銘店探訪!あまなトラン

銘店探訪!あまなトラン【千種区本山】ハイレベルスイーツの応酬にあまなっとうの血糖値もハイレベルに

あまなっとうの”本当の”思い出の地「本山」

初連載の川名編で、あまなっとうは新社会人として名古屋に赴任し、その独身寮が川名にあったと書いた。

でも実はその独身寮は3ヶ月ほどで閉鎖売却の運びとなり、本山駅近くのマンションに早々に引越すことになった。(その割に「川名に運命感じる…」とか偉そうに書いてたなこいつ)

▲四谷通りの坂道。名前の通り四方が坂に囲まれ、適度に栄え適度に閑静な住みやすい街が本山

それからは会社帰りにふらっと寄る飲食店も本山、週末モーニングやお茶をするのも本山、ヴィレッジヴァンガードで得体の知れない雑貨を買うのも本山、と転勤までの3年間本山ライフを満喫させてもらった。

今回20年ぶりにかつてよく行っていた洋食店も訪問。懐かしい…

▲ 20年ぶり訪問!「ふらいぱん」のオムライス。当時会社帰りによく立ち寄った。ケチャップ多すぎだろ!な点も当時のまま笑

 

カフェ、スイーツの聖地「本山」

編集長に「今回は本山」と言われた時から、45才おじさんのあまなっとうは「本山といえばスイーツしかない!」と鼻息荒く血圧も急上昇していた。(Twitterご覧のかたはあまなっとうがおじさんのくせにスイーツバカなのはご存知ですよね…)

カフェやスイーツ店の数だけなら名駅や栄が多い。でも質の高さでいうとあまなっとうは本山こそ名古屋No.1ではないかと睨んでいる。(次点で覚王山や泉•高岳かな…)

今も住まいが本山から近いので、仕事の合間にカフェで一服したり、大切な顧客への手土産によく本山のスイーツ店を使わせてもらっている。

よし!今回は45才おじさん一人で本山厳選スイーツを全制覇してやる!と固く胸に誓うのであった。(それが苦難の道になることを当時のあまなっとうは知るよしもない…)

硬めプリンといえば『西原珈琲店 本山本店』

20年前から通う思い出のお店。当時より経年の渋みが増し、お店の雰囲気はより魅力的に。

▲ 渋い!渋すぎる!まさしく王道、まさしくクラシックな喫茶店の佇まい。

最近流行りのレトロ喫茶店の硬めプリン。

「西原珈琲店」のプリンは焼きすぎて端っこがカステラ?卵焼き?になっているくらいに硬い個性派プリンなのだ。甘さはグッと控えめで、バニラアイスと一緒に食べると丁度いい甘みになる計算され尽くした仕上がり。コーヒーの味も抜群。

コーヒーの香ばしい苦みと、プリンの優しい甘みのマリアージュ。(相変わらずマリアージュの意味はよく分からず使っています)

渋いインテリア、上質な器、全てが織りなすまさしく至福の時間。

▲ 名物の西原プリン。見た目も独特、ボリュームもあるけど甘さ控えめで軽くいける。ロイヤルコペンハーゲンの器も贅沢な時間を演出してくれる。

小麦粉アレルギーの味方、グルテンフリースイーツ『Lilac』

最近はアレルギー対応とかグルテンフリーのスイーツも増えたけど、健康が第一で味は二の次でがっかりすることが多いもの。

でも「ライラック」は違います。
ちゃんと美味しい。めちゃくちゃ美味しい。
かえって小麦粉使用のケーキより軽快で後味さっぱりで美味しいかも…

米粉、タピオカ粉など8種類の粉を使った生地。もちろんショートニングなども不使用。
ケーキを頬張るたびに罪悪感を感じるあなた、超おすすめです!

▲ 名物チーズタルトは濃厚まろやか。タルト生地は言われないと小麦粉不使用とは絶対に分からない。
▲ ショートケーキはスポンジが驚くほど軽い!もしかしてゼロカロリー?(言い過ぎ)

名古屋の名店タッグ『McQun Chai × Le Plaisir du pain』

まずお店の名前が読めない笑。(「マックンチャイ タイムズ ルプレジールデュパン」と読みます)
一社のミルクティー専門店「マックンチャイ」と八事日赤(最近東山公園から移転)のパンとスイーツの名店「プレジールデュパン」のコラボ店。

それぞれのお店から厳選したお茶、ケーキ、パンを取り揃え。ミニマルおしゃれな店内で一度に二度美味しい贅沢な時間が過ごせる。

▲ シンプルでおしゃれな店内。プレジールデュパンの美味しいパンも揃えてます。
▲ プレジール名物の「フラン」はリニューアルされ、よりプリンらしい滑らか感。マックンチャイのミルクティーは専用の容器が可愛らしい。

怒涛のスイーツ責めに少しズルしました『バーガー生活のすすめ』

すいません。心に固く誓ったはずなんですがスイーツが続くとさすがにしんどい…しょっぱいものが食べたい!

ということで、本山ハンバーガーの名店「バーガー生活のすすめ」へ寄り道。
ジューシーなパテはもちろん、周りがサクッとした香ばし大きめバンズがとにかく美味しい!スイーツも扱うカフェ風のお店だからおそらくズルはしていないはず…?

これでお口もリフレッシュ!残りは3軒…

あまなっとうよ、走り切れるのかい?切れないのかい?どっちなんだい⁉︎(なぜ金山きんに君?)

▲ 本覚ダブルチーズバーガー。本山と覚王山の間にお店があるので本覚。2種類のチーズがパテの上にも下にもたっぷり
▲ アボカドバーガー。女性人気のアボカド、サクッとしたバンズとの相性は最強。

名古屋スイーツでは絶対に外せない『パティスリーグラム』

名古屋でスイーツといえば必ず出てくる超名店。
マリオットホテル出身のパティシエが作り出すケーキは非常に高度。甘みや酸味、お酒の使い方のレベルが非常に高く、バランスの良い華やかな香りがお口いっぱいに広がる…。
ちなみに今回は紹介できなかったけど、この時期は週2日しか販売しない予約制のモンブランが必食。

▲ パリブレストは生地にもクリームにもアーモンドがたっぷり。口に入れた瞬間にナッツの香りが一気に広がる…
▲ フランボワーズのムース。ほぼ果物を食べているような鮮烈さ!これはスイーツ飽きしたあまなっとうでもいくらでも食べられる。

最近のあまなっとうお気に入り『Patisserie Girouette Cafe』

ジルエットカフェは最近あまなっとうのお気に入り。
それぞれ素材の味が際立っていているのに、見事に調和しているケーキ。特にドライフルーツを贅沢に使ったパウンドケーキは完璧。少し日持ちするので、お土産にもおすすめです。あとパンも美味しい。

この店の難点(良い点?)は、お客さんがほぼ本山マダムで埋め尽くされているということ。おじさん1人でイートインするのは、あまなっとうレベルの開き直りとスケベ心を要しますよォ…ココココ(なぜouki編集長?)

▲ 可愛らしい店内。パンも非常に美味しい。タルト、カヌレなど焼き菓子も豊富
▲ スペシャリテの「グルマン」キャラメルやナッツ、ザクザク生地のバランスが秀逸
▲ タルトにのったフランス産イチジクのコンポートが旨すぎた…

名古屋No.1スイーツ店かも…『bonnieu』

「ボニュ」。あまなっとう的には、現在名古屋No.1スイーツ店でございます。
「サダハルアオキパリ」で修行したパティシエ。地の素材を使った季節感のあるケーキが特徴。焼き菓子も名古屋ではトップクラスと言える。

お値段もお高めですがそれ以上の美味しさと満足感。おしゃれカフェとして贅沢な時間が過ごせる。

この店の難点(良い点?)は、お客さんがほぼ若い名古屋女子で埋め尽くされているということ。おじさん1人でイートインするのは『ジルエットカフェ』以上の開き直りとスケベ心を要しますよォ…ココココ(なぜまたouki編集長?)

▲ おしゃれな店装。カフェとしてのレベルも名古屋屈指かも
▲ 季節の黒葡萄のタルト。葡萄そのものが上質なスイーツ。永遠に食べ続けられる爽やかさ。
▲ こちらも季節限定のモンブラン。中には栗だけではなくイチジクも!素材の活かし方よく分かっておられます。

怒涛の本山スイーツに打ちのめされたあまなっとう

超ハイレベル本山スイーツの世界をおわかりいただけただろうか…
どのお店に行っても間違いなく喜んでもらえるはず。

でも毎日連続の計6店舗はアカン。(しかも一店で大体2つ食ってるし笑)
さすがに美味しくても箸(フォーク?)が止まるし、明らかに体が重く、体調が悪い方に向かっていくのがよく分かります。(人間ドック行くべきかも…)

前回の大須食い倒れ編に続き、フードライターはかくも厳しいお仕事なんだ、と再確認のあまなっとう。

次回は甘辛のメリハリをつける甘辛なっとうで臨みたいと心に誓うのであった。
(こんなこと言ってますが最高のスイーツたちです。ぜひお試しを‼︎)

ABOUT ME
あまなっとう
1977年大阪生まれ。Twitterにて名古屋市愛知県主体のグルメ情報『あまなトラン』を展開。A級B級問わず、年間300軒以上のお店を訪問するグルメバカ。食べログなどでは捕捉できない名店を探し当てることが趣味。モットーは「名古屋のめし 全部食うたる」。体型の維持に必死。