
概ね駅周辺1km前後の範囲にに一定規模以上の公園が10個あるため、その点は魅力だと思います。

現地確認した公園の様子は記事最下部に掲載していますので、是非チェックしてみてくださいね。

保育環境:幼稚園は駅近くに多数ある

「桜山」駅周辺は、幼稚園、こども園、インターナショナルプリスクールがそれぞれ2km圏内に少なくとも1園以上あります。

特に幼稚園は1km圏内に4園もあり、徒歩通園の選択肢は豊富。
2km圏内まで広げるとさらに5園以上あため、バス通園も考慮に入れるとかなりの選択肢がありますね。

こども園も2km圏内に3園あり、こども園が多くはない名古屋市においては恵まれている環境と言えます。
インターナショナルスプリスクールも2km圏内に2件確認できました。

▲幼稚園環境は相当恵まれた環境である

私立幼稚園

今回ピックアップした幼稚園は12園ありますが、3園(みずほが丘幼稚園、白竜幼稚園、南山幼稚園)を除きバス通園があるようです。
(もちろん、ルートによっては通うことが難しい場合もあります)

逆にみずほが丘幼稚園や白竜幼稚園などは”分団登園”という集団登園をしているようで、園バスとは違った良い経験・学習になりそうです。

冒頭でも触れましたが、やはり駅1km圏内に4園もあるのは魅力的ですね。

各園のホームページは以下からどうぞ。

こども園

名古屋市は、こども園の数が充実しているとは言えませんが、「桜山」駅周辺2km前後のエリアに複数のこども園があります。
少し距離があるため通園には若干手間がかかりますが、すずらん幼児園、昭和保育園などは園バスもあるようなので、園バス運行圏内であれば検討しやすい環境。

共働き世帯が増えてきている昨今「園バスも運行しているこども園が複数ある」という環境はかなり嬉しいポイントではないでしょうか。

各園のホームページは以下からどうぞ。

インターナショナルプリスクール

インターナショナルプリスクールは若干距離がありますが、「桜山」駅の南西と北東に2つあります。

  • インターナショナルキッズアカデミー→コチラ
  • 名古屋にこにこインターナショナルスクール→コチラ

基本的に送迎は自力で行う必要があります。
通園のハードルは高いものの、それでも複数の選択肢があるのは良いですね。

保育園

保育園に関しては、昭和区は専用のHPが用意されており、一覧から確認することが可能です。
瑞穂区も区のHPに一覧が掲載されています。

どちらも充分な数があり、困ることは無いと思います。

学習環境:隣駅も含めると恵まれている

続いて、「桜山」駅周辺の学習環境についてご紹介します。

「桜山」駅周辺には大手塾が少ないのですが、隣の「御器所」駅は非常に充実した教育環境が整っており、選択肢が豊富です。

公文式

早期教育でよく名前が挙がる公文式。
「桜山」駅周辺は公文式の教室が豊富で、1km圏内に6教室あり、2km圏内まで広げると18教室があります。

学区別に見ても各学区に2つ以上の教室はあるため、通うのに困ることはなさそうです。

▲公文の教室は沢山ある

中学受験塾

中学受験を考えた場合、東海地区では一般的に大手4塾(日能研/名進研/浜学園/馬渕教室)のどこかに通うケースがほとんどです。

「桜山」駅周辺にはこの4塾はありませんが、隣駅の「御器所」駅には日能研、浜学園、名進研に加え、国立中受験で定評のある「マイシフト」もあるなど選択肢が豊富。

特にマイシフトは2025年に開校予定の”公立中高一貫校”の受検対応もいち早く表明しており、近所にこの塾があるというのはアドバンテージが高いかもしれません。
また、御器所校があるためあえて選択するケースは少ないかもしれませんが、3駅先の新瑞橋駅にも日能研と名進研がありますね。

▲大手塾が隣駅にあり、マイシフトもあるのが嬉しい

大手中学受験塾は基本的にあまり教室数が多くありません。そのため、周辺駅にこれだけ揃っているのは恵まれた環境であると言えます。

高校受験

「桜山」駅周辺の大手高校受験塾の状況は以下の通り。

▲高校受験塾も豊富にある

中学受験塾とは異なり、数は少ないながらも「桜山」駅周辺にいくつか大手塾の教室があります。
さらに、隣駅の「御器所」駅周辺まで含めると、大手塾のほとんどが揃っている状況。
十分に恵まれた環境だと言えるのではないでしょうか。

2023年の旭丘高校合格実績トップ3である、佐鳴予備校、河合塾wings、サンライズが1km圏+隣駅の範囲に揃っているのは嬉しいポイントですね。

生活必需施設:車がなくても何とかなる人気学区では希少な環境

「桜山」駅周辺の生活環境は
車がなくても何とかなる人気学区では希少な環境
という印象です。

駅前にコンビニ、スーパー、ドラッグストアの3つが揃っており、さらに小児科や名古屋市立大学病院まであるため、選り好みしなければ、駅からの徒歩圏内で生活が成り立つ可能性が高い環境。

名古屋の人気学区はいわゆる「閑静な住宅街」が多く、車利用が前提の生活環境になっている事が多いのですが、このエリアはそうではない希少な環境であると言えます。

また、1km圏内に区役所もあるのが地味ながら嬉しいポイント。
残念ながら名古屋市は住民票の写しや印鑑証明書の取得には役所に行く必要があるため、役所が近いのはいざという時に便利です。

それでは、1つずつ見ていきましょう。

スーパー・コンビニ

駅周辺にコンビニが複数あるうえ、スーパーも駅近くにあるのは嬉しいポイント。
さらに範囲を広げると1km圏周辺に複数のスーパーがあり、お値打ちラインのマックスバリュから高級路線のサポーレ・成城石井など選択肢が豊富です。

▲スーパーもコンビニも選択肢が多い

学区単位で見ても駅周辺3学区にはコンビニが5店以上あり、スーパーも1つ以上ある恵まれた環境です。

ちなみに、子育て情報局の企画で作成した学区別コンビニ数/密度ランキング(名古屋市全260学区のランキング)を見ると、以下のような結果となっています。

  • 御器所小学区:コンビニ数→16位/コンビニ密度→23位
  • 松栄小学区:コンビニ数→27位/コンビニ密度→26位
  • 汐路小学区:コンビニ数→35位/コンビニ密度→71位

概ね上位1/4前後には入っている環境なので、データの上でも恵まれた環境と言えると思います。

ドラッグストア

ドラッグストアは駅前に「スギ薬局」があり、1km圏内まで広げると駅前店舗含めて6件も選択肢があります。

▲駅前にドラッグストアがあるのが嬉しい

学区別に見ても各学区に1つ以上は店舗があり、学校の近くにも店舗があります。
駅近くではなく、学校周辺に住んだとしても便利ですね。

小児科

小児科は「桜山」駅から1km圏内には16件、2kmまで広げると合計35件もあり、非常に充実しています。
さらに、駅至近にある病院は「名古屋市立大学病院」。不測の事態にも対応が可能というのも嬉しいポイント。

▲小児科もマップ作成を投げ出したくなるほどある

また、スペースがないためマップには書いていませんが、2km圏内には昭和区の休日診療所もあります。
ここまで揃っていれば、病院に困ることはほとんど無いでしょう。

まとめ

以上、「桜山」駅周辺の状況とその魅力についてご紹介してきました。

  • 公共交通機関の利便性は非常に高く、通勤・通学を考えると非常に恵まれた環境
  • 駅近隣の小中学校はどれも人気の学区で、規模も適正で魅力的
  • 大規模な公園が無いことが数少ないデメリット
  • 幼稚園・小児科などは駅周辺に多数の選択肢があり子育て環境としては理想的
  • 公文式や学習塾は隣駅の「御器所」駅まで視野に入れると非常に多くの選択肢がある
  • 日用品の買い物等は選り好みしなければ駅周辺で済ませられる
  • 車がなくても生活が成り立つ、人気学区にしては珍しい環境

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【参考】各公園の様子

以下の駅周辺1km前後にある公園の様子をご紹介します。

天神町公園

小規模な公園ですが、三方がフェンスに囲まれていている。
残る一方も腰ぐらいの高さまで柵があって安心感がある。
遊具は滑り台と鉄棒のみですが、逆に広場はその分少し余裕があるため、自転車の練習はできそう。

台町ふれあい公園

比較的交通量の多い通りに面した公園で規模は小さめ。
三方がフェンスに囲まれているが、残りの一方にフェンスは無いため若干の不安は残る。
遊具は少ないながら、ブランコと複合型遊具があるため低年齢層なら楽しめそう。

特徴的な(?)オブジェと屋外で遊ぶおもちゃを収納するボックスがあったのが印象的。

御器所公園

かなり小規模な三角公園。車通りは少ないものの、飛び出し配慮は弱い。
しかし、スペースが狭い割に遊具が多く、そもそもボール遊びは厳しい。
遊具は充実していて、ブランコが2つと複合遊具、鉄棒がある。

村雲公園

村雲小学校横にある公園で、中規模。
ブランコが2つと複合遊具、鉄棒があるため小学生が遊ぶには充分。
飛び出し配慮は弱め。

竹田公園

住宅地の真ん中にある小規模な公園。
小規模ではあるものの、遊具は充実している。
2方向はフェンスがある一方で、残る2方向の飛び出し配慮は弱め。
ただ、そもそも面している道路が狭く、車通りは少ない。

船原公園

小規模ながら遊具ゾーンと広場ゾーンに分かれた公園。
遊具は少ないながら複合遊具にちょっとした丘があって楽しめそう。
一方向の飛び出し配慮は少し心配だが、交通量は少なめ。

駒場公園

小規模ではあるが、かなりキレイに整備されている公園。
遊具と言えるものは少なく、マンションの公開空地のようなイメージ。
しかし、この近辺にはここぐらいしか広場はない…

東栄公園

遊具ゾーンと広場ゾーンに分かれている中規模公園。
遊具は少ないものの、広場は完全にフェンスに囲まれており、子どもが思いっきりボール遊びができるのが素晴らしい。

初日公園

サポーレ裏にある小規模な公園。
飛び出し配慮は弱めだが、そもそもスペースに余裕はないためボール遊びは難しいかも。
遊具は複合遊具とブランコと鉄棒で、低年齢層なら楽しめそう。

菊園公園

比較的新しい公園で規模は小さめ。
ただ、完全にフェンスに囲まれているため安心感はある。

【参考】町名と学区のリスト

2023年4月時点における町名と学区の関係については以下の通りです。
(名古屋市ホームページ:「市立小・中学校の通学区域一覧」より)

御器所小学区(昭和区)

阿由知通3丁目(※1)/阿由知通4~5丁目(※2)/池端町/永金町/恵方町1~2丁目/紅梅町1~2丁目/御器所三丁目(※3)/御器所四丁目(※3)/御器所通1~2丁目/桜山町(※2)/滝子通4丁目/台町1~2丁目/天神町1~2丁目/出口町/東畑町/広池町/広見町/松風町1~2丁目/丸屋町/明月町1~2丁目/若柳町1~2丁目

※1:御器所小/松栄小/吹上小学区が混在
※2:御器所小/松栄小学区が混在
※3:御器所小/村雲小学区が混在

松栄小学区(昭和区)

阿由知通3丁目(※1)/阿由知通4~5丁目(※2)/荒田町/石仏町/恵方町3丁目/菊園町/紅梅町3丁目/小桜町3丁目/御器所通3丁目/桜山町(※2)/塩付通2丁目(※4)/塩付通3~7丁目/下構町/台町3丁目/檀溪通3~4丁目/檀溪通5丁目(※5)/鶴羽町3丁目/天神町3丁目/陶生町/戸田町/長池町/長戸町/広路通1丁目/広路本町1~3丁目/藤成通/松風町3丁目/緑町3丁目/南分町1~3丁目/南分町4~6丁目(※4)/明月町3丁目/大和町/若柳町3丁目

※1:松栄小/御器所小/吹上小学区が混在
※2:松栄小/御器所小学区が混在
※4:松栄小/広路小学区が混在
※5:松栄小/八事小学区が混在

汐路小学区(瑞穂区)

石川町/御莨町/大殿町/川澄町/駒場町/桜見町/佐渡町/汐路町1~3丁目/松月町/洲雲町/高田町/田辺通1~2丁目(※6)/檀渓通(※6)/東栄町/中山町/初日町/瑞穂町字川澄/瑞穂町字高田/瑞穂通1~2丁目/村上町

※6:汐路小/陽明小学区が混在

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名古屋子育て情報局
1984年生まれ。企画職や事業コンサルを経て、数年前に名古屋に戻ってきた2児の父。名古屋では学区や受験などを含めた「子育て情報」があまりオープンになっていない事に気づき、名古屋の子育て情報をまとめ始める。実は良好な名古屋の子育て環境の魅力を伝えられるよう尽力中。